鹿野小学校4年生 2017年11月レポート

■2017年11月7日(火)9:35~10:20・2校時
授業分析「国語」
鹿野小学校4年生教室
橋本先生の授業を青学LCDが撮影。

■学習発表会「鹿野っ子まつり」に向けて
11/7(火)15:30~17:00
鹿野小学校
学習発表会での小学4年生の演目について、学校と苅宿先生が打ち合わせ。
小学校で、前嶋教務主任・中田研究主任に説明。
とりぎん文化会館で、橋本先生と打ち合わせ。

■11/24(金)~11/26(日)
鹿野小学校
小学4年生の発表は「こわれた千の楽器」を演じるだけでなく、劇中劇のように、「自分たちが表現WSを通じて何を学んできたか」を発表する。事前に青学LCDが学校へ記録映像と資料を提供し、担任の橋本先生が、子どもが発表しやすいように編集。子どもたちは演技を工夫したり、自分の言葉を考えたりして練習。
22日(水)と24日(金)と26日(日)~本番は、青学LCDによるメイキング映像撮影。

■WS事業4セット目
11/20(月)9:35~11:25・2、3校時 / 11/21(火)14:10~15:45 5、6校時
鹿野小体育館とプレイルーム
◯WS
4年生は11/26に行われる学習発表会「鹿野っ子祭り」で、本事業を通して、自分たちが何を学んでいるかを発表する。2校時に、本番通りの体育館で、通しリハーサルを見せてもらった。通す前に、ステージにあがる歩き方について中島からアドバイスを受け、ウォーミングアップも兼ねて練習。体も心も集中したところで通し開始。鳥の劇場の大人たちなどギャラリーが多い中、やりきった。堂々として、自分たちで工夫した構成もすばらしい。しかし、子どもたちは終わった後「自分たちはもっとよくしたい!」「笑いがとりたい」「変化が欲しい。くり返しではあきてしまう」とのこと。
業間休憩中に全体構成を考えた数人にインタビューしておく。
プレイルームで3校時開始。まず「笑い」について確認。シャレやズッコケを入れたいのか?演技を深めることで見る人が笑顔になるという意味か?どちらなのか聞くと、後者とのこと。
焦点をしぼって工夫しよう。楽器ごとのたおれ方を鳥劇サポートも入れて、練習し、グループことに発表。互いによくなっていることを共有し、全体で合わせる際には子どもたちも2人ずつ交代で見て、「もっとこうしたらいい」とみんなに伝え、こだわっていった。
◯省察&発表
本日総練習のVTR見る。
子どもたちから感想を聞く。良かったところ、足りないところ、どちらもたくさん出てくる。
鳥劇からの感想。良いところを具体的に伝える。また子どもたちがもっとよくしたいと挙げたところについて、「つなぎ方」「間」などちょっとしたアドバイスも。
中島からは
→「四年生の自分」と「楽器」の切り替えきっかけをはっきりする
→前の人が発表して次の人が発表するひとつひとつの間を詰める
→ラストのみんなでうたう歌で全員の動きがバラバラ 楽器ごとに動きを考えよう
という細かいアドバイスと、
「こわれた楽器は実は自分達だ。さあ歌おう。演奏しようという気持ちが伝わってきた。それがはっきりすればもっとよくなる。」というメッセージ。
6校時は昨日のRSシートも提示し、やる気を後押し。細かい所も歌もブラッシュアップしていく。この日は午前中に小学校全体で発表練習をした後であるため、子供たちの集中力が切れることがままあった。しかし、集中すべきところはしっかりと集中できていた。
橋本先生による省察を通し、「もっと良くなる」と子どもたち自身が確信し、改善点を自分たちで見つけている。7月から大きく成長している。
サポートにつく鳥劇には、苅宿教授から「意見を出すことに消極的な子供」の意見を周りはどう捉えるか見ているよう、助言をもらった。あるチームは、Aが活発でよくアイデアや意見を出し、Bはあまり意見を出さずAの意見を受けて「こんな感じ?」や「それは違うよ」など反応している。Aは役割の固定化が気になるのか「Bいつも意見出さないね」と言う。が、互いに抵抗や拒否する様子は見られない。
最後は全員で歌う練習。
ラストをどうするかで気持ちがバラバラになりかけそうになった。授業最後に苅宿先生から「皆さんはこの学校の最高学年になりますね。準備ができていますか?来月、来年が楽しみです」という投げかけがあり、子どもたちは、はっと気を引き締めた表情をしていた。