鹿野学園8年生①「裏ももたろう 物語にない部分の話を想像してみよう」
日時 2025年6/9(月)・6/10(火)
活動目標 物語の背景を自由に想像してみよう。自由に表現する事を楽しもう。
学習目標 「ツッコミ力」「一緒にツッコミ力」
ファシリテーター:より アシスタント:後藤、高橋、小菅、田中 撮影:おく、あこ
設定にあやふやな部分の多い昔話を題材に、素直に感じる疑問をぶつけていく(ツッコミを入れる)ことを楽しむことで、普段と違う物の見方をする必要がある。また、その過程を経ることで、“当たり前”のいい加減さを感じることも期待される。
作品として仕上げていく過程では、他者の考えた疑問(ツッコミ)を楽しむ必要もあり、他者に共感することの面白さを感じることも期待される。
▼6/9(月)
歴史ものがすきでね、旅行するときはかならず神社仏閣、史跡遺跡はめぐるのよ。そこで繰り広げられていた数々の悲喜こもごも、他愛のない日常の風景、幾百年の月日がその土地土地へとつながっていると思うと、なんかいいよねえ、自分はその歴史の通過点なんだなって、そのスケールに身を任せるしかないのかってのがなんだか心地よい。
昔話って、たいていその土地に伝わってきた伝承をもとにつくられているから、歴史をひも解くにはけっこう大事な役割をもってたりするのよね。で、今回は昔話「ももたろう」をつかって、新しい解釈をつくってしまうよ!はてさてどーなるこーなる!
☆アイスブレイク
・イスとりおに
これはもう恒例のゲームよね。ランダムに置かれた椅子のまわりをぐるぐる歩いて、音楽が止まったらっていう方のゲームではなくて、おにに座らせないようにするゲーム。おにが椅子に座る前に、その椅子に誰かが座ってしまえばOK、でもおには他の椅子にも座ろうとするから次々と防がなくてはいけない。
これ毎回盛り上がるんだけど、防ぎ方がみんないろいろなのよね。椅子をぜんぶ内向きの円にして置いておにが座れないようにしたり、誰かがおにの進行をずっと妨害したり。体だけでなく頭もつかって戦略をたてないと簡単におにが椅子に座ってしまうんよ。

☆「ももたろう」に「ツッコミ」を入れる
・グループに分かれて、「ももたろう」の話の中で「なぜそうなった」と感じるところを選ぶ
じゃあ、本題のワークに入るでしかし!
ももたろうの、流れ着いた桃をおじいさんとおばあさんが家に持って帰る、というところまでのお話の中で、「ツッコミ」どころを探します。
これもうね、昔話なんてそもそもツッコミどころの宝庫なのよね、それだけ解釈の余白があるっていうことでもあるから、だから〈古典〉なのよね!

休憩
☆「ツッコミ」に対する答えを考える
・先ほどのワークであがった「ツッコミ」に対し、その理由となる背景(物語)を考え、簡単なシーンを創作する
グループごとにさまざまなツッコミが集まったみたいね。「ももたろう、どんだけ食って大きくなるんだよ」「なんで川上から桃が流れてくるねん!」「桃が入るくらい大きな戸棚がなんであるの?」「どうして桃が勝手に割れて生まれてきたのか?」などなど。
それに対する理由もいろいろ考えてもらったけど、あたしが担当した班のものを抜粋してご紹介しますわね。
「桃が入るくらい大きな戸棚がなんであるの?」
→【理由】戸棚には隠れた歴史があった・・・。その土地では昔から、訪れた旅人を殺して鹿神様に生贄としてささげるという風習があった。戸棚はその死体をしまっておくため、大きなものになったのだとか・・・。
こわいわっーーー!!!!
でも背景と設定はよくできていて、この鹿野の情景ともマッチしていたからあたしは大好き。
☆リフレクションシートを書く
みなさん、おつかれさまでしたあ。
頭も体もつかってお腹すきましたわよね。シートを書いたらもりもり給食いただきんしゃい!
▼6/10(火)
☆省察
というわけで二日目でございますけれど、まずは担任の先生と一緒に昨日のワークのふりかえりをしてみました。みんなそれぞれ盛り上がって楽しむことができていたけれど、もっと楽しむにはどうしたらいいか?
そこで担任の先生から今日の目標の提示がありました。
・自分の思ったことを伝える
・相手のやりたいことを受けとめる
ふむふむ、自分のことを伝える、相手のことを受けとめる。これ当たり前のことのようだけれど、とても大事なことよね。だってこれがうまくいかないおかげで世の中戦争起きてるからね(それだけが原因ではない)。でも言うは易し行うは難し。頭でわかっちゃいるけどじっさいどうしたらいいか、そこでちゃんと悩むから葛藤も生まれるし躊躇もする。その行い難さゆえに先人たちは知恵をしぼってきたんやね。
どうしたら話し合いがうまくいくのか?話し合いを楽しめるにはどうしたらいいんだろう?

☆ブラッシュアップして発表
きのう発表したものをより丁寧に、より正確に、見世物として成立させることを目指します。
きのうと比べて何をどうブラッシュアップするとよいのか?グループそれぞれに持ち味があるとおもうのよね。あくまできのうの内容を変えずにつくるところ、新たな要素を加えてつくりなおすところ、考え方はそれぞれという進行でワークはすすんでいきます。
省察の時間を経てからのグループワークだったからね。さっきの目標はもちろんすぐには改善できるようなことではないけれど、試行錯誤の時間はとても大事、ああでもないこうでもないって感じでいいのよ。それぞれのペースで進んでいこう!

☆リフレクションシート
どうだったかな?うまくいったこと、うまくいかなかったこと、全部含めてみんなの成長の糧ってやつですわ。また会うときはいちだんと違った顔を見せてくれるんだろうなあ。
みんなおつかれさま!