鹿野学園7年生①「ちょっとだけお芝居の台本を書いてみよう」(2020年6月)

「ちょっとだけお芝居の台本を書いてみよう」
★活動目標:セリフの出てくる状況を想像してみよう。状況を想像しながら、セリフを考えてみよう。
★学習目標:自由な発想を促す。状況の背景を意識しながら想像を膨らませてみる。

進行:ヨリ
GF:ホーリー、ゆかぽん、K先生、ガッキー、じゅんじゅん、ごっちゃん
記録:三輪、との、たろ、中川、筧(初日のみ)

■1日目———【WS】6/1(月)2・3校時9:45~11:35@ランチルーム
1.アイスブレイク:イス取り鬼(15分)
 2チームに分かれ、1チームごと実践。それぞれのチームが2回トライ。1分間鬼を椅子に座らせないことを目指す。今回鬼役は、K先生が立候補してくれた!

2.決まったセリフのいろんな言い方を考える(30分)
 〇説明見本:「え。」
 俳優たちがひたすら大げさに、いろんな「え。」をやってみる。
 それを見て、どんな時の「え。」か、そのシチュエーションを想像して当ててみる。
 〇お題:「うん。」
 4チームに分かれてのワーク。
 「うん。」の言い方(シュチュエーション)をたくさん考える。
 セリフが置かれた状況や言い方の可能性を探り、発表する。

(休憩10分)

 3.「穴あき台本」を完成させ、発表する(45分)[説明5分+作業時間20分+発表20分]
 7チーム(3人ずつ)のうち、3チームには1人づつ〈転校生〉(ホーリー・ゆかぽん・K先生)が入った。
 穴あき台本はこちら。
    学校の休み時間。
A 次の時間、英語だね。
B 予習やって来た?
C うん。
A ○○○○○○。
 「うん。」が出てくる状況、次にその後の一言を考え、最後にタイトルをつける。

 4.リフレクションシートを書く。(10分)
 今回は発表が長引いたため、時間外に記入してもらった。
 この日の発表は、2で体験しているので、3は同時多発などにしてもよかった。次回に生かしたい。

■2日目———6/2(火)2,3校時9:45~10:35、10:45~11:35
5.省察 50分
O先生&K先生お二人の進行で、クイズ形式で前日の様子を動画やリフレクションシートを交えて振り返る。「とりげきレポート」でグループワークの様子を紹介。

6.1日目のワークを深めるワーク 50分
1日目の成果を取り上げながら、話を膨らませるなどセリフのやり取りを面白くしていくヒントを伝授。
各グループ、ブラッシュアップの作業を行い、発表。

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半年ぶりのトリジュクで少し緊張してやって来たように見えた彼らだが、イス取り鬼では合間合間に自然と作戦会議をしていてどんどん動きがスムーズに。反射神経がいい!考えすぎたのか全員が一歩も動けずに終わるシーンもあり、笑いが絶えなかった。
また、ワークでの活動は基本的に机を囲んでアイデアを出し合うことが中心となったのでテスト問題みたいにシートとにらめっこして長考するも見受けられたが、そこはトリジュク経験の長い7年生たち。発表に対してのモチベーションが高く、グループ内での話し合いもとても上手。仲間の意見に共感、応答しながらそれぞれの納得解を見つけていた。
アイデアがどんどん飛び出す姿、作家魂に火が付く姿、分析的に話し合いを進める姿、たくさんの長所が立ち上がった。
発表の際、マスクを着けているので声が通らない場合もあったが、もっと大きい声で言って、と発表者に対してリクエストするなど人の発表を楽しみたいという意欲が素晴らしい。
リフレクションシートでは「考えることが楽しい」という言葉がいくつかあり、先生方も、生徒たちの独創的なアイデアに感心!
得意なことがそれぞれにある、ということが話し合いや発表を通して見え、「やりたくなったらどんどん伸ばす」という学校の方針に沿うようなワークになったのではないか。