鹿野学園2年生⑤⑥「グループジェスチャーゲーム」(2025年11月)
活動目標:集中して楽しく活動しよう
ねらい:伝えたいことを身体表現で伝えてみよう。表現を受けて自分もやってみよう
日時:2025年11月10日(月) 3校時(10:35~11:20)、11日(火) 2校時(9:30~10:15)
進行:ごっちゃん、たろ、より、こすー、せんちゃん 記録:おく
11月10日(月) 1日目
◎ 久しぶりなので鳥劇のメンバーの名前をコール&レスポンス。
◎ 「みんなで〇〇した」(2グループに分かれる)
「だるまさんが〇〇した」を複数形にしたもの。
ごっちゃんの叩く音に合わせて歩き、ごっちゃんのかけ声で複数人でお題のモノになる。

1・2班
① 1人でサメ(うつぶせで右足を折り、背ビレを表現する子がいた)
② 2人でローソク(1人の上で手を炎のようにゆらゆらさせる子がいた)
③ 2人で栗(2人で座って抱き合う子がいた)
④ 4人で熊(各パーツで合体。子熊をやる子もいた)
⑤ 4人で自転車(1人の指示により合体。身体を水平に伸ばしてサドルを表現した子がいた)
⑥ 全員でケーキ(土台の子が具に回ったらかけた土台を補足する子がいた)
⑦ 全員で波(葛飾北斎もビックリの大迫力の波ができた)
〇 観てた人の感想(波が徐々に変化していったのがスゴかった)

3・4班
① 1人でおもち(芸達者の子がめずらしくボーっとつっ立ってた)
② 2人でどんぐり(1人が実、1人が帽子をやる)
③ 2人でこたつ(1人がヤグラ、1人がふとん。こたつの上で食べてる子もいた)
④ 4人でライオン(1人が輪を作って1人が顔を出してタテガミを表現していた
⑤ 4人でピアノ(弾く人がいたり、楽譜を表現したり)
⑥ 全員で魚(自己申告で目玉をやる子がいて、その子を中心に徐々にパーツができていく)
⑦ 全員で空(1人の指示で太陽ができていく。光を表現する子も何人かいた)
〇 観てた人の感想(空で鳥をゆっくりの動きでやった子がわかりやすかった)
◎ 「みんなで○○の場所をつくる」(4グループに分かれる)
各グループに分かれ、みんなでその場所を作ってみよう。そして写真に収めよう。

〇 3班(たろ班の場合)
① トイレ
誰が主張するでもなく、みんなおもしろがってすんなりと決まった。
便座の子とフタの子はすぐ決まり、フタの子の肩に手をかけてる子がいたので何と聞いたら「流すやつ(レバー)」だそうだ。さて、残ってるのは2人。1人はトイレットペーパーが思いついた。あと1人。あとトイレにあるものは「する人」「うんこ」「芳香剤」「タワシ」…。
困ってるとフタをやってた子が「私、する人やるからフタ代わって」と言ってくれた。あたしゃ感動しましたよ。
② 公園
2人でスベリ台。もう2人でブランコ。あと1人は、あ、さっき残った子だ。するとまたあの子が「私、ブランコに乗る人やるからスベリ台のスベる方やって」と言う。
③ 病院
医者が1人。2人でイス。患者が1人。1人でベッド。イスとベッドは人数逆だろと思いながらも「腰が…腰が…」と1人ベッドの子はがんばりました。
他の班は?
〇 1班(より班)
① 遊園地(結局、ジェットコースターをみんなでやって終わり)
② 動物園(みんなバラバラの動物。「この動物とこの動物がいっしょにいるのは変」と言う子もいた)
③ レストラン(なぜか回転寿司になってしまった)
〇 2班(せんちゃん班)
① トイレ(女の子2人が意見に反対。男の子3人でやる)
② 動物園(結局カオスになる)
〇 4班(こすー班)
① 海(なぜか魚が同じ方向を向いてスイミーみたいになる)
② 回転寿司(みんなで回転。写真より動画向き)
◎ 明日の目標
たとえば「遊園地」を表現するのに、ジェットコースターしかできなかった。「動物園」を表現するのに動物が並んでるだけになってしまった。
どうしたらその場所を分かってもらえるようにできるか、そのためには人数が何人いたらいいか等を考えさせてみたいと思う。
◎ 担任の先生の感想
景色を表現するのは難しいのかなと思っていたが、一人一人が「これやる!」と言っているグループもあれば、指示を出す子がいるグループもあったり、みんながそれなりにできており、コミュニケーションが上手になっているのかなと感じた。
また、見たものをそのまま真似するのではなく、人の表現を見て、自分の表現を変えてみる様子も見られ、2年生らしく成長してきているなと思う。
11月11日(火) 2日目
◎ ふりかえり
先生が昨日やったことを答えさせ、さらに具体的に何をやったか答えさせる。さらに、ホワイトボードに写真を貼り付け、生徒に「考えてる様子」「話し合ってる様子」「人のやることを見てる様子」を見せ、この3つが大切だと気づかせる。
◎ 「みんなで○○の場所をつくる」Part2(みんなに発表しよう)
1.昨日、各班でつくった場所を1つ選んでやってみて、みんなに当ててもらおう

〇 3班(たろ班)の場合
公園に決まったのだが、昨日休んだ子が加わって人数が増えたせいなのか、昨日のことをそのままやるのはつまらないと思い始めたのか、なかなか自分が何をやるのか決まらない。遊ぶ役はいやだとか、パートナーが変わるといやだとか、違う遊具を思いついてそれをやりたいとか…。昨日はあんなにスムーズに決まったのに。
発表の時間になっても決まらず、順番を後まわしにしてもらって話し合いの時間をもらって、やっと決まりました。
遊具はスベリ台(2人)ブランコ(2人)と、ブランコに乗る人(1人)ベンチ(1人)です。たろさんはスベリ台ですべって、ベンチに腰かける人をやりましたが、幼児虐待のようであまりよろしくない絵づらに見えたそうです。すぐに当てられちゃいました。
OKするまで答えちゃいけませんシステム(1年生ではやっていたのだが)を説明し忘れてました。
〇 他の班の場合
1班 図書館(新作。やりたい役がコロコロ変わったが最後は早くまとまった)
2班 動物園(練習では個性の違う動物だったのに本番ではみんな猿になってしまった)
4班 回転寿司(昨日休んだ子はスムーズに自動ドアに。職人がいてわかりやすかった)
2.新作をつくって発表しよう

〇 3班の場合
水族館に決まったのだが、さっきとはうって変わって、それぞれの役がスムーズに決まる。飼育員、サメ、タコ、イルカ、ペンギン(2人)。たろさんは休んだ子のフォローのためイルカをいっしょにやりました。飼育員が笛を吹いたら、イルカの形でジャンプします。さっきは最後だったのに、やる気まんまんで1番に発表しました。もちろん大成功です。
〇 他の班の場合
1班 マック(ポテト役の子が指をポテトに見立て、だんだんへらしていきました)
4班 給食(配膳、トレー運び、あいさつ、かたづけ、遊びに行くまで流れるようでした)
2班 (お題でもめて、決めきれずリタイア)
◎ みんなの感想
・みんなの発表に工夫があったので真似したくなった
・何役をするのかを自分で決めたのがよかった
・みんなの動きがわかりやすかった
・指でポテトが減っていくのがよかった。
◎ 鳥劇反省会
・とっちらかってコントロールがきかなくなることもあるけど積極的なのはいいことだ
・お題決めでもめて発表までいけなかったけど、いっしょに考える時間を持つことができたことはいいことなのでは
・観客(他の班のみんな)にみせる意識がでてきて、方向を考えるようになってきた
・うちの班3回もリハやったんですけど。すごくないすか。
◎ たろ的ふりかえり
いろいろ成長を感じますな。もめるところも出てきたけど、1年生の時の自分の欲求を通したいというもめ方とは違って、よりよくしたいという気持ちからくるもめ方のような気がするので、いいんじゃないすか。「おりあいをつける」を学ぶのはこれからだし。たのしみたのしみ。