鹿野学園4年生②「詩の中の〇〇になってみる」(2024年7月)
日時:2024年7月4日(木)、7月5日(金)3・4校時10:35〜12:10
進行:中川、小菅、奥田
7月4日(木)
◆アイスブレイク
・はくしゅまわし
2グループに分かれ、それぞれに輪をつくる。輪になったら隣の人にはくしゅをまわしていく。はくしゅをまわす時に、相手の目を見ているか、声は届いているか、しっかりと受け取ってからつぎの相手にまわせているかなどに気をつける。慣れてきたら、速くまわす、反対まわりにまわすなど発展させていく。
・わたしあなた
同じく輪になった状態で、自分の名前を言ってから、任意の相手の名前を呼ぶ。
呼ばれた人は自分の名前を言って、他の人の名前を呼ぶ。これをくりかえしていく。
・きりかえ
いしをはこぶ
二人組になって向き合い、せーので、いしを運ぶ人、いしになる人のどちらかのジェスチャーをやる。事前にどちらのジェスチャーをやるかは示し合わせず、もしかぶったら相手の出方を察知しつつ、かぶらないようにきりかえて、変化していく。
発展として、二人のジェスチャーが決まったら、いしを運ぶ人が、いしになる人を演劇的に運んでみたりする。
・はるのうた
詩「はるのうた」をモチーフに、冬のあいだの植物が、はるになって芽吹く様子を表現してみる。冬から春にかけての変化のきりかえに注目する。
【休憩】
・演劇をつくる
詩「きくのはな」をモチーフに、グループで芝居をつくってみる。
見本を参考に、おじいさん、菊の花、こどもの三役の配役、セリフ作り、発表に向けての練習を、時間内に行う。
・発表:アイパッドなどを使い、各グループの発表を撮影。
・RS記入。
7月5日(金)
・省察活動
前日のワークをふまえて、よかった点や、よりよくできる事は何かを話し合う。
・きりかえに注目したブラッシュアップ
前日の発表をもとに、やりたいことのより正確な表現を目指す
◆鳥劇たちの反省
・見本を見せる俳優たちのエゴがぶつかっていた
・ブラッシュアップに入る前にあらためて「きくのはな」の詩を読んでもよかった
・成果物の確認は分散して同時進行してもよかった
・「きくのはな」芝居化の段取りは二つの段階に分けてもよかった
・鳥劇の逸脱ぶりをうけとめてくれた
+++++追記。先生が学級だよりでレポートしてくれています。その一部より++++
「きりかえ」がテーマ。きりかえって何?という問いかけに、「かわること」「チェンジ」「次のことが始まる」と子どもたち。
石運びの数劇で、石役と運ぶ人役のきりかえ。春のうたで、小さく硬く静止から、大きく柔らかく動き出す変化。
〈くさい〉が〈いいにおい〉に代わる場面を、3人組で相談しながらつくりあげていきました。
演技における「きりかえ(特に心情面)」は難題でしたが、実生活においても「きりかえ」が要求される場面があります。今回の活動がヒントとなり、気持ちの切り替え、役割や立場上の意識の切り替え、休憩と授業の切り替えなどの「切り替え名人」になってくれることも期待しています。