鹿野学園3年生①「むかしばなしメンバーチェンジ」

活動目標:いろんなアイデアを面白がってみよう
ねらい:意見をきいて共有し話し合う、イメージの共有
2023年6月14日(水)・15日(木) 3校時 10:35~11:20 (45min) 4校時 11:25~12:10 (45min)
進行:ごっちゃん サポート:高橋・松下・8年生・奥田・太田

1.鳥の劇場あいさつなど〈みんなで〉 5min
2.ゲーム1[あるくあるくチェンジ] 〈半分ずつ〉 15min
3.ワークの説明  5min ※桃太郎が新たな旅に出る経緯の寸劇と、動物を考える見本を見せる。
4.ワーク1[アイデア出し]〈個人〉 5min 3匹のお供の生き物を考えて紙に書く。
5.ワーク2[組み合わせる]〈6グループ〉 15min アイデアを持ち寄り、いろんな‘3匹の組み合わせ’を楽しむ。
休憩 5min
6.ワークの説明と発表の見本  5min
7.ワーク3[組み合わせを選ぶ]〈6グループ〉 10min いい組み合わせをひとつ選ぶ。発表のポーズの練習。
8.発表 〈みんなで〉 15min
9.リフレクションシート記入 15min
10.(翌日)省察 45min
  前日の様子を動画でふりかえり、鳥の劇場メンバーからも良かったところを伝える。
11.ワーク4[桃太郎・お供の生き物に性格をつける。年齢でも良い] 15min ※見本を見せる。
14.発表 〈みんなで〉 20min 選んだ組み合わせに性格をつけたポーズを、グループごとに発表する
15.感想の発表 10min

〈1日目〉
◎歩く歩くチェンジ
・逃走する子、いつの間にか客として見ていた。客席へアピールする子も数人いた。大人がいないとスペースが片寄りがち。
◎各自で3匹のおともを考える
・近くの子と話し合いがち。(自分ひとりで考えるのが難しい子が多い?)
◎各班の様子
・1班…我の強い子が決まりかけてたことをジャンケンで押し通す。
     アイディアを却下された子が涙ぐむと譲る子どもが出てきて納まる。
・2班…アニメ主人公以外、受け付けない子がいて、その子以外の3人で決める。
    発表もその子は出てこなかった。
・3班…すべてを自分の意見で決めたがる子がいて、追従する子や何も言えない子が生じた。
・4班…相手の意見を尊重しあう平和な班。意見をゆずる子やわがままをたしなめるリーダー的な子がいる。
・5班…1人をのぞいた3人が自由人。結局、残った子が動物もポーズも1人で決めた。でも、全員、発表はする。
・6班…1人がほとんど決めるがポーズになると、自分のやりたい動物をなくし、却下した動物を復活させ、自分は2匹いるものを選ぶ。

★この日は鹿野学園8年生が、職場体験学習で4人。8年生が「3匹のお供のポーズ」を見本としてやってくれたので、3年生の全グループのポーズがかっこよく決まっていた。普通3年生ぐらいの子どもたちは、ポーズをしても止まれないもの。でもこの子どもたちは全員ビクともしなかった(片足立ちの子どもいたのに)。大変、すばらしい!
1人だけ発表に加わらなかった。どうしてもアニメキャラをしたいなら、桃太郎としてそのキャラを生かせばいいのでは。明日トライ!してみたい。

☆先生からのコメント
 ・男子に関しては、普段から表現好きの子が目立っていた。普段の授業中とくらべて、活発な様子がみられる子もいた。
 ・女子は、普段通りの子が多かったので、2日目にむけて、もうちょっとはじけたらと思う。
  省察ではグループファシリティータから、なるべく児童一人一人に良かった所を伝えてもらえたらと思う。

メモ:
・指示だし係は客席側から指示してもよいかも?楽器の音が聞こえにくかったかも?
・班のチェンジの前に感想を聞くのはいい。
・寸劇はよかったのでは。「1人で書く」というルールは伝わりずらかったか。
・大人が3匹を選ぶ過程を見せるか。1人1人のプレゼンの仕方、どうしても譲れない時どうすればいいのか、ひきぎわ など。

〈2日目〉
◎先生の省察活動
 ・動画を観せて「よかったこと、気づいたこと言える人は話してくだい」と聞くスタイル。積極的に話す子が何人かいて、だいたいその子たちが答えていた。
 ・班ごとに発表動画を見せて、感想を聞くのがよかった。ノリノリの子には変顔の再現までしてもらっていた。
 ・子どもたちの発表を観て「サンバルカン」の自己紹介ポーズに似ているといって先生、自らポーズをしてみせたのが新しかった!先生自身がコミケのような漫画雑誌を作って、子どもたちとコミュニケーションをとっているらしく、信頼関係に納得。

◎むかしばなしメンバーチェンジ、バージョンアップ!
 ・昨日、決めた動画の性格を決め、セリフを言ってもらう。
 ・打ち合わせや練習なしでも、アドリブでやりきれるのがスゴイ!
 ・台本を作る班もあった。
 ・手話をとりいれた班にはビックリした。

★初日に発表拒否した子は2日目も発表しなかったが、その子は演出家タイプらしく、班の子に動物の性格をそれぞれ与え、段取りを指示し、自分は特等席で映画監督のように観ていた。〝川で魚と獲る熊″の練習を10分間ずっと練習していた子どももいた。演劇人として見習わねばと反省。ワチャワチャと発散系の子どもが多い、幼さの残るクラスかなとも思ったが、すったもんだありつつも、やる時はやる3年生でした。
お手伝いしてくれた8年生には感謝しても感謝しきれないほど、ありがたかったです。あなたたちがいなかったら、私の心は折れていたかも。ほんっとにありがとうございました。byタカハシ