鹿野学園5年生②「こわれた千の楽器2」(2022年7月)

2022年7月12日(火)、13日(水) 3、4校時(10:35~12:10)
ファシリテーター:中島 補助:中川、宮下、小口、藤木

活動目標:一回目は体で演じることはとても上手にできた。今回はしっかりしゃべってみよう!
学習目標:勇気を持って言葉を語り、互いの言葉をよく聞く

⭐︎1日目⭐︎
1 物語の始まりのところをみんなに聞いてもらう
2 演劇のルールの確認(始まり方、終わり方、立ち位置)
3 5班に分かれて、場面を作る(登場人物 壊れた楽器3、4台、満月)
4 各班で5分程度練習し、ビデオに撮る(撮影場所は図書室または音楽室)
5 自分達で見る、鳥の劇場の人もコメント
6 自分たちでもっと良くするポイントを決めて、もう一度撮る

宮下
様子:難しいお題でしたが、どの班も色々な視点の作品を仕上げて、とても感心しました。月と楽器たちの関係性も各班違っていて面白かったです。なんだかんだで、みんな楽しんでやっていたのが印象的でした。

小口
ある班は楽器が決まらずに動き出しまで少々時間を使いましたが、決まった途端にすぐに打ち合わせに入り練習も束の間、すぐに撮影に入りました。練習をしてないまま撮影しに行ったので少し心配になりましたが、ビデオを見てみるとアドリブで芝居をして、うまくまとめ上げていました。これは天性のものなのか、それとも今まで積み上げてきた表鷲科のワークが身になっているのか、自分の役割を確立しつつ、相手との空気感でやり取りを行うのはさすが鹿野学園の5年生だなぁと感じました。演劇のワークでも「エチュード」というワークがあるくらい、即興性という演劇にも大事な要素をこの班は自然にできていました。
他の班もオリジナリティ溢れる作品で、みんなの個性を活かしながらそれを受け入れ作品につなげていました。チームワークが抜群によかったです。

⭐︎2日目⭐︎
7 省察 昨日撮影したビデオを見て、先生と中島さんでコメント
8 「えーやだー」&「いいねー」ゲーム 
 (各班で「今日の晩御飯何にするー?」に続き、返答に対して「えーやだー」と返す。1周し
  たら次に「いいねー」と返す)
9 各班に分かれて昨日の続きの場面を作る
10 各班で5分程度練習し、ビデオに撮る
11 全員で撮ったビデオを見てお互いの評価シートを書く

宮下
様子:二日目は時間のない創作で、練習もあまりできなかったと思いますが、各班共にどんどん撮影をしてもらおうという姿勢が素晴らしかったです。難しい課題にもチャレンジできて良かったと思います。

小口
5年生のWSは2回目でしたが、前回よりもさらに難易度が高くなったと感じた子が多いようでした。前回はゲーム形式にワークを進めていきましたが今回は自分達でセリフや役割を決めなければ完成させることができず、さらに撮影をしなければいけないという、ある意味ミッション的なワークになりました。1日目はそれを難しいと感じた子も多かったようでしたが、2日目には「楽しかった」とわざわざ私のところまで言いにきてくれたり、自分達で工夫しながら役やセリフをアレンジして作品創りをするなど、自ら楽しみながらやってくれたのが印象的でした。
8に行ったゲームで一気に空気が柔らかくなったので2日目は動きやすい環境作りができたのではないかなと思います。最後に書いた評価シートでも他の班の工夫を面白がっていたり、感心していたり、みんながみんなの班のいいところを見つけられる雰囲気があり、みんなスラスラと書いていました。
一見シャイで静かな子が多い印象ですが、内に秘めているものはとても輝いていました。
今後、どんな成長をしながらこの表鷲科に関わるのかがとても楽しみです!