鹿野学園8年生②「カタルタ情熱大陸」(2020年12月)
☆活動目標:人物紹介を考え、プレゼンテーションしよう
☆学習目標:他者の考えを受け入れ、それに応じた自分の考えを提示する。柔軟な思考を促す。すり合わせる力を養う。名言や格言に対する構えを取り除く。より効果的なプレゼンテーションを考える。
12月7日(月)・8(火) 2、3校時@王舎城学舎ランチルーム
ファシリテーター 齊藤 後藤、高橋 記録 筧、安田
1.「カタルタ」を使って自己紹介をしよう(15分)
7人×5グループに分かれる。カタルタを3枚使って自分の好きなものを紹介する。
2.「カタルタ」を使って他己紹介をしよう1(15分+発表:20分)
各グループで一枚ずつ「偉業カード」を引く。ファシリテーターをリストにある偉業をした人物だと想定して「カタルタ」を使った“他己紹介”を考える。※条件:10枚カードを使う(めくり直しOK)。
3.「カタルタ」を使って他己紹介をしよう2(20分+発表:20分) ー見せることを意識する
各グループで一枚ずつ「名言・格言カード」を引く。今度は先ほどの条件に加え、それぞれのグループ内の誰かが格言を言った人物だと想定して、紹介文を考え発表する。発表の際、格言を言った人物役の人は偉業を達成した人になって、額縁の中でポーズを取るようにする。
4.リフレクションシートを書く。(10分)
5.(2日目)先生による省察
★省察後
前日に出来上がった作品を、情熱大陸風にアレンジする。
ポイントは
・それぞれの文章を語る人と、紹介する人物との関係をはっきりさせる。
・その人の格言にまつわる転機となるようなシーンを作って挿入する。
(・使わなきゃいけない音源、4種類の入れるポイントを考えて、それを指定する。)
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この学年はカタルタを使っての活動はあまりしていない、生徒曰く、使ったことはある気がするが何をしたか思い出せない。ということで、カタルタを使って自己紹介をし、慣れるところから始まった。
次に9年生になったら「表鷲の巣立ち式」という偉人の言葉を使い、自分の志を語る学校行事があることから、偉人や名言に壁を感じず取り組めるようにこのWSを用意したと説明。まずはファシリテーターの齊藤を偉人として紹介文を作ってもらう。
先にカタルタの接続詞を決めるグループ、同性同士だけで進め始めるグループなどいろいろであったが、慣れてくると7人という大人数のグループながら、全員で取り組んでいた。
グループの中に鳥劇が進行として入ることをせず、台本、配役、音響など決めなくてはいけない内容も多く設定してあり、「挑戦」のワークショップだった。
生徒たちからも未完成、もっと作りたかったなどの不完全燃焼を感じさせる感想は多くあった。
翌日は前日の動画を使った省察から始まる。
テロップなどのない活動動画を見て、前日の自分たちの様子を話し合う。省察の中で、前回のWSと違い、グループ内に鳥劇が入って進行していないこと、内容が多くなっていること先生が率直に話し、難しいけど君たちならやれると締めくくった。
その後の活動も勢いよく、各グループ、少しの話し合いの後、さっそく稽古を開始。
発表では恥ずかしさと戦いながらも自分の殻を破ろうと挑戦している姿、それを見ている方の応援の雰囲気が印象に残っている。
思春期真っ只中の8年生。この日できる最大の挑戦をしてくれた。
WS後、鳥劇から「前日の発表からのジャンプアップしていた。さすが中学生はすごい!発表もよかった!」と熱い感想の多く出たWSだった。