保護者の方へ
多くの保護者の方が、このプロジェクトの考え方や意味にはご賛同いただきつつも、やはり一番気になるのは、国語や数学や英語の点数のことではないかと思います。まず、本プロジェクトは、それらのいわゆる学科の時間を減らして行なうものではありません。「じゃあ、その時間を、ドリルとか、問題集にあてた方がいいのでは」というご意見もあるかもしれません。
私たちは、知識や技術の習得を軽んじているのではありません。インプットしなければならないことは一定量(たくさん)あって、それはやらなければいけません。ただ、インプットだけでは足りないだろう、という現代的課題意識があります。それからもう一つ、こういう学びを重ねることが、知識の習得の効率を上げ、深みも与えるのだ思っています。まず第一に、学級が落ち着き、授業が良い雰囲気の中で行われるようになるからです。相互の信頼に支えられた安心感は、学びの空間と時間を支える土台です。また、創造的な体験を多くすることで、発展問題(文科省の学力学習状況調査におけるB問題のようなもの)の回答率/正答率も上がるという傾向が報告されています。
教員の方へ
学校の現場で、このプログラムを取り入れてみたいという教員の方がいらっしゃれば、基本的に全ての情報やノウハウを共有し、鳥の劇場として可能なご助力をさせていただきます。ある程度の期間じっくり取り組んでみるということを前提に、考えていただければと思います。