青高➁「体を使って伝えよう」(2021年6月)

活動目標 体を使って伝えよう
学習目標 いろんな人とイメージを共有しよう。
課題解決のために、他の人と関わり合う必要を知る。

2021年6月2日(水)5.6校時14,10〜15,50 武道場
進行 鳥の劇場(やすだっち、れなぞう、YOーKONG、ふじさん、タケ)

1.省察(笑顔ラッシュ、振り返りの動画等)+前回のRSを見ながら、ここからは明らかに違ったと云う分岐点「アレレ?ポイント」を見つけ、特徴づけ、付箋を貼り分類する「マッピング」
+「名前オニ」     45min

「休憩」

2.ジェスチャー伝言ゲーム [グループ]     15min

3.みんなで一枚の風景を作る +発展形、観ているみんなにお題を当てさせるよう、みんなで話し合ってトライする一枚の風景 [グループ]     15min
4.RS記入/先生より感想     10min

先週の初回に続く第二回目。I先生曰く、「よく、忘れてると云うけれど、なるほどこういう風に忘れるのか。という位きれいサッパリ忘れていたので振り返りの大切さを改めて感じた。」
しかし画像や動画を皆と楽しく見るうち、徐々に思い出した様子。
「アレレ?」を探すマッピングでは、各グループそれぞれ視点や解釈の違い、こだわりが明確になり個性的な一面が。
名前オニは、単純さに反し、意外にもスンナリ行かなくて苦戦,オニが名前を連呼しはじめる…そう言う珍オニも各グループ1人位は出て来る始末。
ジェスチャー伝言ゲームは、これも、とんでもない変容ぶりに驚く。ちょっとしたホントに何気ない仕草が全く別のモノにかわってゆく、卓球がソフトテニスに→野球へと次々大きな球になってしまってゆく。
絶妙なかき氷の縦回しが横になって何かの食べ物をかき混ぜてる…?といった風に。
しかし決められた、当たり前の正解に無理やり全員押し込められるのではなく…意外な面白さをたたえた納得解やその過程を楽しむこの自由なゲームの特性を理解しはじめてみんなの中にじわじわ面白さが伝わりはじめる…
「ジェスチャー伝言ゲーム」で培ったイメージ力は、更に「1枚の風景」に集約される。
1人1人、絵に入ってゆく刹那からもう演劇空間、抽象的に入ってゆく意識の切り替えは鮮やか!
① 誰からも指示受けないのに、出来上がった一枚の風景では各パートが動画になったり、声をだして→芝居になりかかってゆく
② 人では無く、モノになる子も出てくる。火事現場では(燃え盛る)「火(炎)」を演る。2人がかりで消化する消防車は太いホースが見えるようだった。
③5人で、学校の授業、しかも父兄参観迄やってしまう、イメージ力(答える方も含めて)その共有は立派。
その他○コンビニ○記者会見○ガソリンスタンド○ユーチューバー  等

授業後、先生方とふりかえりと次回に向けての打合せを行った。
先生方からは、
○みんなの「伝わるジェスチャー」に、「学びの工夫」「面白がる工夫」が随所に見られた。すばらしい。
○全体に受けいれる空気が出来ている。
○普段はクールな男子、ここでは「ちょっとやってみようか?」と云う軽いノリからはじまって、其れが集まってどんどん発展している…
○グルーピングに気を使った。安心して参加できているようでよかった。自己表現もこんなに出来るのか?!と驚いている。
○鳥劇の流れが、例年より良い。やる事や意味を理解し、これまでより理屈と体験が繋がっていく感じが、生徒にとってもやりやすいのではないか。
○鳥劇の「合いの手」がいい。
などの感想をいただいた。
授業中も、「あなたたちは楽しみながら学んでいる。」など体験活動を意味づける声がけをされていた。
鳥劇と体験して終わりではなく、先生方が生徒さんたちに「あなた達がやっていたこと、面白がってたこと、楽しもうと工夫していたことに〈価値がある〉」伝えていく事にこそ意味がある。先生方と鳥劇の役割を改めて再確認し、次につなげていく。

筆者メモ
先週、Bグループ全員が(タケも含めて)上、一点を見つめている写真が(YO-KONG撮影)気になってました。鳥劇の間でも話題だったんだよ。
あれは?「休憩中」の一コマである事は直ぐに知れましたが、何を見てた?はてさて誰も答えられません。
→空を見てたんだっけ?→いや…→あぁ、天井を見てたんだ!→そうだ→そうだった、→不思議な模様?→細かく何か描いとる?→いやあれは草みたいなものを集めて上から白い(灰色)ペンキふりかけただけでは?やアスベスト?→違う、違う……と言った会話が思い出されると→共通の情景が鮮やかに蘇りました、みんなで話してみないと始まらない!話してみれば一目瞭然・その典型的なエビデンスではなかったでしょうか?
タケ記