逢坂小①「〈全身で〉人に伝えてみよう!」(2020年5月)

「〈全身で〉人に伝えてみよう!」
活動目標:大きな声で呼びかけよう。体の動き(ジェスチャー)で人に伝えよう。
学習目標:相手に届く表現(オファー)を考える。表現(オファー)を受け取ることを意識する。全身で表現する。
学校のねらい:「全校表現」に向けてのプレワークショップ。1人で前に出て発表するとなると緊張するのが課題。いきいきと表現し、まわりもそれを見て、みんなで楽しむことを通して、みんなで力を合わせて、全校表現に向けて取り組んでいこうとする意欲を高めたい。

※ソーシャルディスタンスに留意して、子ども達が楽しんで活動できるよう、配置など工夫する。

2020年5月21日(木)9:35~10:20 @逢坂小学校体育館
参加者=逢坂小学校全校児童(1年4人、2年6人、3年8人、4年7人、5年2人、6年3人)+全校の先生
進行=ヨリ。
GF=じゅんじゅん&れなぞう(1・2年)、がっきー&サブロー&タケ&ごっちゃん(3・4年)、たろさん(5・6年)。
記録=生田・安田・三輪

●ワーク1:わたし、あなた〈縦割りファミリー班ごと。〉(20分)
それぞれに鳥劇がついて、3つのファミリー班ごとに大きな円状になって立つ。
「わたし」から「あなた」へ指差しをつなげ、だんだん体全身を使っていく。
慣れてきた最後に、体育館全面を使って、全員でやってみる。

●ワーク2:ジェスチャーで伝える1〈5人×6チーム〉(15分)
1,2年で2チーム、3,4年で3チーム、5,6年で1チーム。あらかじめ用意されたお題で、ジェスチャーゲーム。
各チームについた鳥劇がお題を「伝える人」に出す。
「伝える人」は1人で他の4人が「回答者」。交代で全員やっていく。
※お題は「動物」「スポーツ」といった、いくつかのジャンルに分けて準備。学年関係なく全チーム共通のお題に取り組む。
※十分な距離を取って実施するように、「伝える人」「回答者」の位置を、事前にテープで示しておく。

●ワーク3:ジェスチャーで伝える2〈5人×6チーム〉(10分)
ワーク2と同じ、6つのチームで実施。自分でお題を考えて、ジェスチャーゲーム。
「家ですること」をテーマに設定し、お題を思いついたら「伝える人」になってやってみる。
低学年や思いつかない子は、ワーク2を続けても大丈夫。

●ふりかえり(10分)
学年ごとに異なるリフレクションシートを用意。
今体験したワークショップについて自分の感じたことを、色をぬったり、言葉で書いたり、気持ちをグラフにしたりしてみる。
実施中の写真をスライドショーで見てみる。

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体育館の窓をすべて開けて、子ども達も先生方も鳥劇も、全員マスク姿。
接触を避けながらどのくらい楽しんでもらえるか心配だったが、距離が離れる分、しっかり相手にイメージを届けようと全身を使う様がすばらしかった!ヨリが真ん中で「見えないピザ」を伸ばしていくと、いきなりだったにもかかわらず子どもたちが反応し、全員で大きく大きく広げていく。みんなで「見えないピザ」を持ち上げて飛ばした場面は、逢坂小が気持ちを合わせて1つになる象徴のようだった。
高学年や慣れた子が「全校表現は、このくらいやるんだ!」という気合で最初からどんどんやってくれるので、1年生や恥ずかしそうだった子も「やってみようかな」と安心して踏み出せていた。
夢中になって近づき過ぎる子に声をかけ、距離に気を付けてくれていた先生方。終了後には「教師自身が、本当は子どもたちとハイタッチしたい、ふれあいたいのに、今はできない。離れても楽しもうという活動ができてよかった。全校児童が盛り上がっていた。高学年のリーダーシップが頼もしかった。」という感想をいただいた。
次回は5・6年生と「台本づくりワークショップ」。先生方の構想をヒントに、楽しみながら発想を広げていき、オリジナルストーリーをつくっていく。どんな発想が出てくるか、楽しみです!

運営上で今後検討したいのが3点。
・写真スライドは、会場が広いため、遠くからは見づらく画面も暗かった。
・全体への声がけは、声量はあっても背中側は聞き取りづらい。マスクで口元が見えない。だから逆に、注目して聞こうとする姿勢がすばらしかったが、会場によってはマイクを使おう。
・子どもたちのマスク、これからの季節は暑苦しさも伴う。その時々の学校の方針に沿いながら、熱中症にも気を付けよう。