青高①「楽しく知り合おう!カタルタ自己紹介」(2023年6月)

学習目標:課題解決のために他者と関わり合う必要を知る。自己分析、自他理解を深める。
2023年6月7日(水)3・4校時10:55~12:35
対象:青谷高校3年「地域環境芸術」コース18名
会場:武道場
進行:安田・武中・坂口・小菅・ビデオで中川。

0.実施前アンケート   5min
1.授業の説明(中川からのビデオレター)と鳥劇紹介   10min
 この授業の目的と目標、どんなことをやっていくかを説明する。
2.ニックネームを考えよう  10min
 呼ばれたい名前を考えて、名札を書いてもらう。先生や鳥劇もニックネームをつける。
3.アイスブレイクゲーム  〈4グループ〉 20min
 鳥劇もそれぞれグループに入る。先生にタイムキープと写真・動画を。
 「〇〇のとなりの…」でニックネーム紹介→「わたしあなた(ニックネームver.)」「名前オニ」。
 GFの進行でそれぞれ「拍手回し」「エアボール回し」
(休憩)
4.全員で〇〇回し 〈全員〉 10min
5. カタルタ自己紹介 〈同じ4グループ〉 20min
 カタルタを一人5枚使って、自分のことを語る。「なるほど!」あいづち。リアクション歓迎。
 1巡目「私は(ニックネーム)です」でGFからはじめて、カードに慣れる。パスもあり。
 2巡目「私は〇〇が好きです」、3巡目以降同じお題でもいいし、きらいなものとか題変もOK。
6.リフレクションシート記入      15min

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冒頭は少し緊張して始まったけれどゲーム等で段々ほぐれ、後半はかなり自由な雰囲気の中愉しくプレイ出来ていたのでは?
休憩時間、夢中で相撲に興じていた男子、(高齢なので怪我が怖く危ない!と逃げた)武中にかわって土俵に上がった)コスーと迫真の大一番…「亦、相撲をとりたいなぁ」→他の人「いや、それを「芝居」として演じてみたい」「いいなぁ!」→この発言等早くもこの授業のスタイルを先取りし、本質を理解していて「子どもっぽい」と言われていた男子達は、自由さの中、伸び伸びこのWSを捉えていて頼もしい。(武中)
リフレクションシート熱心に書いてくれた。文字量が多い印象。「カタルタ」が苦手だった人も、客観的に後付けの文章でなら?云える。雄弁に自由に言えるーーと捉えてくれたのでは。(安田)
第一回ということでしたが、アイスブレイクやカタルタにも、テーマである合意形成につながるようなキーワードが、進行の過程の中でちょいちょいちりばめられているとよいなと思いました。
“相手を受け入れること”、”発言をきいてもらうには”、”否定の言葉に気をつけよう”など、ファシリテータが合意形成にむけて参加者の思考回路を収束していく的な感じでしょうか
あと、高校生なので、来週の内容を予告して、各回ごとの目的や課題などが少し見える化してもいいような気もしました(小菅)

〇先生の感想
①「もっと硬いかと(反応に時間がかかるかと)思ったけれど …みんな意外に直ぐ内容を理解し柔軟にアジャスト出来て一回めとしたらすんなり入ってゆけた→今後もこの調子で行って欲しい…
②普段の授業とは違うこう云う「遊戯の精神」「,自由な雰囲気」の中で学べる事もきっとある筈、そう云うところを活かして今後更なるステップアップを望みます 等等

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メモ:

0.冒頭
・前に来てという指示で、本当に来てくれたのは初めてかも?!(最初の授業で、教室の前の方に座って貰えた)
・いきなりのアンケート、書いてくれた。(鳥劇内でわかっていない人がいたので、要確認。)
・ビデオレターの際、もっと周りの大人がその映像の部分を差して詳しく説明したり、補足を加えたら生徒たちが一層「俯瞰」出来て良いのでは?音声とかぶるなどで、却って解り難いのでは?との判断で今回それは控えてみた。
・授業の最初、車座にしては?(出来るだけラフなスタイルで「授業」の堅苦しさとっぱらった方が良いのでは?)

1~3.名前を云う辺りからカタルタ以前について…
「○○の隣の…」どの班も活発に2回以上周ってた。GFがグループの様子を見ながら、発展していった。
・「自分の好きなものを「頭につけ」やった。「猫の好きなキャシーの隣の○○の好きな△△」(ヨットの好きな裕次郎)と云う風に…
・「○○の隣の△△」を、そう云うルールは無いのだけれどそれぞれ二周し、スラスラ云えるようかなりスピードアップしてやってたー武中
・名前オニ、「かなり本気走り」になって汗ばんでいたのは中々ヒートアップしていたかと
・一人、小さな声の人がいて、その子の意見を聞き漏らさないよう、みんなじっくり聞いていた。ー坂口
④名前オニ、やはりルールが解り辛くその「混乱」ぶりを楽しみ乍ら遊んでいたー武中
⑤休憩でテンション下がるような事はなかったー安田

3.カタルタ
・「人の(話)だと(客観視出来るし、フィクション化しやすい)楽に出てくるよね」
・「場所取り」が(好きな子同士くっつきたい、仲の悪い子同士は離したい)やはり難しい」ー安田班
・「自分の事を語る」のに、もう一手間かかる子がいて「時間が必要」なので,全体では中々テンポアップ出来無い…
・「好きなものを語ると、つい本音が出る」ー坂口班
・余裕があったので
「海外に行きたいです」→「○○○(接続詞)英語が喋れる環境を…△△△…と云う風に、みんなでカタルタを使って自由きままに文章を作る」みたいな応用編を作って楽しんだ
○○よっちい、強烈でしたねぇー小菅班

○今後例えば「合意形成」と云うテーマ
「同調してゆく」,(同調しつつも)(其れが出来るからこそ!面白がりつつワザと)「外す」とか
多いに「盛り上がる」中で
→更に、何故其れが盛り上がるのか?客観的に、その「理由を考える」と云う風に今後発展して行けると
更なる展開が期待出来て楽しいですね。ー小菅