鹿野学園5年生④「自分が監督、自分が主役」(2023年1月)
自分が監督、自分が主役 コロナ対策ver.
自分が主役で監督の作品を、全員がつくってみる。全身で表現する。
表現WSでやってきたことを活用する。
自分の感じたこと考えたことを言語化し、自己理解を深める。
他者を理解し受け入れる。人に伝えるための見せ方を意識する。
日時:2023年1月19日(木)・20日(金)3・4校時 10:35~12:10 @プレイルーム
進行:れなさん 補助:もっちー、むーさん、こすー、より 監修:中島
1.相手をさっち!さっちゃーゲーム 〈ペア〉 15min
即興(相談なし)で、対のモノになってみる。見本:「バットとボール」
「見合って見合って…◯◯と◯◯!」の合図で変身。同じ形になったら、どちらかが変化。
2.みんなで一つの風景 〈グループ・互いに〉 30min
「お題」の風景を打ち合わせなしでつくる。1人ずつ加わっていき、全員でポーズ。
風景写真のようになる。見る人はどこの風景か当てる。
3.〈思い出アンケート〉記入 〈それぞれ〉 15min
心に残っている学校生活の一コマを、各自思い出して書いてみる。
グループ内で交換して、互いに質問や感想を書き加えていく。
自分の〈思い出アンケート〉が戻ってきたら、〈プロット〉を考えてみる。
4.思い出一つをやってみる。 〈グループ〉 20min
誰かのプロットを元に【児童2人+鳥劇俳優】で実演しながら説明。
2のやり方で風景をつくる。そこから30秒くらい演じ続ける。
①一人一つのセリフは言う。
②人間以外の動物やモノを登場させる。
5.リフレクションシート記入 10min
6.(翌日)先生の感想と作品鑑賞 20min
先生より「一人欠けては完成しない風景。1人1人がしっかり関わってできていた。立派だった。」
7.グループごとに全員分創作 30min
8.1~5年分のふりかえり 30min
9.中島さんからのメッセージ 10min
※全員分作品は、もっちーがつなげて編集して後日プレゼント。
・感染対策:話し合い時間を短く、筆談、全身表現重視、一方向長机。
・まじめモードだけでなく、はじけモード(全身でやったり、おもしろがったり)も楽しそう。
・前回が12月で、間が空き過ぎなかったのもよかったのかも。
・その切り換えが早く、とても頼もしい。スムーズに進んだ。
・否定しない雰囲気。
・さっちゃー、すごくやれてた。
・あいこの場合の「察して、変化したね」へのアプローチ、もっとあってもよかったか。(信号でさわれててよかった。)
・風景、1グループめステージに行けるか一瞬止まったが、自分たちだけで行けた!立派。
・そのおかげで、後のグループもできたのでは。
・前の人と同じポーズが続く傾向や配置の工夫をアドバイスした方がいいか?→ほりさげは7年メニューでやろう。今日は自分たちの手ごたえ重視で。
・二日目。昨日作品鑑賞の仕方、「こんな思い出の一コマです」と自分たちで紹介する流れに導けなかった、、反省。せっかく個々のエピソードが、ちゃんとそれぞれの感覚で選んでいたのだから。
・二日目の活動、ばらける前に「やり方を思い出そう!」と体を動かして活性化した方がよかった。自分たちでどんどんやれる班はよかったが、GF頼みになりがちな班もあったので。
・全作品しっかり〈風景〉にして、演じてくれた。自分しか知らない思い出、その人ならではの気持ちがちゃんと「一コマ」になっていておもしろい作品集になった。
★★★★
今回ゲストのこすーさんより感想いただきました。
5年生は低学年の子どもたちと比べると、動きのかたさや恥ずかしさが出てきているように見えました
彼ら彼女らの「〜したくない」や「わからない」というリアクションは、一見するとネガティブな反応ですが、子どもたちからしたら、自分の状態を精一杯表そうとするポジティブな発信なのではないかと思えてきます
あっちへこっちへ心がゆれ動くのは大人も同じだとして、それをどう表現して相手に伝えるか、その方法について悩んだり試したりするのは、ファシリテーターであるわたしたちも同じなんだろうなと思いました
それにしても、こんなに濃密な演劇の授業があってみんなうらやましい!
自分が小学校のころは、専門の俳優さんたちが来て、一緒に考えたり遊んだりしてくれることはありませんでした
トリジュクのいいところは、演劇が何か特別なものではなく、近所に住んでいる人たちがふらりと立ち寄ってくれるような気軽さと、教室の中だけでは出会えないような、いろいろな人たちと触れ合える時間を体験できることだと思います
また機会があれば参加したいです
みんなおつかれさまでした!