鹿野学園7年生 2回目レポート(2019年6月)

鹿野学園7年生(35人)2回目
6/11(火)2・3校時【WS】、6/12(火)2・3校時【省察&発表】
★活動目標:「みんなで何かになって風景をつくろう」いろんな“モノ”になってみよう。状況を想像しながら、演じてみよう。
★学習目標:自由な発想を促す。想像力をふくらませる。物事を多面的に捉える。感じ方、伝え方を意識する。

進行=齊藤・大川・中垣・高橋・赤羽・後藤
初日記録=生田・奥田・筧 2日目記録=生田 研究記録=青学LCD

■1日目———
6/11(火)2・3校時【WS】=欠席2名。
●アイスブレイク1:タオルバレーボール(20分)
3チームに分かれる。チームごとに円になって、タオルを丸めたボールを地面に落とさないようにトスし続ける。それぞれのチームである程度の時間練習して、それだけ長くトスし続けられるかを競う。
思ったより難しく、とても10回繋がらない。1チーム目「5回」が最高結果で、意外そう。

●みんなで一つのものになる(30分)
・5チーム(宿泊学習の10チームをベースに、2つのチームを一つに合わせて5チームにする)で活動。
・与えられたお題のものをみんなで形作る。1チーム毎にやって、他のグループはその様子を観察する。
・形が出来上がっていくプロセスを細かく観察し、どのように合意形成されるか、誤解が生じているのかを検証したい
・喋ってやるバージョンでもやってみて、出来上がっていくプロセスの違いを認識したい
鳥劇例は、「林檎」。
早速1チームめに挑戦してもらうものの、見事に戸惑う。なんとかつくりあげるが、「指示を出さない」「しゃべらない」は難しい。それをもっと意識して2チームめが挑戦してみると、やはり難しい。メイキングの様子をその場で、スクリーンに映し出して、全員で検証。「まず動いてみること」「だれかのアイデアにのっかること」がコツだ、ということを共有して、3チームめ以降、挑戦していく。

タケレポ:○ブロッコリー○とうもろこし(大川投入)○キャベツ○ピーマン○パイナップル○大きな象(タロ投入)○鯨○トンボ○(大川投入)蟹○自転車。みんなで随時映像をみる(プチ省察が出来て良かった/By先生)(→男女の厚い壁。小学校低学年みたいな幼稚な事はしたくない→といって→なにか進んだ形で?抽象化は余りに難しく悩み。イメージが湧かない、ましてや声を出さない、ジェスチャー無しでの共有なんて?!)

毎回すぐにスクリーンで振り返りながら、どう変化していったか、何がよかったか、少しずつ気づいていく。「野菜」「動物」に挑戦してだんだん慣れてきたので、最後のお題は変化球「自転車」!さすがに難しかったが、見る方は試行錯誤ぶりを興味津々に見ていた。

(休憩10分)

●1枚の写真をつくる(40分)[全員ワーク時間15分+作業時間15分+発表10分]
・同じグループでワーク続行。
・与えられたお題の場所にいそうな人、ありそうなモノになってポーズをとる。一人づつ加わっていき、前の人がポーズをとったら、次の人が加わる形をとる。この形式で各チーム2回実施。人になるばかりでなく、モノになることを促す。
・その後各グループに分かれて相談しながら、与えられたお題の場所の写真を創り、発表。他のチームにお題を当ててもらう形をとる。作業中、担当の大人がipadで写真を撮り、出来上がりの様子を確認しながら進行。(動きや声をつけても良い。)
前半でコツをつかんだからか、一人一人の動きが俊敏ですばらしい。できあがる空間がいずれもユニークだった。
タケレポ:例/[美術館](鳥劇/大川/赤羽/後藤/武中/高橋/中垣)随時○[卒業式]○[ラーメン屋]○[夏祭り]○[歯医者]○[海水浴場](一人一人果敢なチャレンジ、其れにバトン繋いで豊かなイメージの広がり!)
明日に向けて、ビデオレターを観る[加米良萬]より、(大受け!→子ども達本能的、潜在的にはぶっ飛んだ抽象化へのイメージ持ってるのでは?)

 ●リフレクションシートを書く。(10分)

翌日に向けて先生との打ち合わせ。
○お見合い状態を解消したい。○思い切って一生懸命やった子に対して[違う、違う]は無しにしたい。
○日常生活でも各班に一人は、[違う、違う]っていう子がいるらしい。ただし、それは,良い方向でも。そういう年頃でもある。
○[もうちょっとやりたくなった]状態で終われたのがよかった。
○省察後は「写真に動きやセリフをつけ、短いシーンを創る」ことを活動目標にする。

■2日目———
6/12(水)2・3校時【省察&発表】=欠席1名
M先生による省察。
●「どうだった?」
△スイカ(海水浴)になったのがよかった
△ラーメン屋ドア開けるのが良かった
△[みんなが一つずつやっていって→最後一枚の絵になるのに吃驚した](昨日欠席で、はじめて動画を観た生徒)
●M先生(一枚の絵に)気に入った、印象的なもの→○Tの城(海水浴場)○寝転んだ歯医者(Y)○遠くの受付にポッと座ったK(歯医者)○太鼓に載って踊ったN[夏祭り]○スイカに成ったT(海水浴)○Iのカメラマン[卒業式]
●鳥劇レポート:[まずやる勇気]○[最初にキメるぜ](さっと目をつぶったカメラマン)○[後は任せろ](一寸ずつ離れて空間を上手に作っていったみんな)○[ナイスな変化球](突拍子ぢゃないのに[驚き]があるもの)○[見え無いものが見える]○[ナイスな表現](松井君の、広げた雑誌(歯医者の待合い)→リフレクションシートに金言☆☆[察する事も協力だとわかりました]
●M先生[今日はクイズ形式!しかしS先生は動画を見て一つしか当てられなかった、結構難しいかも?!]
●[加米良萬]登場。アシスタントの足須端人も。

→→→休憩時間→→
(Iカメラマン、萬先生に密着激写)→[みんなで風景②]→観客にお題を当てて貰おう。直ぐ生徒からQ[モノを使うの、ありですか?](W)→今回は無しにしよう。

○[原始時代の狩]○[月面着陸]○[深海海底](大川投入)○[関ヶ原合戦](→6年で習ったばかりだから固有名詞出てくるんだよBY鳥)○[名画を盗ん
だ怪盗を追いかける](→あたったか?微妙)→→→→→→→→→[みんなで風景〓]→相談しながら→iPodを使って
①[砂漠でオアシスを発見!](練習時、皆の筆箱で泉を作っていた、本番使えず→しかしそういうイメージは共有されていた)②[火事現場の人命救助]〓[ウルトラマンVS怪獣]〓 [宇宙人との出逢い]⑤[地獄]→2パターンやって①は戦争等と被る悲惨な感じ、二つもの閻魔大王のシーンで正解!

f,15分オーバーしてしまった。リフレクションシートも持ち帰り書くように。
その他△子ども達は考えるのに夢中、やってみる時間殆ど無かった△共通の[隠す]という目的があり円がますます小さく成っていった△やはり[クイズ形式]が功を奏した!(遊び感覚で楽しく集中出来ている)
△ハイ!と挙手して云う(勝手にぶつぶつ云わない)のが小気味良かった△M先生の省察から全体の流れ、自然でスムーズ良かった△あのチーム、リーダーが居ない△そのチーム、男女の壁が厚い (△Rの話題で[貝塚に拘っていた]→今に残り形が認識出来るもの、と言えばこれしか思い付かない由)△鳥による見本は→リフレクションシート等でも必ず[凄い]って云って貰えていて、子どもたちのモチベーションの一つになっているようでよかった。
△鳥劇体験中のYより[(やりっぱなしではなく)振り返りしっかりやるトリジュクの取り組みが体験できてよかった。テーマも、時代等かわったり無重力をイメージさせたり抽象的な+αがあって良かった] 等以上