青高⑩「思い出劇アルバム(3)〈上演しよう〉」(2021年1月)

活動目標:1回目につくった「劇」と、2回目につくった「メインビジュアル」を組み合わせて、「上演」しよう!
学習目標:これまでの蓄積を応用する。社会で必要な、他人と合意形成しながら課題解決していく力の定着を目指し、自信につなげていきたい。

2021年1月20日(水)青谷高校多目的室 ★短縮授業10:45―12:15
進行:安田・武中・越後・中川 記録撮影:筧

1.説明 5分 前回のことと発表の仕方。
2.各部屋でリハーサル 20分
3.上演 4分2チーム+感想タイム  15分
  休憩
4.上演 4分2チーム+感想タイム 15分
5.1年ふりかえり 15分
6.まとめリフレクションシート 10分

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<リハーサル>
短縮授業、かつ離れた教室に移動してからのリハーサルということで、かなり練習時間は短い。
欠席者のフォローについても確認しつつ、集合時間に間に合うよう、自分たちでタイムマネジメントをしていたのが素晴らしかった。
●4班は2人欠席。4人でやることになり、最初「出来ない。」とか「もうこの前撮った、(全員そろってる)映像にしよう。」とか意見が出ましたが、そんな中で「一人でもやる!」と、気合いの入った言葉が聞けて嬉しく感動しました。T先生にも加わっていただき、最終的には全員が笑顔で楽しんで出来ていたように思いました。
●ビジュアルづくりの回にMさん1人しかいなかった2班。出来上がったメインビジュアルを見て「お〜すごい!」「これめっちゃ絵上手い!」など盛り上がっていて、他の人の活動を褒める(肯定する)姿が見られた。Jさんのエピソード「合格発表」を練習中、「(合格通知の)紙がいるじゃん」の意見が出たところ、Zさんが「想像でうまく紙があるように見せよう」と言っていたのが、演劇的だなと印象に残った。小道具に頼らず、自分たちの表現で乗り越えようとしていたのがよかった。
●3班はすっかり生徒さんにお任せ。映像を見た後、1作品めの段取りを確認、他はくわしく確認できなかったそう。それでも、なんとかなる気配。
●演劇レベルの高い1班。12月にやったことを思い出して再現するまでしか行けず、新しい要素を加えられなかったことが残念そうだったが、その意識がそもそもレベル高い。

<上演>
12月の劇撮影は、各チーム分かれて無観客。今回は、みんなの前で上演!!と、一気にハードルがあがる中、全チームやりきってくれた。
演劇テクを活用しテンポよくまとめた1班2班。空間構成、体の使い方もうまく、あの短時間でよくぞここまで!と尊敬すら感じた。
進行が止まりそうになりつつも、「もう一回!」とやり直したりアドリブでつなげたりの3班4班。和気あいあいさが微笑ましかった。
発表を見る側の雰囲気も良かった。
メインビジュアルと芝居を見比べて、「こういうこと?」など場面を推測したり、「シュールだな〜」「おもしろ」など感想をつぶやいたり。
・鳥劇の司会と感想のテンポが悪く、場の空気が重くなりかけた。→時間がない中、お見合いにならないよう改善しよう。
・今回に限らずだが、今年度の生徒さんたちは、想像していたよりも発表することに抵抗が少ないように感じた。

<一年ふりかえり>
・いつも以上に聞いて、受け取ってくれてる感じがあった。

<全体を通して>
・この日のRSに「自分はこれができるようになったと思う。」という言葉が多くあり、WSの意義を感じてくれているようでよかった。
・RSを読んで、「苦手意識のあったことに挑戦するうちに、ちょっとずつ楽しくなってきた。」「新たな自分を発見できた。」「話したことのない人とも、話せるようになり良かった。」など、このWSで少しでも高校生活が楽しいものになってくれて良かったなと思います。
・「臆せず、他の人に自分の考えを伝えたり、疑問に思ったことを聞いたりできるようになった」など、自分の成長への気づきが見られた。
・本当に今年の生徒の皆さんは、撮影し甲斐があり楽しかったです。
・(元々彼らにはありましたが)「やり遂げる力」が伸びた
・普段話さない人とのグループでも、コミュニケーションをとりながら課題を前向きに解決しようとする意欲が伺えた
・今日のも含め、この行動力、柔軟に対応力、応用力、包容力、面白ガル力を是非社会に出ても存分に発揮して此れからもますます成長して行って欲しい、さすが青谷高校生!と感心した次第です。
・今日は、五月初めてお邪魔した際、私達の苦肉の策の象徴であったディスタンス帽子を被った変な大人たちを、面白がって暖かく迎えてくれた皆との出会いから色々あったなぁと感慨深いものがありました、九カ月の長丁場、生徒たちそして暖かく見守って下さった先生方、皆さんに御礼申し上げます。