青高⑧「思い出劇アルバム(1)〈思い出を劇にしよう〉」(2020年12月)
★活動目標:高校生活をふりかえって、自らの思い出を他者と共有しながら、劇にする。
☆学習目標:自己理解を深める。他者を理解し受け入れる。他者と納得解を生成する面白さと難しさを体験する。
2020年12月16日(水)3・4限目(10:55〜12:35)
進行:やすだっち、タケ、えちごてぃー、れなぞう 記録撮影:よまる、ふじさん
会場:武道場 と 空き教室
0.事前アンケート 〈個別〉
思い出になっていること2つ書いてもらう。参考資料としてそれぞれの時期にあった学校行事のリストを配布するが、学校以外でのことでもOK。
1.説明 〈みんなで〉 10min
思い出インタビュー、思い出を劇にする。のやり方を、動画も交えて説明。グループごとに会場へ移動。
2.「思い出」インタビュー 〈グループごとに別会場〉※6人1組 35min
それぞれのグループに鳥の劇場がつき、進行をサポートする。
事前アンケートを持ち寄り、それぞれ思い出を紹介し合う。
どんな思い出か説明し、感想を伝え合ったり質問したりして、各エピソードを掘り下げていく。
3.「思い出」を劇にしよう 〈グループ〉 25min
1エピソード1分くらいの劇になるように練習。
3つの条件=①一人一つのセリフは言う。②人間以外の動物やモノを登場させる。③スローモーションまたはストップモーションを入れる。
4.その場で撮影 10min
5.リフレクションシート記入 10min
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高校生のみんなの「思い出」って、どんなものなのだろう?
楽しい思い出、悲しい思い出、頑張った思い出、悔しい思い出。何気ない日常の中の一コマ。学校生活。修学旅行の中のちょっとした事だけどみんなで盛り上がったエピソード。進学、就職にまつわること。
グループに分かれて一人ずつ自分の思い出を話す時、どの人もどこかいきいきとしたものがあったのではないかと思った。自分の「思い出」を、あらためて他の人に伝えるという経験はあまりない。でもきっとそれを話す事、他の人に聞いてもらうという事は、嬉しさが伴う事なのではないかと思う。
それをさらにグループのみんなとお芝居にするということ。自分の思い出を他の人と一緒に演じる。他の人の思い出の一員になる。こんな経験は、人生の中できっと、殆どないことだと思う。これも一つの「思い出」として、彼ら彼女らの中に在ってくれたらいいなと思う。
今後2回にわたって行われるWSの中で、この「思い出」たちが、どのような変容、進化、温度をもって進んでいくのかが、とても楽しみです。
(ふじさん)
今回は、「皆さんの高校時代を振り返りたい」ということで、事前アンケートで高校時代の思い出を書いてきていただきました。行事・学校生活・通学・家庭の思い出など沢山のバラエティにとんだエピソードを班のみんなでインタビューし合いお芝居にしていきます。リフレクションシートにも「みんなの思い出が聞けて面白かった。」「自分の思ったこと感じたことを伝えれた。」など自分の中だけにあった思いを話し共有する楽しさを感じたのではないでしょうか。一人のエピソードを1分、それも続けて次々にいろんな役になりながら演じるというミッション。時間もかなりタイトな中、どの班も全員の劇をつくれたのは本当にすごいです!配役(登場人物・もの・乗り物)や、どの部分を切り取ってやろうか、見せ方はどうするかなど、とりあえず動きながら各班悩みつつも楽しんでやれていたように思いました。まだまだ納得してない様子でしたし、もっと面白く!難しいけどチャレンジして、高校時代を思い出す時、この思い出アルバムのことをチラッとでも思い出してくれたら嬉しいなぁ。さあ、あと2回でどんなアルバムをつくっていくのかワクワクして仕方ありません!(よまる)
担当の先生たちも、ニコニコ興味津々に各教室を回られ、「3年生の、自分たちで話あって即興で場面を組み立て演じる力にとても驚きました。お互いを尊重しあって、役をさっさか割り振りする姿も頼もしさを感じました。」とのこと、まったく同感です!