青高③「自分のことを語る・相手と一緒に自分たちのことを語る」(2024年6月)
●活動目標:自分のことを語る・相手と一緒に自分たちのことを語る
●ねらい:対話を通して相手との共通項や相違点を見つけ相互理解を深めていく
2024年6月19日(水) 3・4校時 生徒14名
進行:小菅 サポート:坂口
会場:青谷高校武道場
1.ふりかえり 5min
2.カウントゲーム(グループ) 10min
3.嘘入り自己紹介(全員) 30min
休憩
4.嘘入り他己紹介(二人組) 30min
5.まとめ 5min
7.リフレクションシート記入 10min
自己紹介って、自分のことを周りの人に言葉で伝えて理解してもらうこと。
それなのに今回の自己紹介はなんと嘘を織り込んでいることが条件。一体どういうこと?
さて、今日も武道場に入って来るやいなや「今日は何するの?」「楽しみ!」とポジティブな生徒たち。こちらの気持ちも高まります。
ふりかえりを終えたらまずはカウントゲームで感覚を取り戻します。前回、上手くいくコツとして心理・読み合いというワードが出てきました。具体的にいうと空気を読む、信じること、気配…これらを思い出して2グループとも成功!
続いて、小菅さんから「表情・体を動かさない」という負荷を与えられると、一気に難しく感じましたね。どうやら円滑なコミュニケーションはこれが関係しているようです。
おもむろに小菅さんの自己紹介が始まりました。どうやら嘘が紛れ込んでいるようですが…東京生まれ、演劇の仕事で100カ国以上旅をした経験がある、猫が好き、ですって。どれも本当のように聞こえるけれどどこに嘘があるのだろう、と真剣に聞く生徒たち。
この真剣に聞く(聞いてしまう)ところがミソなんですが、まずは生徒の皆さんも各自で嘘入り自己紹介を考えます。
長く一緒に過ごしているこのクラスメンバーで、いかに嘘を見抜かれないようにするかはテクニックが要ります。言葉を膨らませていろんなエピソードで溶け込ませて…いざ発表!
この嘘入り自己紹介は聞いているこちらもとても面白かったです。明らかに嘘のようだけど、話は繋がっているし本当かなあ?そんなふうに聞いている時、目も、耳も、心も、自然とその人に集中していることに気づきます。つまり、相手が何を言うかよりどうしゃべるか・どう伝えるかを見ているのです。
最後に、二人組でお互いの紹介をし合う他己紹介に入ります。2人の会話で思いもよらぬ方向に盛り上がるチーム、掛け合いが上手なチーム、それぞれが楽しんでいましたね。聞く側も笑顔があふれていました。
感想には「難しかったけど面白かった」「相手のことを伝えるのに緊張した」との言葉がちらほら。その通りで、相手と一緒に自分たちのことを語るのは難しいのです。でも、共通項と相違点を見つけて理解を深めていくのは面白い!まさにコミュニケーションが取れていた証拠だと思います。
また来週会いましょう!