青高⑧「音楽WS ②」(2023年11月)

目標
○先週学んだ「リズム」を基礎に「イントネーション」の実際を加え,メロディ作りを試みる
○言葉や文章の音読、そのリズムや響きを意識して聴く素地を身につけよう。

2023年11月22日(水)3~4校時
会場:多目的室
担当:内田先生 中村先生
対象:青谷高校三年生 地域環境芸術コース18名
進行:ニ船敏朗(武中)
サポート:小菅こすー、三橋みっつん、松下まっちゃん、後藤ごってぃー

◆本日の流れの説明

1.前回のワーク「リズム」の思い出し ~〈ポーン〉〈ウーン〉〈タッ〉〈ウッ〉をつかって
全員でひとつの輪になってリズムをまわしていく
①二船さんと同じリズムで
②自分の前の人とは異なるリズムで

《ミツハシの眼》
私自身はリズムに苦手意識があるので自分の番がくると緊張してしまうが、さすが高校生、さらっとできてしまう。音楽を聴くことが生活の一部になっている世代なのか? 頭でなく、体でリズムつかんでいるんだなと思った。

2.宿題ワーク
3グループに分かれ、宿題となっていた文章をつかってのワーク(文章を用意していないときは即興で思いつくままに書いてもらう)

・自分の文章をとなりの人に渡して、実際のワークはほかの人の文章をつかってやってみる
・声に出して普通に読んでみる
・各グループで設定を変えながら読んでみる【二船さん的には、感情や思い入れを込めて】

以上3つのことを事前に決めておいたが、細かなやり方については各グループリーダーに任せ、臨機応変に進めていく。

〈設定の例〉
〇大雪の積もった野外で凍えながら
〇熱いお風呂につかりながら
〇宝くじで当たった一千万円をにぎりしめながら などなど

《ミツハシの眼》
設定を決めるのが難しかった。「いつもとちがう言い方にするにはどんな設定にすると言いやすくなるか?」という課題について、各グループから出た打開策
・やりやすいシチュエーションからやってみるといい。
・自分の考えた文章ではなく、あえてほかの人の文章をやってみるといい。

3.言葉とイントネーションについて
「おはようございます」ということばをつかってイントネーションのちがいを検証してみる。
・千葉出身みっつんの「おはようございます」
・京都出身ごってぃーの「おはよう」
・三重在住のこすーの「おはようございます」

休憩

4.音採りグラフにしてみよう
①みっつんが持ってきた「こころのやさしいおにのうちです」という一文を二船さんが音採りグラフ化してみる。
②二船さんの「王さまはどこ?」を音採りグラフ化して、オーソドックス→アレンジバージョンへと発展させ、実際にキーボードで演奏してみる。

5.自分の文章を音採りグラフ化してみよう
3グループに分かれ、各々用意した文章をグラフ化してみる。
①オーソドックスな読み方のグラフ
②ちがうバリエーションで
③グループでひとつ選んで発表し、その文章を二船さんが曲へと発展させて演奏

《ミツハシの眼》
音採りグラフにアレンジを加え、二船さんが演奏しながら歌った瞬間に全体の空気が変わった!グラフ化する作業は得手不得手の個人差が多少あったかもしれないが、全体としてはとてもたのしそうに活動しているように見えた。二船さんの演奏をたのしんでいたのがよかった。

◆リフレクションシート記入

◆最後に先生から
こうやって曲というものはできているのだなということが体感できたのでは。今日のような〈聴き方〉をすると、最近流行しているポップスなどもこれまでとは聴こえ方がちがってくるかもしれませんね。