鹿野学園9年生②「メディア表現ワークショップ」(2020年10月)
☆活動目標: 「王舎城学舎での思い出」をテーマに、アプリを使った作品をつくろう!
☆学習目標: 中学校生活を思い出しながら、様々な映像撮影や編集のおもしろさを体感しよう。
進行:望月玲奈さん(青学LCD特別研究員) コーディネーター=児玉龍太郎さん(青学LCD特別研究員)
補助者:中川・奥田(鳥劇) アドバイザー:苅宿俊文先生(青学LCD/鳥劇教育アドバイザー)
■1日目̶̶[WS]10/7(水)5,6校時13:45~15:35 @王舎城ランチルームほか
1.自己紹介&作品づくりの説明 15min
2.作品づくり(5グループ) 50min
〈休憩〉
3.発表 20min
4.リフレクションシートの記入 15min
「撮影時間50分」子どもたちは今日の授業で何をやるのかを予め聞いていてアイディアは話し合い済みなのかと思って見ていたら、そうではなかった。
出来るんですか!?50分で!?話し合い、撮影、編集、アフレコまで!?いやいや無理でしょ…と思いきや、鹿野の子は出来ちゃうんですね。恐れ入りました。
どの班も生き生きと活動し、満足そうな表情で帰ってきました。
まだ休憩していていいんだよと言われてもみんな5分前には着席。早く自分たちの作品が見たい様子。
鹿野学園の子どもたちを見ていつも感心するのは、この物事に向かう姿勢、意欲です。
誰一人、「だりー、めんどくさい、つまらない」が無い。
与えられた課題をただこなすのではなく、いかに面白くするか、見る人をびっくりさせたい、楽しませたいと、「興味」を自分たちで見つけているから「めんどくさい」と思わないんですね。
そしてとても素敵だなと思うのは、みんな思いやりがあるということ。
嫌だと感じた時に怒って離脱してしまうのが、今まで私が知っていた中学生でした。でも鹿野の子たちは、仲間のために自分の気持ちはぐっとこらえて次の瞬間には笑顔で一緒に作業している。チームメイトもちゃんとその子の気持ちを感じ取っていて、協力してくれて楽しかったと素直に言える。
こんな思いやりの精神が学校で育まれていることはとても喜ばしいことです。
鹿野学園の子どもたちは一人残らず素晴らしい大人になるんだろうなと思います。
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上質な作品=「無理がない、すごくわかりやすい、みんなが楽しくやっている」ということを全ての作品を見て感じた。その原動力を、このクラスは何か持っている。
みなさんにとっては毎日毎日それが当たり前のことだからわからないかもしれないが、外から来た人間はすごく感じる。
君たちと同じ年齢のクラスをいっぱい見ているが、このクラスは何か、みなさんが繋がり合っているものを持っているなと思う。
それって何ですか。
「幼稚園からずっと一緒なので、それぞれのことをだいたいはわかっているし、過去にもいろいろ遊んだりしているので距離も近づいている。(Hさん)」
なるほど、距離が近いなというのは感じました。特に男の子と女の子との距離がすごくバランスが取れているなと感じた。これはいろんなところで感じたんですが、これはとても貴重なことなんです。大事なものをみなさんは持っている。良いものを自分は持っているんだということを感じていただければと思います。
(アドバイザー苅宿俊文先生の言葉より)
■2日目̶̶[省察&もっとやってみる]10/8(木)2,3校時9:45~10:35、10:45~11:35 @王舎城ランチルーム
アクシデントでお待たせしてしまい、ごめんなさい、、、!
省察は、W先生からの「どうやってできたの?」という質問に、自分の言葉で具体的に答えてくれていました。
そしてM先生の「やってみよう!失敗も楽しもう!」という言葉で、今日も自分たちで撮影開始。
気持ち切り替えて、スイッチが入るとどんどんノッてくる、さすがですね。笑い声が溢れて、みんな楽しそうで、しかも作品は1日目よりも断然良いものが仕上がっていました。またしても、恐れ入りました。
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50分で出来るんだろうかと思っていたが、いろんなところでいろんなアイディアが出て、みんながどんどん動いて、去年、一昨年から比べて積極性が違うなと感心してみていた。時間を守って時間通りに動けていてそれが一番びっくりした。班の協力も抜群でした。どこの班も動けていた。
(W先生の言葉より)
2日目の作品も拝見しました!
さらにパワーアップしていて、1つ1つの作品をみて短い時間で
これだけの作品を協力してできるって素晴らしいなあと思いました。
構成力・考えたことを形にする力・こだわる力(アフレコで声だけでなく音を入れていたり…)
様々な力が備わっているんですね…
去年の9年生にも、本当に驚かされましたが、鹿野学園の9年生は本当に”トクベツ”だなあと思います。
(望月さんより)