鹿野学園6年生① 「ちょっとだけお芝居の台本を書いてみよう」(2023年6月)
★活動目標:セリフが出てくる“状況”を想像してみよう。“状況”を想像しながら、セリフを考え、実際に演じてみよう。
☆学習目標:「状況想像力」・「関わり力」
与えられた条件から、「登場人物」・「それぞれの登場人物がその前に何をしていたのか」・「登場人物同士の関係」といった状況を細かく想像して、その登場人物が“喋りそうな”セリフを考える。
後半は少ない人数での活動になるので、より主体的な関わり、より深い他者との対話が必要とされる。
2023年6月1(月)・2(火)2・3校時(9:45~11:35)@王舎城学舎ランチルーム
進行:より 補助:小菅、後藤、高橋 撮影:奥田、太田、中川
〈1日目〉
1.アイスブレイク(イスとり鬼)
王舎城での「表現ワークショップ」は初めて。WSではどんなことをやるか思い出してもらうのと、こり固まった頭と身体を柔軟にしてもらうのが目標のゲーム。
最初、数秒で撃沈していた生徒たちも、徐々にやり方を理解して行き、ミッションクリアできるように。座ったままの子もいても、何人かがフォローしあう。生徒二人で鬼役の先生の進入を妨害する「質問攻め」という奇策も!!なんとユニークなクラス!最初のあいさつの時のあのテンションの低さはもうだいぶほぐれたようだ。
2.決まったセリフ「うん」の、いろいろな言い方を考える
・スマホで広告が出て、×ボタンがおせなかった時の「うん」
・おっさんのせきばらいの「うん」
・DQNが店員にキレる時の「うん」
など独特な答えが続出!どうも独創的な発想をするクラスのようだ。
3.穴あき台本を完成させて発表
「宿題やった?」「うん、食べた」とう大ボケの答えの班や、全員グタッとして「蹴んなやー」とアンニュイなリアクションをする班など、やはり独創的なクラスだ。演技もとても自然だ。
先生によると、「ふだんの授業では、誰が最初に行くのか牽制しあうような雰囲気。積極性がなかったり、自信なさそうだったりする子が多い。でも、だんだん自己表現ができてきた。」とのこと。明日のわれわれは、〈演劇的に〉いい点を伝え、助言していくことに決定!!
〈2日目〉
1.前日のダイジェスト動画、先生による省察活動
・「より良くするにはどうしたらいいか」班ごとに聞く方向だった。
・話し合いがもっと活性化するには、机の配置も工夫できるのでは。
・歴代の「タイトル」紹介はおもしろかった。
2.イスとり鬼…その2
3.穴あき台本の完成…その2
普段おとなしい子にパンチさせてみたり(しかもその子は楽しそうだった)、鳥劇の俳優を使ったり、小道具を大胆につかったり、あきらかに前日よりバージョンアップしていた。
☆鳥劇メモ
・2日目のアイスブイクは席についたままできるのがいいのでは?
・リフレクションシートに書かれている言葉が「楽しかった」だけ多いのは、他の学年に比べて「言葉にする」のが不得意なのでは?
・動画をみる時、途中で止めて生徒に説明させたり、感想を言わせたり、先生もまきこんだりしてはどうか。
・今回のチーム分けは先生が、仲の良い人同士で組んだとのこと。次は新鮮な組み合わせにしてみてはどうか。
・もしうまくいかなかったら、「どうしてうまくいかなかったか」の、課題解決型の省察活動でもいいのでは?
・今回はコスーに新しい視点から見てもらって、とても刺激的で参考になりました。子供には無限の可能性があるとあらためて思った今日この頃であります。byたろ