鹿野学園3年生 2018年6月レポート
6/25(月) 3、4時限 鹿野学園3年生(35人)「表鷲科」表現WS
学習目標:聞く。人の意見に耳をすます。
活動目標:表現ゲームをやってみよう。
ファシリテーター:さとみっつぁんとごとっつぁん
サポート:齊藤・安田・中垣・國石・藤岡・赤羽・中川
記録:奥田・浜田・生田
WS事前打ち合わせを垣屋先生と2回できた。3年生という年齢もあり、とても元気で「見て見て」アピールがすごい一方、友だちのことも聞けるようになれたらいいとのこと。2日目は1校時しかとれないので省察のみ。WS後の省察打ち合わせでも、先生から進め方のイメージを聞けたので、準備物がわかりやすかった。
1) 体じゃんけんキング(10分)
いろんな相手と次々対戦し、最初に3勝した人がキングとなるゲームを2回。
次に、最初に3敗した人がキングとなる「逆じゃんけんキング」。
・やはり元気がすごい。思ったよりテンポ良く進んだので、もう1回やっても良かったかも。
・喧嘩や揉めがなくてよかった。垣屋先生「ちょうどワールドカップ時期だったので、ジャッジマンが良かった」。
・「負けた人がキングになる」というのが一瞬頭を使っておもしろく感じてもらえたか?
・3回目で女の子がキングになれて良かった。
2) 相手をさっち、さっちゃーゲーム(15分)
二人一組で、例えば「バットとボール」というお題に、互いを見て、重複せずに別々のポーズをするゲーム。
・「見合って見合って~」もしっかりやってくれた。どんどん腰が入っていた。
・お題に対する体のポーズが、いろんなバリエーションがあった。
・他の人を見て、被っているようならもう一ひねりして形を工夫する子もいた。
・ジャッジ待ちが長いが、大人の予想を超え、待ってくれていた。
3) 果物集まってポン(15分)
梨や桃など果物の一つが書かれた12種類のカードを1枚ずつ配る。「どんな色?」や「どんな形?」などの出題を聞いて、仲間(果物名でなく、お題に対して自分が思った答え)を探し、集まったら「ポン」と言って座るゲーム。
・「どんな色?」という一つめのお題で、多様な答えが出まくった。
・「外が緑と黒、中が赤」「黄色と黒のしましま」など答えのバリエーションがすごかった。
・シングルが増える一方、集まる楽しさは実現できなかったので、進行の仕方を次は変えてみよう。
・答えがとても多くなったので、答えのインタビュー時間が長くなったが、聞いてくれていた。
4)早並びポン!(5分)
12種類1個ずつ、同じ果物の人といっしょにならないように集まってみる。
・速くグループを作らなきゃ、一番にならなきゃと、「競争」前提にゲームをやってくれた。
・マンゴーの人が取り合いになっていた。
5) 勝手に果物ランキング(30分)
7班に分かれてグループワーク。鳥劇が一人ずつ入る。
12枚の果物カード、つよそうランキングシート、うれしいランキングシート、フリーランキングシート。
班で話し合い、果物の「嬉しい順」「強そう順」などを決めてみる。ランキングシートが書けたら、3ヵ所どれかの撮影場所へ移動。ランキングを紹介したり理由を言ったりしながら動画撮影。
・前半に体を動かせたおかげか、話し合いも散漫にならずにやってくれていた。
・それぞれグループで話し合いの進め方が違っていて、放課後、先生に細かく紹介した。
・どんどんオリジナルランキングを作る班、話合いが紛糾して「神様の言う通り」で決める班、一つの話し合いをじっくりやれる班、発表のやり方をこだわる班、いろいろあった。
・もめた時も子どもたちなりに解決しようと動いていた。
6)RS記入(15分)
<翌日6/26>
■省察。
教室で電子黒板も使って垣屋先生の進行なので、子どもたちの安心感が伝わってきた。
笑顔ラッシュ、うれしはずかしそう。先生の発問やリフレクションシートをモニターに映して読み上げなど、子どもたちが自然に聞いて反応していた。動画を使った鳥劇レポートでは、それぞれのグループの良さや事件を紹介(一人2分以内)。その後、先生の進行でシート記入。最後に、感じたこと、感心したこと、ちゃんと他人の意見を聞けなかった反省などの活発な意見発表の場となっていた。WS活動を受けての学習目標(聞く。人の意見に耳をすます。)を、先生が子どもたちに還元していく授業に立ち会うことができた。