鹿野学園5年生 2018年5月レポート(1セット目)
トリジュク 5年生1セット目 「体も使って、おもしろく、言葉をつなげよう」(5月14日・15日実施)
1.「集まってポン!」ゲーム。(15分)
「好きな○○」→「○○といえば?」
・お題の答えを一つ一つ聞いていくので、意外と時間がかかる。でも、他の人の意見が聞けておもしろそう。
・「夏と言えば」というお題の答えには、「あーそれもそうだなあ」と反応が大きくかえってきていた。
2.「しかし」ラリー。(15分)
全員で円になって真ん中で進行。「しかし」カード登場。
「ここにショートケーキがあります。しかし…」。初めは大人に渡していく。
カードを渡された人が言葉をつなげられたら、全員で「なるほど」と言う。
・1つのお題で全員言えた!お題を一つに絞って粘ったのもよかったのかも。
・パスしても、何回かいろんな答えを聞くことで慣れてきて、最初言えなくても言えるようになっていた。
・昨年度「グループで考えて発表」を繰り返してきた学年。「即興で一人で言う」ことに難しさを感じつつも挑戦する子や、アイデアが自分でも驚くくらい浮かんできた!という子もいた。
3.「しかし」リレー。(15分)
大人5人で見本を見せた後、グループに分かれる。「明日から夏休みです。しかし…」。
「しかし」カードをバトンにして言葉をつなげていく。「なるほど!しかし」は全員で。
大体コツがわかったら、「2分間で何回つなげるか」チャレンジ。
・リレーとして体を動かした(その場ランニング)のがよかった。疲れるけど、テンポも良くなった。
・カードを持った人だけでなく、全員でランニングしているグループがあり、活気があって楽しそうだった。
・「何回つないだか、どんな話になったか」の発表を、自分たちで覚えているのがすごい!しかも多様でおもしろい。
4.5枚リレー。(15分)
「しかし」「なんだか」「じつは」「だから」「きっと」の5種のカードを使ってリレー。
・大人見本を見た後、やれそうなグループから順に即興発表。全グループできていた。
・ひとりひとりが前の人の言葉をきちんと受けて考えていた。
・お題を絞ったのがよかった。オリジナルお題がでてくるところもあった。
5.カードドラフト会議(15分)
「25枚のカタルタシート」配布。グループで話し合って、【使いたいカード5枚】選ぶ。第2、第3希望も考えておく。
1枚目から順に、グループ代表が取りに来る。重なった場合はじゃんけん。
・カード選びも、ドラフトも盛り上がっていた。かぶったらじゃんけんというさっぱりさも良かった。
・前半に体を動かして発散した後の、話し合いという流れで、落ち着いて話し合えたよう。
6.RS(リフレクションシート)記入。
■■■
WS後、鳥劇と先生で翌日の省察に向けて打ち合わせ。先生から「普段の授業で見せない様子も見られた。課題が難しいかと思ったが、意外に盛り上がっていた」などの感想をいただいた。鳥劇からはグループワーク中の様子を、動画を交えて報告。
■■■
7.省察。(1校時)
植田先生の進行に合わせ、映像や資料を操作。笑顔ラッシュや、時系列場面写真、RS抜粋でふりかえる。
鳥劇レポートでは、各グループの良かったところを伝える。
子どもたちは、「昨日どうやって決まっていったか」を思い出して話し合ってみて、発表。
直感で決めていったグループ、物語を想定しながら決めていったグループ。じゃんけんで負けてとりたい言葉がとれなくても、「何が来ても大丈夫と思ってた!」という頼もしい発言もあった。(ラリーで初めのゲームで言葉がでなくてパスをした子だったのでびっくり。)
8.発表。(1校時)
「できた話を劇にしてみよう!」
グループごとに進捗がかなりちがっていた。体を使って即興でどんどん話を作っていくグループと、初めにできた話をどんどん演じてみてセリフを足したりするグループは、大体できたものをカメラの前でやってもらい、動画で撮影。
こだわりがぶつかって話が1つにしぼれないグループ、話はできたが色々もめて劇にできなかったグループは、できた話を画用紙に書いてもらった。
■■■
終了後、先生と確認し、「省察後の活動としては、5枚リレーをやって、できた話を画用紙に書く。の方がすっきりしたかもしれない。次セットでは、今回の成果物を使っての活動を考える。」ということを共有した。