鹿野学園6年生②「ヤギ博士!」(2020年12月)

☆活動目標:自分たちが好きな食べ物を体とオノマトペで表現してみよう
☆学習目標:自由な発想を促す。言葉に頼らない表現をする。他者の表現を受け入れる。

進行=ヤギ博士by齊藤
補助=安田・中垣・大川・高橋 記録=筧・中川

■1日目——[WS]2020年12月17日(木)2・3校時9:45~11:35@王舎城ランチルーム
1.ジェスチャーゲーム
  スポーツ、動物、文房具、形容詞、オノマトペ、が書かれたカード。チームでどんどんやってみる。
2.ジェスチャー伝言ゲーム
  2チーム同時スタート、見る方は答えを知っていて楽しむ。ニコニコ面白がる雰囲気が印象的。
  言葉を使わずに伝える難しさと面白さ。答えがずれていく過程もおもしろい、ずれてた答えが奇跡的に正解するチームも!
3.ヤギ博士 説明と見本 〈みんなで〉  15min
  言葉の通じない相手(ヤギ)に、人間が食べている美味しいものを伝えることを考えよう
4.話し合いと練習 〈チームごと〉 30min
  食べ物が書かれたお題から1つ選んで、オノマトペの言葉を考える。
  *お題:ピザ、おでん、かき氷、たこ焼き、寿司、すき焼き、ラーメン、焼きそば、餃子、プリン
  そのオノマトペの言葉を、体でやってみる。(ポーズや動き)
5.発表      15min
6.リフレクションシート記入      15min

■2日目——[省察&もっとやってみる]2020年12月18日(金)2・3校時9:45~11:35@王舎城ランチルーム
昨日が久しぶりのワークショップだったが、俳優たちやヤギ博士をにこやかに受け入れてくれた。グループワークは、「いいね!」とどんどんのっかるチーム、「いや、それでは伝わらない、あーでもない、こーでもない」と真剣に吟味するチーム、多様な形の関わり合いが見られた。とてもクラスの雰囲気がいいという印象。
先生による省察もアットホームな雰囲気で、生徒たちも発言しやすいよう。おかげで省察の後の活動も、1日目よりさらに表現にこだわる活動になった。

1.M先生K先生による省察。
「鳥劇さんがスライドつくってくれました。楽しんで見よう!」
(ダイジェスト6分)
めっちゃ良かったよね。ジェスチャー伝言ゲームどうだった?Rさん。「急にめちゃくちゃになるの」どんなの難しかった?「音とか、感情。」さっき映ってたのは?「楽しい」Kさんトップバッター、どうだった?「伝えるの難しかった」自転車上手に伝えてたね。Hさんどう?スライドもいっかい見てみよう。(DJ班の見る)
びっくりしたんだけど最初のNさん一発で上手にやってたね。知ってた?「テレビで見たことあった」
次のスライド見てみよう。Kさんどんな気持ちだった?「しかくでぽん」Hさん、傘の形を伝えようと思ったんだね。難しいのに挑戦したんだね。拍手。

2.K先生からの質問
ヤギ博士からの指令は全員同じ動きだった。実際みんながやったのはちがう形だった。そこを聞いてみたい。おそらく「こうしたほうが面白いんじゃない?」と話し合っていったのかな?と想像できる。どう話をして、ああいう動きになった?それを教えて欲しい。
おでん、リレー方式だれの発案?「かんちがい、一人がひとつだと思って」「このほうがわかりやすいかな?と思って。」なるほど。いろんなきっかけがあると思います。

齊藤からの補足質問(←先生からの問いかけの補足)
仲良くて、話し合いがなごやかなクラスだね。結果もすばらしい、話し合いの様子それぞれちがってた。どういうふうにして話し合いが進んでいったか思い出せるかな?ダイジェストでまとめてみました。(話し合いダイジェスト見る)
話し合い進め方が各班ちがってうまくやってた。どうして話し合いがうまくいったのか、どんなとこがよかったかな?を話し合ってみて。
(話し合い5分)

3.M先生まとめ
じゃあ、みんなで話し合ってもらったんだけど、どうでしたか?Syさんお願いします。「みんなが遠慮せずにどんどん意見を言ってるから」それって大切だよね。Mさん「いい雰囲気だったし、意見がたくさん出たから。」グループどうだった?最高だった?
Sさん「二人で、3人で。みんなの意見を、、」Sさんが発表担当になるの珍しいね。
Kさん「意見はばらばらだったんですけど、なんとか」そうだね。協力したり吟味したり、いろんなアイデアが出て、うまく取り込んで発表できてたね。

4.鳥劇レポート(7分)
齊藤「全体。すごくいい。意見出しやすい雰囲気。いいやすい、言いにくい、やりたい雰囲気作り。どうやってできてるんだろう?気に入らない人とやることもある。雰囲気いいと楽しめるね。」
●1班(安田)「おでんは家によってちがう。具がちがう。これというのが見つからない。全員が納得するまで、考え続けていた、それすごい。具だくさんをどう表現するか、たくさん意見、あきらめずにずっと探し続けてた。すごい」
  齊藤「表鷲科の3つの力のうちのひとつ、なんだっけ?」複数人「やりきる」「やりぬく」「やりぬく」、実践してたね。
●2班(中垣)「人の話を聞ける、それに尽きる。すごい。個人的にうらやましいなと思ったのが、自分は決めてからじゃないと動けないんだけど、この班はとりあえずやってみるのすごい。」
●3班(大川)「一見おだやか静かな話し合い、出てくる表現が独特。それがすごくいい。みんなそう。一筋縄でいかないチーム。いいね、いいねで、アイデアが出てきやすい雰囲気」
●4班(高橋)「より面白くしようという向上心。大げさにやろうぜ!食べるところで、普通でつまんなくなる。これを面白くするには、餃子の気持ち方向に進んでいった。お互いよりよくしようという感じが見受けられた。のっかり力がいい。」

5.まとめ(3分)
「いいね」の方がのりやすい?→5人くらい。「だめだ」の方がのりやすい?→一人くらい。それもいいね、反骨精神。(齊藤)
どうやったら、もっとわかりやすく、もっと伝わるか?追求してみてください。ちょっと変えていい。今日の終わりに発表しましょう。(M先生)

~休憩~

6.説明
伝わるに焦点当てすぎて、難しかったかな?今日は、とにかく大きくします!!
昨日の例。今日派手にします。引くかもしれないけどやるよ。(実演)
派手に、大きく、しました!投げる人登場しました。「見る人」という存在も入れてみました。くねくね別々しました。最後にセリフも足しましたなど解説。
ポイント
・昨日考えたフリを元にしよう
・体を大きく使おう
・様子を表す言葉を使おう
・1メーに収まらない?2メー、3メー、使ってOK!

7.練習30分
 途中一回は齊藤さんに見てもらう。
8.発表
 どのチームも大きな表現に!すごい。見る方も楽しんでいた。
 やってみて感想「こまごまやるより、大きくやった方が楽しかった」「アイデアが出やすかった」