鹿野学園1年生③④「にんじゃ学校」(2021年7月)

活動目標:体を動かして楽しく活動しよう
ねらい:体の表現でやりとりしよう、表現をよくみよう

2021年7月5日(月),6日(火)2校時(9:30~10:15)
進行:がきぞう GF:ごとえもん、ふゆかげ、風のふじまる 撮影:かけざる
1.ウォームアップ〈みんなで〉 5min
[しのびあし]音がなったらスペースを静かに歩きまわる、音が鳴り止んだらとまる
2.ゲーム1 〈グループで〉 10min
[たからはこびのじゅつ]円になってみえないたからを次々と渡すふりをする
3.ゲーム2 〈グループで〉 10min
[しゅりけんがえし]しゅりけんを投げるふり、受けるふりをする
4.ゲーム3 〈みんなで〉 10min
[かくれみのじゅつ]何かになりきって隠れているフリをする、場所のテーマを決める
5.リフレクションシート記入 10min

(翌日)「もっとやってみる活動」
6.ふりかえり 10min
昨日の映像を見る/前回の鳥劇メンバーからのメッセージ
7.ゲーム4 〈みんなで〉 10min
[しのびあし]
8.ゲーム5 〈半分で・みんなで〉 10min
[しのびこみのじゅつ]テーマのものになりきって、見つからないようにしのびこむ
9.ゲーム6 〈半分で・みんなで〉 10min
[かくれみのじゅつ]
10.感想の発表 5min

1年生2回目のワークショップは、にんじゃ学校です。
ウォーミングアップウォーミングアップはしのびあしのじゅつ。音がなっている間スペースを歩き回り、音が鳴り止んだら止まります。
年間を通じて繰り返すワークも入れていきたいと思っており、前回のあるくあるくチェンジの思い出しにあたります。

やっぱりこの学級は見る力、聞く力が強いです。
音が鳴り止んだらさっと止まれますし、見本をよく見てくれていて、にんじゃの構えのしのびあしもバッチリ。最後音がなってる間に元の列に戻ってもらったのですが、サーっと戻ってくれました。お見事。

次に、いつもの演劇ゲームでいえば見えないボール回しに当たる、たからはこびのじゅつ。
グループに分かれて円になり、たからものを回します。
たからなのは、大事に運ぶ要素で受け渡しを続けたいからです。
たからものでも、食べたり窓の外に投げたりはあるのですが。
たからが変化していくのはとてもおもしろいです。団子、ラーメン、山…。大きさ、柔らかさ、顔に塗ってみたり、スモールライトでエベレストの大きさを変えて運んでいたり。
子供の想像力って本当に豊かだなと思います。
グループごとに見合いっこできたのも良かったです。

そのグループのまましゅりけんがえしをしました。
今回都合によりグループが8人ずつと多めだったので少し難しいかなと思いましたが、誰が誰に投げているかしっかり伝わっているグループも多く、どの子もしゅりけんの投げる位置に正確に反応しているのが良かったです。
円の外の先生に投げて、先生が投げ返してくださったのも嬉しかったのではないでしょうか。
こちらの説明不足で、にんじゃ対みんなでしゅりけんをやりとりすると、ルールを取り違えているグループがあったので、気をつけたいと思います。でも、自分がキャッチするんだとジャンプして取っている様子は良いなと思いました。

かくれみのじゅつは、お題を学校にあるものにしました。
いつもワークショップを行うプレイルームには階段があるのですが、階段に寝そべる人と、ブリッジをする人多め。(1、2年生はブリッジが好きです。あと、1年生にも仏像が…なぞです。)
階段に寝そべっていたのは、階段や筆箱。ブリッジは、椅子、テーブル、蜘蛛だったそうです。他には、鉛筆、蛙、扇風機、おじいさん。学校になぜかおじいさんがいました。
扇風機の子が終わってもずっと扇風機をしばらく続けていました。
リフレクションシートにも、扇風機になりきれた!と書いてくれていました。
楽しんでくれたようで、もう1回コールも起こっていたので、次の日もやることに。

1日目の先生との振り返りでは、
動いたりする活動、自分たちが表現する活動を楽しそうにやっていた。
かくれみのじゅつは、半分くらいは人のを真似していたが、半分くらい自分で考えられていた。
たからはこびがイメージがつかないのではないのか。
みんなの地が出てきた様子だった。との感想をいただきました。

2日目。昨日のワーク中の皆さんの様子をまとめた動画と、前回6月のワークで大人気だった俳優が今回来れなかったので、メッセージ動画を見ました。
先生から、「昨日はにんじゃになったみたいで格好良かったね。みんながいろんな動きをしていました。今日も頑張ってね」と声をかけられ、オー!とやる気満々の皆さんです。

新しいワークはしのびこみのじゅつ。
猫→カタツムリ→おばあさんの見本も楽しんでみてくれました。
ゴールに走りぬけてしまう人もいるのですが、残っている人が多く感心しました。
走りぬけたら面白くないとわかっている人が多いのだと思います。
お題は、猫、ダンゴムシ、ホーリー(前回大人気だった俳優)などなど。
ダンゴムシの時は、触ったらみんな丸くなっていました。
ホーリーも、皆さんホーリーダンスが上手でした。

かくれみのじゅつのお題は、最初は半分に分かれて山、最後にみんなで海。
半分に分かれた時、最初になりきっていない方の半分が探す役をしてくれたのですが、わやっとしてしまいました。
でも中には探すのがとても上手な人たちがいて、「ん?これはごとえもんに似た◯◯かな?」と大人顔負けに探してくれていました。
これもなりきり力ですね。
なっているものをその場で答えてもらう方が良いのではとの意見も振り返りで出たのですが、なりきっている時は、自然と答えない感じが個人的には良さかなあと思います。

最後は子供達の感想。
鳥の劇場の人と一緒にできて楽しかったです。
しのびあしは難しかったけど、よく聞いて頑張りました。
など。楽しんでくれたようで良かったです。

めりはりがあって、観察力があって、ひょうきんな男子が多い、表現したい学級という印象です。
次は冬ですが、その表現力をのびのびと発揮出来るワークを持って行ければと思います。