青谷高校① 「シアターゲーム」(2025年6月)
★目標:よく知らない人同士でも、さまざまな形のコミュニケーションをとれるようになる。
☆ねらい:課題解決のために他者と関わり合う必要を知る。自己分析・自他分析を深める。
日時:2024年6月25日(水)3・4校時 ★短縮10:45~12:15 会場=青谷高校武道場
対象:青谷高校3年「地域環境芸術」コース7名
進行:こすげ・せん
1.説明と紹介 この授業の目的の説明。全員で自己紹介。
2.カウントゲーム(2人組)
~休憩~
4.カウントゲーム(グループ)
5.ペンゲーム(グループ)
6.まとめ
7.リフレクションシート記入
2025年度のワークショップがスタートしました。
今年度は鳥の劇場から、小菅と田中がお邪魔しています。受講生のみなさんと、演劇の要素を取り入れながら、コミュニケーションにまつわるエトセトラについて、体や頭、ときには心を働かせながら探っていけたらと思います。
第1回目のじゆう劇場の観劇を終え、ワークショップとしては今回が初回。7人の生徒さんと初対面でした。先週のじゆう劇場の公演はどうでしたか?なんてお話をしながら始まりました。
最初に小菅さんから「演劇って、どんなイメージがありますか?」という問いかけがありました。「ミュージカル」「CAT」「音が大きい」「学習発表でやった劇」など、さまざまな答えが返ってきます。
「でも、演劇って“コミュニケーション”についての活動でもあるんです。他者との違いや、自分の思いがうまく伝わらない場面でも、どうしたら納得し合えるのか。それを考える力は、きっと今後さまざまな人と関わっていく中で役立つと思います」というメッセージが小菅さんから。
ふむふむ、という表情で聞いている生徒のみなさんが印象的でした。
◼️自己紹介 & カウントゲーム(2人組)
まずは、呼ばれたい名前と「好きな食べ物」を紹介し合う自己紹介からスタート。少し緊張しつつも、ほかの受講生の好きな食べ物を聞き合っていきます。
続いてはカウントゲーム。ペアで「1・2・3」と交互に数えるというシンプルなゲームです。
しかし、徐々にルールが変化していきます。
• 「2」は拍手に変える
• 「1」は相手の名前に変える
• 「3」はジャンプに変える
と、どんどんレベルアップしていくこのゲーム。私も一緒に参加したのですが、3回も間違えてしまいました。生徒さんたちがそっと待ってくれて、空気がやさしかったです。ありがとう〜!
「失敗しても大丈夫」「うまくいかなかったとき、どうやって相手をフォローする?」という小菅さんからの声かけもあり、相手の様子を見ながら進めることも意識できた時間となりました。
◼️カウントゲーム(グループ)
休憩をはさんで、次はグループでのカウントに挑戦。1から順番にカウントをしていきます。条件は「被らないこと」です。同時に言って、被ってしまったら1からカウントしなおしです。
まずは1から20まで。みんなで呼吸を合わせ、2回目で見事成功!とても集中していました。次は1から30。これも達成できました!この段階で達成できることは、なかなか稀なようです。
小菅さんからの「どんなコツがあるんだろう?」という質問に、ある生徒さんからは「心のつながり」という言葉が返ってきました。
でも、そこからこんなつぶやきも…!「まだ心はつながっていない気がする……」
えっ、成功したのに?「達成したけど、心がつながっていない」ってどういうこと!?
「“心がつながっている”って、どういうことなんだろう?」
そんな問いが見えてきたところで、カウントゲームは終了。
◼️ペンゲーム
ここからは、進行役が小菅さんからせんちゃんにバトンタッチ。
ペンゲームは、人差し指同士で1本のペンを支えるというシンプルなルール。
最初は2人組で、次に3人組、最後はグループで行います。
人数が増えるごとに「自分だけの動き」ができなくなっていきます。
相手の動きを感じたり、誰かの動きが変われば自分の動きも変わっていく、そんな時間でした。
「むずかしい!でも、おもしろい!」という空気。
「うまくいかないけど、なんとかやってみよう!」そんな前向きな集中が印象的でした。
◼️リフレクションシートより
・カウントゲーム
「だれが言うのか、どのタイミングかを考えながらしたのが楽しかった」
「相手の気持ちを読み合うのがむずかしかったけど、ぴったり合うと嬉しい」
「心が通じたときの感覚があった!」
・ペンゲーム
「支えてる相手がどの方向に動くかわからなくてドキドキした」
「落とさないようにするのがむずかしいけど、おもしろかった」
「みんなでやると、自分だけじゃダメって感じがした」
前期のワークショップの時間はこれでおしまい。次は10月に再会予定です。
そして7月には、現地学習で鳥の劇場へ。
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています!