鹿野学園3年生②「はかせの大発明」(2024年11月)

活動目標:いろんなアイディアを面白がってみよう
ねらい:グループワークの練習 イメージの共有
2024年11月11日(月)、12日(火)両日とも1・2校時8:40〜10:15
進行:れなぞう  サポート:たろさん、こっすー、まっつん、しんちゃん
撮影:おく、とも

‥‥‥‥1日目‥‥‥‥

はじまりのあいさつ 
・笑顔で大きな声で「おはようございます」とあいさつしてくれた。表情からワ
クワクしている様子が感じとれた。

1、ウォームアップ「足じゃんけん」
・これは足を使ったじゃんけん。足をそろえて「グー」、足を縦に開いて「チョ
キ」、足を横に開いて「パー」とルールを皆んなに説明。
・始めに全員でれなぞうと足じゃんけんをした。
・その後、全員で動き回り、対戦相手を見つけて、一対一で足じゃんけんをした。
・みんな楽しそうに行っていたが、なかなかじゃんけん相手を見つけられない
 子もいた。

2、ゲーム「ミックスジェスチャー」
・全体を2つのグループに分けて行った。
・1グループがジェスチャーをして、見ているグループは何か当てるゲーム。
・れなぞうがお題のカードを選択、「キリン」「ふわふわ」「なわとび」などのお
題を動きで表現、鳥の劇場の大人も入って一緒に行った。
・ミックスジェスチャーになり、お題のカードが2枚(例「キリン、なわとび」
「うれしい、スキー」)になると、少し考えている様子だったが、楽しそうに表
情や動きを工夫して表現していた。
・大人が入って一緒に行うことで、それを見て真似したりと、表現の幅が広がっ
ていた。

3、ワーク1「はかせの大発明 実験編」
・5グループに分かれて行った。
・各グループに鳥の劇場の大人が入って、6〜7人のグループになった。
・1人2つの「ことば」を考えてカードに書く。名詞、動詞、形容詞いろいろ。
 グループ全員のカードを混ぜて、1人2枚づつ引いて「ことば」の組み合わせ
 をやってみる。例(「パチパチ」+「えんぴつ」=「パチパチえんぴつ」)
・1人2つ「ことば」をカードに書く場面、もっと停滞するかと思ったが、どん
 どん書いてくれた。中にはなかなか書けない子もいたが、その時は大人がサポ
ートした。
・2枚のカードを引いたら、すぐ動きで表現したりと、新しい言葉の組み合わせ
(発明品)を面白がり、楽しんでいた。

4、ワーク2「はかせの大発明 発明編」
・はじめに鳥の劇場の大人が、見本としてシートに記入した発明品を発表した。
・各グループが紹介したい発明品を1つ選ぶ。
・発明品の名前、特徴、使い方を〈大発明シート〉に書く。
・それぞれのグループで、発明品の特徴や使い方に対して、柔軟な想像力でたく
さんのアイディアを出していた。
・シートに記入する場面、みんな積極的にアイディアを出していたが、アイディ
アが採用されなかったり、それぞれが譲らない、妥協できない時があった。

休けい 5分

5、ワーク3「はかせの大発明 自慢編」
・シートに記入した大発明品を皆んなの前で発表した。発明品はこんなの
が出来ました。
  ◦うちわ たろう
  ◦もこもこ うどん
  ◦えんぴつ がっこう
  ◦ゴマすり マウンテンゴリラ
  ◦まつり たおれた
・グループによっては発明品の特徴と使い方にまとまりがなく、一貫性がなく
なってしまったけど、最後に大人が補足説明をして、見ている人に伝わった。

6、ワーク4「はかせの大発明 使う編」
・発明品を使っているところを自分たちで演じてみた。
・各グループ表情、声の高さ、動きを工夫していた。
・発表の途中で止まってしまったグループもあったけど、自分たちで何とかし
ようと、声を掛け合って、最後まで演じていた。

7、リフレクションシート記入、感想

‥‥‥‥2日目‥‥‥‥

8、省察
・昨日のダイジェスト動画を皆で鑑賞。
・グループごとに分かれて昨日の振り返り、相談をした。
・グループで出てきた意見を発表。こんな意見が出ました。
  ◦楽しくできた。
  ◦ムダな事があった(遊んだり、はしゃいだり)
  ◦意見があるかたずねる事ができた。
  ◦おもしろい発想ができた。
  ◦紙を書いている人がいるのに、練習をかってにしたり、はしゃいだり、皆
と一緒にしたかった。

・出てきた意見の改善案をグループごとに相談した。
・出てきた改善案を発表。
  ◦最後まで人の話を聞く。
  ◦やる前に気を付ける事を確認する。
  ◦今やる事を確かめる声かけ。

9、ワーク5「はかせの大発明 もしも編」
・1日目の発明品のC Mを作るという設定で、昨日の最期のワークでやった発
明品を使ってみる演技をさらに膨らまして発表しました。
・発表に向けて相談、練習している場面、子供達の表情や仕草から、省察の時間
で出た「最後まで人の話を聞く」「今やる事を確かめる」といった事を意識し
ているのが分かった。
・自分たちで相談してどんどん決めて進めていくグループもあったが、やりた
い事が違い、意見がぶつかり合うグループや停滞してしまうグループも見ら
れた。
・演技の発表は、1日目に比べて格段に見やすく、分かりやすく、面白くなって
いていた。CMのように最期に決め台詞やポーズをつけたり、各グループ工夫
していた。

おわりのあいさつ
・鳥の劇場の方を向いて、元気な声で「ありがとうございました」とあいさつをしてくれた。教室に帰る時も「またねー」「バイバイ」と手を振ってくれた。

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先生の感想
・どの班も楽しんで、見通しをもって出来ていたのが良かった。
・うどんを食べると、心で思った事がもこもこと出てくる、「もこもこうどん」
のアイディアが子供から出た事にびっくりした。
・普段おとなしい子もアイディアを出したり、何らかの形でグループに関わっ
ていて良かった。

 しんちゃんの感想
・省察の時間に子供たちから「最後まで人の話を聞く」「今やる事に集中する」
といった改善策の意見が出た。その意見を聞いた時、大人になってもなかなか
出来ていないかもしれないなと、普段の自分を思い返して反省した。子供の頃
に教わった当たり前の基本は、大人になってこそ、その大切さに気づく。

メモ
・2日目の動画素材は、タブレットごと素材を渡すと先生が使いやすそう。