鹿野学園6年生「ヤギ博士」(2025年6月)
活動目標:自分たちが好きな食べ物を体とオノマトペで表現してみよう
学習目標:「特徴発見力」・「身体で話す力」
自分たちに馴染みのある対象をいつもと違った目線で観察し、(他者と共有しやすい)端的な特徴を見出す必要がある。
また、身近な表現手段である“言葉”を使わないことで、より自由な発想・表現を目指すようになると思われる。(使っていい表現手段は具体的には体の動き(フリ)やそこに付随する擬態語、擬音語)
日時:2025年5月26日(月)・27日(火)2・3校時
進行:より、こすー、ごっちゃん、まっちゃん 記録:おく、たろ
*ワークショップの流れ
「ことば」はコミュニケーションや表現の道具としてとても便利なものですが、他にも使える道具はあります。今回のワークショップではそのことに着目し表現の幅を広げるとともに、「ことば」に頼らないからこそ生まれる表現、その面白さについても感じてもらえればと考えています。
1日目
今日はゲストをお呼びしたのですが、飛行機が遅れているそうです。
もうすぐ着くとの連絡があったので、ジェスチャーゲームをして待つことにしました。
ジェスチャーゲーム
グループに分かれてそれぞれでやりました。
見ている人たちが楽しみながら見ていました。
そのおかげか、なかなか当ててもらえないと、だんだん表現を細かくしていく人もいました。
難しいと思ってもお題にチャレンジしていました。見ている人たちも静かにじっと待ってくれていたから、やる人も落ち着いてじっくり考えられたのかな?
ヤギ博士、遅れて登場!
ヤギ語講座をしてくれました。
ヤギ語の「こんにちは」や「元気ですか?」をみんなで発声しました。
ヤギ博士曰く、まぁまぁだそうです。
ヤギ語で「人間が食べている美味しいものを伝える」ことは出来なさそう。
ということで、ヤギのための〜
に変更してお送りしました。
ヤギに美味しいものを伝えるために、6年生に協力してもらいました。
いつもは言葉を使ってお芝居をしていますが、ここでは言葉をなるべく使わず、体の動きで伝えるよう表現してもらいました。
メェートロノームという、8カウント目にヤギが鳴くメトロノームに合わせて振りを考えてもらいます。
食べ物のお題カードをそれぞれのグループで引いてもらい、
おでん、ラーメン、焼きそば
を表現することになりました。
前回のワークショップよりも話し合っていて、3グループとも盛り上がっていました。
話し合いや練習で少し脱線する人はいましたが、自分で戻ってきていました。
話し合いで決めるのに時間がかかって練習があまり出来ず、発表もぐだぐだになったところ。
決定してまとめることがなかなか出来ず、大人が入ってまとめたところ。
まとめるのが上手い人がいて、練習を何回もでき、発表までスムーズに出来たところ。
それぞれが良いところやもっとこうしたかったという気持ちを感じ、1日目が終了しました。
2日目
まずは省察の時間です。
動画と写真を見ながら、全体とグループの話し合いを思い出しました。
そして、それぞれのグループに聞いてみました。
上手く進んだグループには
どうして上手くいったのか?
練習時間がなくなって、ぐだぐだになったグループには
進んでないと思ったのはなぜ?
まとめ方が分からず大人にまとめてもらったグループには
まとまっていき方はどうだった?
先生の感想は
「この日はお休みしていた人もいたので、思った感想が出なかった。
1人だけ(個人的に聞くと)だと出た子もいると思う。」
とのことです。
2日目の活動は、1日目で考えた動きをブラッシュアップすることにしました。
1日目の発表では、3つの表現が同時に重なっていたり、移動が忙しかったり、動きを覚えられなかったりしたのです。
そこをすっきりさせようということです。
今回の話し合いは積極的に関わろうとする人がいました。
いつも発言が多い人がお休みで、その人の役割を補うように他の人たちが意見を言うようになったグループもありました。
話し合いは停滞してしまったけど、動き出すと活性化したグループもありました。
そんなこんなで発表です。
1日目の発表に対して、自分たちは上手くいかなかったとみんなが思っていたグループは、動き出しを早くした分、練習がたくさん出来て試行錯誤も出来ました。なんだか満足そうでした。
他のグループもオチを変えて、新しいものをつくっていました。3つの表現が重なって見づらかったグループは、スーパーに買いに行く表現を入れることで、すっきりさせていました。
これでヤギに美味しい食べ物を伝えられるね!
鳥劇の反省
メェートロノームを生かしきれていなかった。
ドラマにするのかダンスにするのか。