青高④「じゆう劇場上演+ワークショップ」(2024年6月)
●活動目標:障がいのある人、ない人が一緒に舞台を作る〈じゆう劇場〉の活動に触れる
●ねらい:「障がい」と社会との間の壁について考えるきっかけにする
2024年6月26日(水) 3・4校時 生徒14名
進行:じゆう劇場 サポート:小菅・坂口
会場:青谷支所多目的室
1.導入 5min
2.上演『「赤ずきん」から生まれたもの』 30min
休憩
3.ワークショップ 25min
4.まとめ 5min
5.リフレクションシート記入 10min
「赤ずきん」のお話は誰もが知っていますね…でもじゆう劇場の手にかかるとどうなるのでしょうか!?
さて、今日はこのクラスの生徒たちが初めてじゆう劇場のメンバーに会って、
お芝居をみる日でした。
場所も違えば距離も近く、中には初めて障がいを持つ方と一緒に過ごす体験をした人もいたようです。いつもより緊張している様子の高校生。
しかし演劇がはじまればみるみるうちに引き込まれていきましたね。
劇中で「意見を聞かせてください」と放課後児童クラブの館長さんが問いかけると、いつもの授業時のようになかなか自発的には言葉が出てきません。それほど、頭の中で考えが巡っていたのでしょう。
自分が感じたことと、こうあるべきなのかな?と社会的な目線で判断してしまうところと、間違わないようにしたいという気持ち。
高校生ならではの逡巡があるからこそ、発言してくれた言葉はどれもとても嬉しく、考えさせられるものでした。
ワークショップではまず「集まってポン」と「見つけて共通点」を行いました。
会話などコミュニケーションを通して同じ答えを持つもの同士で集まる、または共通点を細かいところまで掘り下げるというもの。目で見て、耳で聞いて、自ら動いて、相手と意思疎通を取るのは楽しかったですね。
聞こえてきた感想は以下のようなものがありました。
・人とは思ったより好きなものが違うのだとわかった
・共通点は意外と見つからなかったけど、細かいところまで突っ込んでいくのが面白かった
・障がいを持つ人との壁が少しなくなった気がした
今回の授業を通しての感想は以下のようなものがありました。
・劇の迫力がすごくて、声の大きさにも圧倒された
・普通の人の演劇と比べることなく障がいのある人もすごい演技だと思った
・1人で3役くらいやっている中心人物の人が上手だった
まずひとつの演劇として楽しんでくれたことが嬉しいし、スッキリと見終わるのではなく心の中に残る「もう少し考えていきたい、説明しづらいモヤモヤ」を感じてくれたことが、じゆう劇場の演劇のパワーだったように思います。
そうそう、劇で使われた狼がかわいい!という意見もありみんな興味津々でしたね。今度はぜひ劇場でお芝居を見にきて欲しいです!