鹿野小学校4年生 2018年2月レポート

■WS事業7セット目
2/20(火)10:40~12:15・3、4校時 / 2/21(水)10:40~12:15・3、4校時
鹿野小プレイルーム
◯WS
「給食劇場」
1.アイスブレイク。
「下の名前を伝えよう」いろんな人と下の名前を伝え合う。
「身体で名前を伝えよう」下の名前を体で書いてみる。みんなでそれを真似する。
4月当初は、演劇ゲームはやる意味がわからず楽しめない雰囲気もあったが、今回は「よくわからないけど、やってみる!」という発言もあり、互いを見ながら自分たちで楽しもうという雰囲気をつくっていた。
2.「給食劇場」見本を見てみる。
グループで、「給食」にちなんだ場面、なるべく実際の給食の時間をそのままやる感じで作ってみる。ただし二つ条件を提示。
① 演劇としてやるので、声を聞かせることと動きを見せることに気をつける。
② 何か小さい出来事を入れる。
例として鳥劇見本を2つ見せる。「あげパン(が出てきてうれしい)」「プリン(余った分を先にとっちゃう」
3.みんなで考えて、つくってみる。
5グループに分かれて話し合い。アイデアがどんどん出てくる班や、まとまらない班、色々あったが、自分たちで何とかしようという姿勢が見えた。
4.今作ったものに、「不思議なこと」を加えてみる。
鳥劇見本。「あげパンの粉がどんどん出てくる」「プリンを取った子が穴に消えちゃう」
5.みんなで考えて、つくってみる。
どんな不思議を入れるかでアイデアを出し合ったり、不思議さをどう伝えるか意見が衝突したり、体を動かしながらやっていた。
6.みんなに見せる。
全グループ順番に発表。途中で止まりそうになったり、終わり方が決まっていなかったりして、悔しそうな子もあった。自分たちの発表をやったら終わり、でなく、しっかり他グループの発表を見る姿勢が相変わらず素晴らしい。
◯省察&発表
1.橋本先生による昨日のふりかえり。(笑顔写真とRSシートの抜粋)
「鳥げきレポート」。グループでつくっている時に、どんなことがあってどうやって自分たちで折り合いをつけていったかを、グループごとに鳥劇の大人が紹介。一人一人の良かった所を具体的に証言したり、その場面の動画を見せたり。子どもたちはうれしそうにしっかり聞いてくれていた。
2.もっとよくするために、演劇テクニックを使ってみよう。
鳥劇見本。昨日やった「あげパン」「プリン」に、演劇テクニックを入れてもっと不思議感を出す。そのテクニック(無対象やストップモーションやスローモーション)を説明。
3.自分たちでやってみる。
どこから不思議になるか、どうすればもっと伝わるか、こだわってどんどんやっていた。また、その劇のタイトルも話し合って決め、画用紙にマジックで書いた。書体をこだわったりイラストを入れたり、内容が伝わるような工夫があった。
「恐怖」=休職中に放送室から変な曲が流れ、幽霊におそわれ全員ゾンビ化する。
「大よくばりあやピー事件」=嫌いなエビフライをおかわりして机を破壊、片付けると不思議な世界に行ってケーキやりんごなどを食べて戻ってくる。
「きなこはこわい」=おかわりパンを無断で食べちゃうと、手のひらからきな粉が出てきて気持ち悪くて逃げまどう。
「そらとひときれの鳥肉」=そらくんがあばれて給食をこぼし、残った鳥肉を食べてニワトリになってしまう。ミルクをかけて人間に戻してみんなにしかられて終わり。
4.発表
橋本先生作成の「感想シート」配布。書き方は授業前に説明済みとのこと。
①げきを見てあてはまる言葉に〇をする。
②特にいいなと思うものには◎をする。
ストーリーがいい/なりきっている/チームワークがいい/観客を意識している/せりふが聞きやすい/話の内容がわかりやすい/不思議さが伝わる/きっかけがわかりやすい/どうどうとしている/えんぎのテクニックを使っている
★感想を書く欄もある。
発表を見て、グループでシートを書いていく。発表したグループも自己評価。全グループ終わったあとに、渡し合う。興味津々にシートを見ていた。自分たちではできてると思っていた項目に〇をもらえなかったのか、悔しそうな子もいた。感想も具体的な書き方をしていた。全16枚中15枚に「なりきっている」に印がついていた。