鹿野学園8年生①「裏ももたろう」(2022年6月)

活動目標:物語の背景を自由に想像してみよう。自由に表現することを楽しもう。
学習目標:「ツッコミ力」・「一緒にツッコミ力」
2022年6月30日(木),7月1日(金) 2・3校時(9:45~11:35)
進行:齊藤 GF:宮下、小口、後藤、中垣 撮影:奥田、藤木
サポート:(鹿野学園8年生)Sちゃん、Rちゃん

6/30
1. アイスブレイク 20min
 「天下統一」ボールを使ったゲーム、二つのチームにわかれて行う。ボールを投げて当てる、投げられたボールを受け取れず当たった人は休む。最後まで当てられず残った人のチームが勝ち。投げる時に「天下統一」と叫ぶ。全員で実践。職場体験中の8年生が、スタッフとして進行。
2. 「ももたろう」に「ツッコミ」を入れる。 25min
 4チーム(5人 x 3チーム、6人 x 1チーム)でワーク。「ももたろう」の話の中で「なぜそうなった」と感じるところを選ぶ。発表の形式は「××××にもの申す!」で始め、その後に「××××」とツッコミを続ける。一人1ツッコミを目指そうで、一つに決める。
3. 「ツッコミ」に対する答えを考える。 45min
 引き続き同じチームでワーク。先ほどのワークであがった「ツッコミ」に対し、その理由となる背景(物語)を考え、簡単なシーンを創作。「必ず全員登場し、一言は必ず発語すること」を必須条件とする。発表は「××××にもの申す!××××。それは××××から。」と言って始める。
4. リフレクションシート記入 10min
7/1
5. 省察 45min
6. 「ツッコミ」に対する答えを考える。劇をレベルアップする。 45min
 一日目の発表をよりよくする。さらに、鳥の劇場の人を加えて劇をつくってみる。最後に劇を発表する。
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今回は、8年生のSちゃんRちゃん進行による「天下統一」で、にぎやかに授業が始まりました。「天下統一」の基本ルールはドッヂボールなのですが、コートがありません。加えてボールを二つにして、とてもスリリングなゲームになりました。鳥の劇場の大人たちも大変盛り上がっていました。
桃太郎にツッコミを入れる・理由を考えるでは、アニメや漫画を参考したアイデアで内容が似てしまったグループもありましたが、作者にツッコミをいれたり、桃太郎が他の星からやってきたりと、独創的なアイデアも出ていました。
二日目、省察後の活動は劇のブラッシュアップです。一日目の内容を細かくしたグループ、話の続きを考えたグループ、内容を変えて新しい劇をつくったり、工夫をしていました。内容については鳥の劇場に助言を求めることも少なく、積極的に考えてくれている様子でした。劇の内容はツッコミをいれることから逸脱していき、最後の発表は劇を考える・やってみることを楽しんでいるのが伝わってくる内容でした。一日目の発表からさらに恥ずかしさもなくなって、のびのびと楽しんで発表する様子は、堂々としたやりきった感がありました。