青高⑤「あの話を舞台化!?」(2024年7月)

●活動目標:既成の構造を使って複数人の関係を舞台化する
●ねらい:他者との共同作業を通しての合意形成力・問題解決力の習得

2024年7月10日(水) 3・4校時 生徒14名
進行:小菅 サポート:坂口
会場:青谷高校武道場

1.ふりかえり・ワーク説明   10min
2.グループワーク       30min
休憩
3.グループワーク       10min
4.発表            15min
5.まとめ           10min
6.リフレクションシート記入  5min

本日は前期最後の授業ということで、小菅さんから「お芝居を作ってもらいます!」の言葉が発せられました。
ワクワクした表情で「やった!楽しそう!」と言う人と「できるかな・・・人前で立つのは苦手なんだけど」と不安そうな人が半々です。
しかし、結果からいうとこの日の授業は大成功。全員が取り組んで協力して、いい時間になりました。

今までさまざまなゲームやワークを通して合意形成力を理解してきた高校生。お芝居となると一体どんなものが出来上がるのでしょうか。
小菅さんから演劇の作り方のヒントをもらいます。みんな知っている某有名アニメの構造を使って流れを整理してみると…
①問題が起きる②ひみつ道具が登場する③問題解決④事態がおかしくなる⑤結末
こうなっていることがわかりました。

3チームに分かれて作業が始まります。3チームの進め方は随分カラーが違い、興味深いものでした。
最初から活発に意見を出しあって、耐えない笑いと共に盛り上がるチーム。アイデアがなかなか出ないと思いきや、リーダーやサブリーダーが自然発生してからは着実に進むチーム。全員が細かい設定を考え細部から突き詰めていくチーム。

いよいよ発表です。
1チーム目は高校生ならではの笑いが盛り込まれたテンポ良い作品でした。
2チーム目はハキハキした声が聞き取りやすく、大きい動きもあり見やすかったです。
3チーム目はひみつ道具の設定がしっかりなされているうえ、キャラクターになりきって声まで似せるというクオリティ✨オチもうまくまとまっていました。

いや〜面白い!高校生ってすごいな!

授業5回目にして初めて知れた生徒一人一人の個性や特徴は、ファシリテーター側にとっても良かったです。何よりも全員がそれぞれの関わり方で同じワークに向かえているのが素晴らしかったし、それを見た高校の先生方の驚きもまた嬉しかったです。

生徒の感想は、「ストーリーや道具を1から考えてやってみるのがすごく面白かった」「物語を綺麗な結末にするのは難しいなと思いました」「いつもより楽しさ倍増!もっとやりたいと思った」「今までの授業の中で1番緊張した」などがありました。
この実感をさらに深めたいですね。また秋に会いましょう!