青高④「ゾンビおに検証」(2023年6月)

●活動目標:感じたことを言語化しよう 伝え方を工夫しよう
●学習目標:課題解決のために他の人と関わりあう必要を知る
2023年6月28日(水) 3・4校時(短縮10:45~12:15)
進行:中川・後藤・小菅・坂口

1.コスーによる演劇ゲーム(全員)  20min
4回目のWS、コミュニケーションや表現力の伸びを測るためにも、久しぶりのゲストコスーによるゲームを行う。
一つ目は、一対一でコスーと挨拶をする形をとり、調子を合わせるパターンと調子を外すパターンを行うもの。
→一対一だからこそ(他人に見られる緊張がなく)演技できる生徒もいた。俳優が行う意味づけとしてコスーによるジャッジがあった。
二つ目は、ペアになり123のカウントを10ターン互いに言い合うもの。
→得意不得意なだけではなくスムーズにいくペアは何らかのコミュニケーションを取れているのでは?とコスーからの問いかけあり。
2.省察活動「ゾンビ鬼」検証(チーム)  20min
3回目に行ったゾンビ鬼の映像視聴とリフレクションシートの内容紹介を挟み、「なぜ楽しかったのか」「どうすればもっと面白くなるか」「小学生にはできないが高校生にはできる理由」などを考えて欲しいと発信。チームに分かれて意見交換を行う。
→全員に前向きに取り組む姿勢があり全チーム板書ができていた。チーム内のスタッフの有無でコミュニケーションの活発さに差があったのは改善点。
Aチームからはゾンビが遅すぎる、タッチされたらゾンビの声を出す、(ゾンビではなく)キョンシーがいい、などユニークな意見も。Bチームはゾンビに鬼が戦える方法、鬼とゾンビの見分けをつける、など。Cチームは範囲が狭い、障害物が多い、ゾンビから人類に戻る方法、など。Dチームは逃げる方も歩いてみる、ゾンビになるのが面白かった、など。スタッフ間では、スピードが各自の采配になりがちなのでゾンビはすり足で歩くなど身体的制限をかけるのはどうかという意見も出た。

3.「ゾンビ鬼」プロモーションビデオを作ろう(チーム)   25min
「ゾンビ鬼」をテーマに、チームで作品を作るための素材を撮影することを伝える。例として、「ゾンビ鬼」のルール説明動画や証言シーン、「ゾンビ鬼」CMや再現シーンなどを挙げる。映ることが苦手な生徒の選択肢を増やすため画材も用意。
→全4チームとも映像を残すことができた。監督や演技指導ができていたりタイムキーパー役がいたりと新しい一面が見られた生徒が少なからず現れた。
Aチームはコミュニケーションが円滑で役割分担ができ、いち早く撮影場所に向かっていた。Bチームは監督然とした生徒のビジョンをチームメイトが表現できており時間が足りないほどであった。Cチームはゾンビのリアルさを追求して撮影しており、一押しのテイクが撮れたことを喜んでいた。Dチームは動き出しに時間がかかったが体育館倉庫の暗がりを利用してさっと撮影。ポスター作成まで手をつけられた唯一のチームとなった。

4.感謝リレー(全員) 10min
短縮版感謝リレーを行なう。
→具体的に感謝を述べる生徒と、数分言葉が出ない生徒がいた。そのため途中で「名前+ありがとう」のみの短縮版にし、全員が発言した。最後は先生がこの場にいない鳥劇スタッフに感謝を回し、全体の雰囲気が丸くなったように感じた。
5.リフレクションシート記入(個人)   5min
○先生所感
(生徒に対し)コスーゲームで調子をあわせるパターンが上手だった。苦手なこと、ボキャブラリー不足なものは他の教科勉強と同じで今後習得して出せていけば良い。
○全体を通して
・授業時間の確認(時間配分、機材チェックの時間の確保)
・導入部分と最後でこの場にいない人へのフォローの姿勢を示すことができ、良かった。休んだ生徒のフォローに通じるスタンスの示し方ができたのではないか。
・俳優スタッフは複数チームを担当することで、生徒の自主性自発性を伸ばすと同時にスタッフ間の情報共有や進捗状況を確認する。
・WSに内容を詰め込みすぎているのではないか。しかし相手の様子を見て柔軟に対応できるよう幾つも用意しておく必要もある。
・生徒に自分たちの成果を感じて欲しいため、どのようにそれを伝えるか。