鹿野学園7年生 1回目レポート(2019年5月)

鹿野学園7年生(35人)1回目
5/27(月)2・3校時【WS】、5/28(火)2・3校時【省察&発表】

★活動目標:ちょっとだけお芝居の台本を書いてみよう。(セリフの出てくる状況を想像してみよう。状況を想像しながら、簡単な台本を作ってみよう。)
★学習目標:自由な発想を促す。想像力をふくらませる。演技の組み立て方(セリフの背景)を意識する。

進行=齊藤・大川・中垣・高橋・赤羽・後藤・中川
初日記録=生田・奥田・筧 2日目記録=生田 初日レポート=中川 2日目レポート=武中
見学助言=苅宿先生、青学LCD

■1日目———
5/27(月)2・3校時【WS】=欠席1名。

〇アイスブレイク1:足じゃんけん+ひじひじバースデーライン(10分)
昨年は2クラスだった人たちが、今年は1クラスになって約2か月という時期。まだなじんでいない上に鳥劇がやってきて、戸惑いも多かったと思う。それでも、彼らなりにやってくれた。
今後、事前の会場設営、スタートの仕方を要工夫。人数と空間の関係。

〇アイスブレイク2:カタルタ自己紹介(好きなものを交えながら)(15分)
6チーム(6人か5人ずつ)に分かれ、それぞれに鳥劇が入る。カタルタ5枚使って、好きなものを交えながら自己紹介。
1周め「好きな食べ物」、2周め以降は、それぞれのグループにお任せ。足じゃんけんで目を合わせてくれなかった子も、目を合わせてくれるように!はじめパスした子も、他の子がやるのを見て、やってみてくれた。1周めクリアしたら慣れてきたようで、全チームとも2周め以降に突入。盛り上がって「なるほど」コールを言ってくれるチームもあった。

〇決まったセリフのいろんな言い方を考える(20分)[説明5分+作業時間5分、発表10分]
・鳥劇による「うん」の例と解説「セリフは状況で決まる」
・チームごとに、「え」の言い方(シュチュエーション)を、10分で12個考える。
1人でいくつも思いつく子、具体的な状況を思い浮かべて説明する子、似ててもいいから何とか言ってみる子、さまざま。案を出し合って、どのチームも12個でそろった!

※休憩※

〇「穴あき台本」を完成させ、発表する(40分)[説明5分+作業時間15分+発表20分]
・12チーム(3人ずつ・足りないところに鳥劇が入る)に分ける。
先生が考えてくれた3人組で、後半のワークに挑戦。前半とまったく違う組み合わせのため、緊張したり、鳥劇大人に戸惑ったり。全然平気でどんどんやる子もいて、話し合いはチームによってかなり様子がちがっていた。
発表となると、はじめやりたがらない子もいたが、結局全員セリフが言えた!
発表された12作品は、どんどんセリフが付け足されていたり、シチュエーションをかなり吟味していたり、机とイスというセットまで用意して演技すしていたり、それぞれに個性があった。
鳥劇としても1人で2チームの看取りは新鮮だったが、チームにべったり関わりすぎて「甘え」が出てくるよりはこういったスタイルも今後取り入れていきたい。

〇リフレクションシートを書く。(10分)

放課後、先生方と翌日に向けての打ち合わせ。苅宿先生から助言。
●データをどう残すかという話
→新潟で研究室が行なった活動について
リフレクションシート→エビデンスとしての映像との紐付けをやっている
→鳥劇が看取った情報を文字化してデータベース化すると、エビデンスになる=履歴になる=ポートフォリオ評価の原点
●「認める」
褒める=嬉しい年代じゃない、認められることが嬉しい年代
●非認知スキルの話
表鷲科がただ楽しんでるだけじゃなくてコミュニケーション力や非認知スキルを高める活動であることを説明できる
●省察のパターンの話

■2日目———(↓タケ)
5/28(火)2・3校時【省察&発表】=欠席1名。
ランチルーム。
S先生による省察。生徒たちと先生とのやりとりを中心に。
自分たちで良かった所を思い出してみる。(あれ良かった、楽しめた、盛り上がった等)△考える事自体や発表が楽しかった
△C君、宿題、やってる?やってない?などの状況を色々考えた。
△複数考えた△はっちゃけられ良かった△誰も、勝手に決めたりせず、みんなで!決められた事、[演技]で違う表現に出来た
△言葉だけでなく気持ちを考えた△もぅ少し意見出し合って面白いものに出来た
途中、鳥劇レポート。※いつも長くなりがちだったが、「1人90秒以内」を守れたのがよかった。※
△後藤[相手の言った事を受けて楽しんでいた]△中垣[Gみんなで考える楽しめる]玲奈[感じ方に個性が。状況を具体的にイメージ。]大川[自分達でのびのびと発表]タロ[演劇的な視点持っている。]サブ [作品に拘りが]

頼 昨日のレクチャーに追加[台詞は[状況]×[性格]で決まる!][うん。を生かそう]
S先生が全体進行、鳥劇と生徒たちでどんどん作業&練習。
省察を経て、どの班も昨日より積極的に!発表では、S先生による相互評価のアプローチも。
鳥劇、と云う学習環境。
先生が、学習環境をうまく材料としてやり切ろう、今日は一貫してその路線貫き通していた姿勢がよかった。

苅宿先生助言メモ:
安心安全な対話空間の確認→同じ事を繰り返す事の意味を知り、良い所を確認出来る活動の継続。→[リフレイン効果]
事実を認める。のと褒めるのは違う。
鳥劇の身内化/メンバーとの協働
ポジティブとネガティブ、その間にある「リアル」
一見、ネガティブに見える言葉の中に、[本音]が混ざっている、それはリアルな感情なので其処を掬えるかが肝。