鹿野中学校1年生 2017年9月レポート
■WS事業2セット目
9/20(水)9:40~11:30・2、3校時 / 9/21(木)13:45~15:35・5、6校時
鹿野中学校ランチルーム
◯WS
・1㎡に別れてアンケート記入
・6×3グループ 音声マイク全員つける
・逆再生アプリの説明。撮影したものが逆に再生できる。
・映画ってどんな作業がある?ipad.タブレットの使い方。
・カメラと役者。 ・音は入らない 後から入れる。演技指導やりながら撮影できる!
・これがあればうまくやれるのでは、コツを岡本さんが提示。
①身体を大きく動かす
②リズム
③タイミング
④スピード
⑤カメラワーク
⑥表情
・ガル族でデモンストレーション「じゃんけん」。
やる人とカメラマンの役割分担し、3分話し合って撮影してみる。
・3人組で「あっち向いてホイ」
全員カメラマンになるように、やってみる練習タイム。
・コツがわかったところで、活動本編。
10:30~ 6人で本番、逆転再生動画をつくってみる。
お題「3匹の子ぶた」のわらか木の家が吹き飛ばされるシーンの短編映画。物は使っちゃ×。
11:15~ ①~⑥のどのポイントが見えたか取り上げる。
木の家グループ ・撮影してipad見に行く回数が多く、こだわりを共有しながら進めている。
・なぜそれができるか?
三匹の子ぶた ・役ごとに演技練習してた。映画の撮影みたい
・失敗もみんなで笑える。「次やってみよう!」の声もよく出てた。
・カメラアングル
ワラの家 ・全員が動きにこだわってた。タイミングも。家の壊れ方
・アフレコ
ブーちゃん逃げる ・何回も撮り直してた。カメラワークもアフレコも全てこだわってた。
・見る前から「やり直そう!」開発者冥利 いろんなアイデア
・近くで撮ったり、カメラワークがいい。
見学=鳥の劇場(中川・齊藤)。青学LCDの実践を見学し、自分たちの実践にどう生かすか考える貴重な機会。WS全体の進め方、生徒への投げかけ方、グループ別に1人つくアシスタントの役割、映像データのスムーズな使い方、など、緻密に構成されている。生徒たちが目に見えてどんどん盛り上がり、自分たちで楽しんでこだわっていく様子が圧巻だった。
◯省察&発表
・昨日の動画作品発表。
苅宿先生の感想=「逆再生なのに普通に見える!」「距離感を出すためにななめに走っている。カメラアングルがいい!映画の技法だ」など、いいところを具体的に動画を見ながら(エビデンス)伝える。
RSシートの紹介。
アーティスト岡本さんからの感想=「タブレットをのぞきこむ距離感が近くて驚いた。仲がいいんだな。みんなで見るからすぐにこうしようとできる。」など、証拠として活動中の動画を見せて伝える。
アプリ開発者(苅宿先生)からの感想=「難しかったけど、楽しかった」これが最高。簡単は飽きる。とても難しいは大変。ちょっと難しいのがいい。
・みんなへ質問「どうして協力し合えるの?」
グループでKJ法。1分間まずはしゃべらずに頭にできるだけたくさん思い浮かべる。それから話し合い。「○○があるから」だけでなく「〇〇がないから」も挙げてみる。→グルーピング→岡本さんか苅宿先生に説明してみる。どの班も理由が言えるのが素晴らしい。→カテゴリーの関連付け。
・大学生レポート。
グループごとに、前日の活動についていた大学生からのコメントを聞く。動画も観ながら。
・もう一回撮ってみよう!これらを踏まえて、もう一度やってみる。アフレコも。
・全作品鑑賞。
・担任の尾崎先生から感想とあいさつ。「文化祭へつなげたいね」と締めくくった。
見学=鳥の劇場(中川・齊藤)。省察の進行はゼミ生2名、アーティストと苅宿先生が登場するタイミングも考えられており、最後に担任の先生からの言葉、という構成。子どもたちの「無意識の意識化」を揺さぶる様々なしかけが見られた。鳥劇と学校でどう省察をやっていくのか、これまで漠然としていたが、少しずつ両者の役割と意義が見えてきた。