鹿野学園9年生 2018年6月レポート
鹿野学園9年生 6/19(火)・6/21(木)
●活動目標:名言、格言にあった人物紹介を考えてプレゼンしよう!
●学習目標:他者の考えを受け入れ、それに応じた自分の考えを提示する。名言や格言に対する構えを取り除く。柔軟な思考を促す。より効果的なプレゼンテーションを考えて実践する。
『1日目』【WS】 6/19(火)
ファシリテーター:齊藤
アシスタント:中川・村上・中垣・後藤・藤岡・國石
撮影:生田・浜田
9年生遠足時のグループわけ(1グループ6人)を利用し、
A組 赤・青・黄
B組 赤・青・黄
このグループでゲームに取り組んだ。
○挨拶
静かな学年という印象。
3年生だからさすがに落ち着いているのだろうか。
それとも「いったい何をやらされるんだ…」と警戒していたのだろうか。
○椅子取りオニ
A組、B組を合体して合同の赤チーム、青チーム、黄チームそれぞれで鬼を選出し、椅子とり鬼を行う。1チーム12人。
人数分の数の椅子を出して、鬼が空いた椅子に座らないよう全員で協力する。一度椅子から立ってしまうと同じ椅子にはもう座れない。
今回は全チーム2回行い、スタートから鬼が椅子に座るまでのタイムを計っておく。
1巡目で出たタイムをどうやって伸ばせるか作戦会議を行い、2回目に臨む。
【1巡目】
赤 17秒
青 6秒
黄 3秒
【2巡目】
赤 作戦:鬼に一番近い人から動いて空いた椅子に座っていく 結果:3秒
青 作戦:鬼から一番遠い人が居合いた椅子に座っていく。 結果:6秒
黄 作戦:空いた椅子を見つけた人から座っていく 結果:15秒
・椅子をいっしょに出すなど準備も協力的。
・最初のうちは全員が一気に立ってしまい、すぐに鬼が椅子に座ってしまうことが多かった。
・やり方がわかってくると同時に盛り上がり、
他チームのやっているところをしっかり見ている。
・お見合いして中々動けていなかったり静かに見えたが、作戦会議は色々とやっていた。
・作戦が裏目に出てしまい、瞬殺される場面もあった。
・作戦内容もしっかり伝えることができた。
○しかしラリー
まず、お題を決めておく。例:「ここにショートケーキがあります」「明日から夏休みです」など
「しかし」と書かれたカードを渡されると、上記のお題に「しかし」をつけて「ここにショートケーキがあります、『しかし』〜」につながる文をその場で完成させるゲーム。その場での思いつき(即興性)が試される。文を発表できたら全員で「なるほど〜」。次の人も同じようにやっていく。
・筋道のある返しが多かった。9年生ともなると、ぽんぽんぶっ飛んだものは出ない。
・あまり盛り上がっていな印象を受けたが、ニヤニヤしつつも楽しんでいる様子。
・「なるほど」をなかなか言ってくれない。言う時は本当にうまい返しの時だけ。ただ、言ってない時も、笑顔で受け入れの意思を示していた。
ーーーーーーーーここから筆者のついた青Aチームについて書きますーーーーーーーーーー
○カタルタで嘘交じりの自己紹介(青Aチーム)
様々な接続詞の書かれたトランプ「カタルタ」を使って、自己紹介を行う。
接続詞に合わせて、嘘が入ったものになっても良い。一人5つの接続詞を使って自己紹介する。
この後のワークの為に「カタルタ」に慣れてもらう。
・静かに盛り上がっていた。
・女の子の方が嘘を入れた自己紹介を楽しんでやっている。
この後のカタルタ偉人紹介も女の子が主導になっていた。
・女の子の食いつきがよく、特に大人しそうに見える子の反応が良かった。休憩中も自主的にやっている生徒もいた。
・ここでも「なるほど」が出にくい
・逆に男子は苦手そうだった。
・カードで出てきた接続詞から続く言葉が思いつかず、なんどもカードを引いて言いやすい言葉が出てくると発表した。
・それでも嘘が入っていない紹介に切り替えたりして紹介をすることができた。自分で考えるよりも他の生徒が考えたものを聞く方が楽しいようだった。
・他の生徒は急かしたりせず、発表ができるまで待つことができた。発表できた時には歓声を上げるなどして仲間の健闘を称えた。
○カタルタ(で架空の偉人の)他己紹介
「成し遂げた偉業」が幾つか並んだ紙を、生徒たちに配る。
チームごとで偉業をそれぞれひとつを選ぶ。チームについている鳥劇の大人が、選んだ偉業を行ったことにして、その人の紹介文を「カタルタ」をつかって作る。最後に、紹介を受けて鳥劇メンバーが言った「格言」も考える。
・見本が貶す方向性だったからか、全体の作品傾向がそちらに偏ってしまった。
・「あんまりひどい内容の紹介だとかわいそう」と言ってくれる女子がいた。面白さの追求以外
にも紹介される方の気持ちも察している。
・気持ちはとても嬉しいが、作品を作るにあたって『どんな紹介になっても大丈夫』という対象
として鳥劇の大人がいるので「気にしないで面白い作品を作ってくれ」と伝えた。
・面白さを追求していてチーム内の仲間が出したアイデアをよ営面白くするため、さらにレベルを上げたアイデアとして提示していた。
・チーム内の男子の声が小さくて聞き取れない時、とある女子が「なんて言ったの?」と聞き返していた。「他の人のアイデアもしっかり聞きたい。」という思いを感じた。
・別のとある班は、作品を一通り作り終え、2作品目を作る際、褒める内容でやってみようとしたが、詰まりっぱなしだった。
○発表
・貶す内容が多かった。
・発表をあまり意識していなかったせいか、声が小さめの生徒が多かった。
・一人、男の子が「紹介する」意識があったのか、発表する際、右手を鳥劇の大人に向けていた。他の生徒には見られない動作だったため、次回の省察時に褒めていきたい。
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『2日目』【省察】 6/20(木)
ファシリテーター:齊藤
アシスタント:中川・村上・中垣・後藤・藤岡・國石
撮影:生田・浜田
○省察
⒈先生による、表鷲科・省察についての説明。
⒉笑顔ラッシュ
⒊昨日の振り返り
⒋各チームについていた鳥劇によるレポート
⒌この日(2日目)にやること説明
・省察時間内に終われた。先生がテンポよく進めてくれたおかげ。9年生だからスピードが速くてもついていけるのもある。
・レポートや省察で指摘された生徒が少しニヤッとしていた。
・先生による丁寧な振り返りと目標説明で生徒へよく伝わっていた。
○椅子取りオニ リベンジ
今回の鬼は担任の柴田先生。作戦会議を行ってから実施。各チーム1回のみ。今回もタイムを計る。
黄チーム 24秒
青チーム 34秒
赤チーム 7秒 泣きの一回40秒
・先生が相手ということもあってか、白熱。先生が座りそうになると「あーっ」と声が上がるなど。
・生徒のファインプレー(先生が座ろうとした椅子に座る、空いた椅子にすぐ座るなど)に歓声が上がった。
・タイムが確実に伸びている。
・前回より明らかに楽しく盛り上がった。
・確実に全員で作戦のイメージが共有できている。
・動かない子もいた。ただ単に動きづらい位置どりだったのかもしれないが。
○休憩
○カタルタ他者紹介2 情熱大陸風
1日目よりもパワーアップし他紹介にするために以下の要素を追加するように提示。
⒈1日目で選んだ「偉業」・「接続詞」はそのまま使う 。
⒉最後に言う一言を鳥劇が選んできた、実在の偉人が言った「名言・格言」から選ぶ。
⒊感動する内容にする。(一度苦難を乗り越えてもいいかも)
⒋実際に発表する際、紹介される人が発表する人とどのような関係かを考えて発表してみよう。
鳥劇の大人が条件を満たした発表の見本を見せる。時々笑いが起こるなど楽しんでいた様子だった。
○他者紹介 会議
上記の条件から1日目の紹介文をパワーアップさせ、発表の練習を行う。
・省察で実施の際の生徒のいいところをしっかり伝えた結果、どの班も発言が増えていた。
・1日目よりも時間がかかっていた。
・昨日よりも紹介される人の人生をしっかり考えてやろうとしている。一度人生のドン底にいくなど設定をしっかり作ろうとしたなど。
・1日目に発言しなかった生徒が話し合いの中心になっていた。
・筆者の班では、1日目で一番発言の少ない生徒が紹介される人になった。2日目では、発言や笑顔が増え、話し合いに積極的に参加していた。その生徒が好きな『猫』を交えた紹介文を考えていた。
・内容がなかなか決まらず、発表練習まで至らなかった。
○他者紹介 発表
・各チーム見ごたえのある発表だった。発表に工夫をするよう提示したこともあるが、ワンシーンを生徒自身が再現したり、セリフや文を読む際の声が堂々としたものになっていたりと、パワーアップした発表ができていた。
・青Aチームは練習を全くしていなかったが紹介される生徒も笑顔で演じたり、積極的に動作を取り入れたりと、いい発表ができていたと思う。
【全体を振り返って】
・傍目にはシーンとして静かにみえても、その実とても盛り上がっている学年だった。感情をあまり表には出さない。
・表現ワークショップが苦手でもないし、静かに楽しんで取り組んでいた。
・活動に積極的な生徒と消極的な生徒で少し溝があるように感じたが、取り組み自体は楽しんでいるし、チームの一員として周りも受け入れているようだった。
・それぞれが真剣に活動に取り組める。
・悪い方向への脱線がなかった。やるべきことがわかっている。