鹿野学園2年生 ⑤⑥「グループジェスチャーゲーム」

2024年11月13日(水)、14日(木) 3校時 10:35~11:20 (45min)
進行:れなぞう、まっちゃん、たろさん、やすだっち、しんちゃん
記録:せんちゃん、おく

活動目標:集中して楽しく活動しよう
ねらい:伝えたいことを身体表現で伝えてみよう。表現を受けて自分もやってみよう。

―――1日目―――
1.鳥劇自己紹介、ウォームアップ「だるまさんが変身した」 <半分ずつ> (15min)
ルール:鬼にタッチしないだるまさん。走り回らずその場でジェスチャー。みる側は友達の良いところをみつけよう。(鳥劇見本)
〇前半組へのお題:ライオン、リレー、こたつ、太陽、ロウソク
〇後半組へのお題:ミミズ、象、りんご、神社にお参り、クリスマスツリー
〇みんなで大縄

2.「グループでジェスチャーに挑戦!」 <5~6人グループ(5班)> (20min)
グループのみんなでお題の場面をつくってみよう。
ルール:お客さん側を意識してつくる。メインファシの「1人目の人どうぞ~」「2人目どうぞ~」の声に合わせて1人ずつ表現し、前の人が何を表現しているかを考えてつなげていく。(思いついた人から入ってOK)
〇鳥劇見本:『因幡の白兎』(11月2日の鹿野学園文化祭で2年生がやった演目)のシーン1
〇メインファシが出題、各グループでやってみる:グループアピールポーズ、『因幡の白兎』シーン1、『因幡の白兎』シーン2、誕生日ケーキ、給食の配膳
〇各グループでお題を考えてやってみる。(明日、他のグループに発表して当ててもらう。)

3.感想シート記入 (10min)

*1日目の振り返り*
●「だるまさんが変身した」
・子どもたち自身が友達の面白い表現に気づいて声をあげていた。
・「ライオン」というお題でも暴れ回ることなくその場で表現というルールがきちんとできていた。お客さんに見せてそのポーズで止まるということができていた。
・神社にお参りする表現がそれぞれおもしろかった。
・子どもの良い表現はメインファシがひろうようにする。他の鳥劇があまり言うと目線が分散してしまうから。
・鳥劇は、子どもたちの表現の幅を広げるために、子どもと違うものをやる。
・あまりたくさんやるよりも、お題の量はちょうどよかった。やっている方は退屈せず、見るほうも見ることを楽しんでいたので。
・クライマックス感をどう出すか?
・「みんなで大縄」は、せっかく目に見えない縄だから、ありえないスピードでまわすのもおもしろいのでは?みんなの着地の音がだんだん合ってきていてすごかった。
●「グループでジェスチャーに挑戦!」
〇メインファシが出題
・最初、入っていき方が難しかった様子で、「3人目~」のときにやっと1人目がいくという感じの班もあったが、強制的に全体の速さについてこいスタイルがよかった。わかんない、つまんないとならずに、とにかくやればいいんだな!で徐々にできるようになっていき、お題3つ目くらいからは「1人目~」のかけ声でちゃんといけた。
・メインファシ:「練習できたので、じゃあ各グループで」←『あれ、今の練習だったんだ』が逆によかった。「失敗した…」にならず、「こっからが本番ね!」と、気持ちが落ち込まずにすんだ。
〇各グループで
・グループファシとしての進め方:子どもたちが考えたお題が他の班に聞こえたとしても、じゃやってみよう、明日もやるから再現できるようにしっかり表現しようで進めていけばよい。翌日の“クイズ”にこだわる必要はない。子どもたちが協力して場面をつくることができていればいいので。
・お題を決める時、やりたいことがそれぞれあるからもめたが、冷静に外から見る目を持っている子が「ちゃんとやろうよ」と声をかけてくれ、臨機応変に場面を融合することで進められた。「動物園」がやりたい子と「お風呂」がやりたい子→グループファシ:「さるがお風呂入ってるのみたことある?」
・もめた場合は、2つともやってみようにするか、時間が決まっているからグループファシがまとめて進めていくようにする。
・ひとりだと表現できるが、みんなで一緒にやろうだと難しい子←これは自分の中では違うというこだわりがあったのかも?
・子どもたち自身が、「どっちがお客さんがいる方向か」をちゃんと意識する場面があった。
・写真を撮ってもらうよという目標があるからよかった。
・「こうしたい」、「じゃこうする」、「じゃあ私」はと変化ができる。
・個室型のトイレと、個室じゃないトイレ 同じお題でツーテイクやった
・お題「給食」でいろんな役を分身してやることを楽しんでいたので、日常をやるのが楽しいというスイッチが入っていた。
・なかなかお客への視点を意識できない→鳥劇がいる方にみせると言えばよい。最後に写真を撮るんだよと再確認して、視点を定める。
・どう表現すればいいかわからないという子に対して、こうしたら?と指示する子、それに対してうるさいとはならず、ああなるほどと良い方に取ってやってみるという様子が見られた。
・物になって止まっているのが楽しい男子、いかに机は動かないでいるかを楽しんでやっていた。
・親役をやっている人の表情がよかったという感想があった。細かいところにこだわりがあってよかった。

◎担任の先生の感想
先日、文化祭をやって、感度が研ぎ澄まされているから、一人ひとりがテーマを与えられてそれに対しての表現をするということがとても上手だった。
文化祭の時、1・2年生で見合った際に、ここをこうした方がもっと良くなると先輩として1年にアドバイスしていた。「楽器を吹いた後で静かに置いた方がいいです。」とか「臼とか杵とかは重いからもっとゆっくりもちあげないと。」とか。なので、もっとあってもよかったと思うのは、見ている子たちの視点・意見を拾いたかった。そこで気づきが出てくるだろう。
・今まではステージだったけど、「アクティングエリア」という新しい言葉があったのでそのエリアをもっといかしてやりたかった。
・リフレクションシートに他の子のよかったところを書いている子が結構いた。
・クループジェスチャーでは、「察して動く」ができている子とまだな子がいる。友達がやっているのを見て察して自分が動く、人の動きを見て自分がどう合わせていくかというところを育てたい。一般の生活でもとても感じるのが、我が強いということ。他者意識が弱い。自分が見られたい、自分が一番がいいという事に一生懸命。でもその時、他の人はどういう顔をしている?どういう気持ちでいる?を考えられるといい。自分の考えもちゃんと言うけど相手の気持ちも察することができるように。

→1日目は「一人ずつ入る」というルールを徹底するよりは「場面を作る」ことの方を優先したが、明日は打ち合わせなしで一人ずつ入っていくに挑戦してみようか?実はこれは、高学年でやっていること。
見るのがすごく上手=察する
誰かがやっているのに付け足していこう


―――2日目―――「もっとやってみる活動」
4.ふりかえり (25min)
●振り返り動画
●担任の先生から良かったことを伝える
「見る」ではなく「観る」観察
今日の目標は、「考えて動く」と「観る」
●ウォーミングアップ
全員で大縄跳びジェスチャー
●見本『桃太郎』
鳥劇+代表の子1人で、表現してみて観ているみんなに当ててもらう
●「グループでジェスチャーに挑戦!」
お題:給食当番、入学式
●「入学式」の鑑賞会
グループで「入学式」をやっているところに他のグループのみんなが集まって、どう表現しているかを観る。

5.「グループでジェスチャークイズ!」 <5~6人グループ(5班)> (25min)
昨日やったジェスチャーをみんなの前でやって当ててもらおう!
(練習10分、発表15分)
1班:猿が入る温泉
2班:自然
3班:映画館
4班:トイレ
5班:宿題

*2日目の振り返り*
●「グループでジェスチャーに挑戦!」
・「給食当番」男の子3人がテーブルをやった時、女の子が向きを変えた方がいいと言った意見に、昨日は頑として自分の意見を通していた男の子が、受け入れてやっていた。
●「入学式」の鑑賞会
・「観る」(観察)が目標という意識のあらわれか、近くで見たいと寄ってしまっていたが、自分たちで「離れてみよう」と声掛けをしていた。
●グループジェスチャークイズ
・作るごとにグループファシが写真を試し撮りし、どう思う?と確認
→壁を向いて花をしていたのを見て「表情が見えなくてさみしい。」
→スリッパが見えないから前に出した方がいいんじゃない?僕らが後ろに行く手もある。
どう観るか、どう観られるかの確認ができた。
・グループファシも表現に参加していて動けない時→動ける子どもにみてもらう。
・湯気ってどういう感じがいいかな?表現を工夫していた。