鹿野学園1年生と2年生 7&8/8レポート(2020年1月)

■2020年1/30(木)31(金)両日とも。@流沙川学舎プレイルーム
2年生(26人) 2校時 9:40~10:25
1年生(32人) 3校時 10:45~11:30

学習目標:【にんじゃ学校ふたたび】体をつかって表現し、伝え方を考える。表現を読み取る練習。
活動目標:アイデアを楽しく伝える。よく見る。

+++++++1日目+++++++
1.「しのびあしの練習」 3分
  合図で止まったり、はやくなったり、ゆっくりあるいたり
2.「シュとマルとゴロとの練習」7分 (大人の見本を見せる 2分)
  歩き回っているところに合図を出してグループをつくる、合図は3種類
  シュッ:一列にならぶ マル:手をつないで円をつくる ゴロ:ひとかたまりになる
3.「しゃべらずの練習」 20分 グループにわかれて
  「スポーツ」「いきもの」「もの」「きもち」に、「パチパチ」などのオノマトペを
  テーマに加えた  ジェスチャーゲームをする(15分)
4.お題を考える、テーマ「学校や家でやること」(5分)
5.「あらわしの練習」5分
  自分で考えたお題をジェスチャーであらわす、大人の手本を見る
  2年生は、ジェスチャーを思いついた児童がみんなの前で発表した
6.感想 5分

〇2年生
「しのびあしの練習」「シュとマルとゴロとの練習」
元気だった、楽しんでいた!
すごかった、静かにしていた!
シュマルゴロの数を指定する指示はむずかしい様子だったが、楽しんでいた
Tさん、落ち着いていた!
「しゃべらずの練習」
ジェスチャーの答えを見たがらなくなった
動きが考えられずもじもじすることが少なくなっていた
見ている児童のあてる根性がすごい
ゲームをむずかく取り組もうとしていた、簡単なお題も詳しくやってみようとしていた
Tさんは、ルールを守れるようになっていた、パスなしでできてた
Sさん1人でできた!ジェスチャーをあてることもできた
「あらわしの練習」
大人の見本をよく見てくれていた、発表した児童は参考にしてくれた

〇1年生
「しのびあしの練習」「シュとマルとゴロとの練習」
上手だった、非常に静かだった
Sさんが、完全離脱しない!
Tさん、Mさん、離れがちだったが、やる気がないわけではなく自分なりに参加している
「しゃべらずの練習」
集中していた
答えを当てよう、当てさせようという意欲が感じられた
全般的に静かだった、前より前のめり感が少ない、落ち着いていた
テーマを混ぜると、わからないことが多い
オノマトペはむずかしい、オノマトペだけ取り上げる必要がある
テーマに段階をつくるとやりやすい
オノマトペは子どもたちが考えてくれる、みんなで考えてもよかった
TIさんの表現が面白い
Aさん、もじもじしてた
Tさんが、むずかしいお題に取り組もうとしていた、また取り組んでいた

〇ジェスチャーについて…
動きをグループで考えたり、グループでやったりすると、ジェスチャーをやるハードルが下がる
細かい動きを見つけて楽しんでいた子どももいた
動きをより詳しく、細かくやろうとすることも、楽しめるのではないだろうか
細かい動きをやる場合は、子どもたちに馴染みのある題材にしてあげると良い
動きを決まった形にしないためには、同じお題をひとりずつ表現してみては?

〇メニューについて…
WS実施日が近い日程だと、同じメニューを二回続けてやると良い、子どもたちがメニューになれて楽しそう、また集中して取り組めている

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1日目終了後、先生との打ち合わせ
〇2年・U先生
引き続きのにんじゃだったので、またするんだなと(安心して)入りやすかったよう
(担任としては)行儀の悪い生徒が気になってしまうが、ジェスチャーは楽しくやっていた
あらわしの練習がむずかしそうと心配している生徒もいるが、一言のことばならできるかも
感想が具体的になった!

〇1年・M先生
インフルエンザなど病欠で人数が少なかった
ジェスチャーがんばっていた
前回の(ジェスチャー)より、いろんなの(動きの表現)が見えた
見本のようにストーリーがある表現ができれば
子どもたちは、自分で考えて表現することをどうしようかと考えていた
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+++++++2日目+++++++
1.ふりかえり 5分
2.「しゃべらずの練習」10分 グループにわかれてジェスチャーゲームをする(5分)
3.「あらわしの練習」 20分 グループにわかれて
  自分でお題を考えてジェスチャーをし、グループのみんなに当ててもらう
  大人の見本(5分)
  お題を考える「学校や家でやること」お題をつかってグループの中でジェスチャーゲームをする(15分)
4.感想 10分

〇2年生
やる気に満ち溢れていた、みんな細かいことをやっていた
タロ班、ごっちゃん班、1年生より大雑把な印象
ごっちゃん班、Sさんケンケンしていた、厳しくなっていた、しゃべらずの練習の時間がなかった、Siさん出題できた!
ヨリ班、ゆっくり丁寧にやって、Kさんはアイデアをたくさん出していた、
じゅんじゅん班、やる気はあるが、みる集中力がなかった
U先生:
一年間のまとめ動画を見ると、はじめよりできるようになっている(のが伝わる)
あらわしの練習は丁寧にちゃんとやっていた子どもが多かった
アイデアが伝わらず悔しがる様子が見えた

〇1年生
細かいことをやってくれる子もいるが、なかなか見ている方がくめない、動きをよみとれない
じゅんじゅん班、やる気が出ない子に引きずられた様子だった
サブ班、しゃべらずの練習はよくできたが、あらわしの練習では集中力が保てなかった
ヨリ班、Tさん「携帯充電する」「川柳をかく」を題材にジェスチャーしたのがすごい!
タロ班、答えを変えられると悔しかったり、細かいところをみれてなかったりする、Toさん一番集中してた

〇今回のワークショップについて…
細かいジェスチャーについては、みるところを教えてあげるとよいかも
時間をかけすぎると集中力がなくなるが、進行をテンポ良くしようとするとひとりひとりを汲み取るのが消化不良になる
大人も加わって、集中力を持続させる、大人も一緒にジェスチャーをしてあげて盛り上げていこう
一年生のうちは、話し合いは無理、反射的に連想して話が進んでいく、それぞれの表現を解説してあげると良い
二年生になると、話し合いができてくる!
お題のアイデアを子どもに出してもらうと考えやすいし、意見が出やすい
1,2年生の目標(show&tell)については、show&tellの形にとらわれず、まず、みる力・受け取る力と発信する力を強くすることが大事ではないだろうか