鹿野学園7年生④メディアWS「Pocket2カメラで映像作品づくり」

2022年11月29日(火)・30日(水)2・3校時(9:45〜11:35)
進行:児玉龍太郎さん(映像作家) ファシリテーター:青山学院大学(北澤さん、鈴木さん)、大道さん 撮影:中川、藤木
ねらい:小型カメラ(DJI pocket2)を使った映像制作体験により、子供たちの共同性の成長を促進

1.アイスブレイク「ジェスチャーゲーム」  15min.
2.作品作り「〇〇に変身しよう!!」   35min.
3.データコピー/休憩   10min.
4.ナレーション収録   15min.
5.発表   15min.
6.リフレクションシート記入   10min.

映像作家の児玉さんと青学のみなさんが来てくれました!
普段は大学生向けにやっている内容を、鹿野学園のためにアレンジされています。
児玉さん大道さんのテンポ良いかけあいと、北澤さん鈴木さんのさりげないフォローで、すぐに緊張もほぐれました。
そして、自在に動くカメラ。
ぶんぶん振り回して撮影しても、映像がなめらかで途切れません。
楽しみながらコツをつかんでいけるように、「変身カード」・「テーマカード」も用意され、
〈〇〇の目線〉作品づくりに入っていきました。
「使ってうれしい」から、「もっとこんな感じに撮りたい!」とどんどん工夫していってすばらしかったです。

2日目の授業開始時、「今日はもっといいの撮るぞ~!」と言いながら整列する子も。
2日目は、登場する人物そのものが映っているカットと、その人物の目線からのカット、ふたつが映っていることが必須とされました。どうやって撮影したらいいかと考えを巡らす生徒たち。
「学校のおばけの噂」という作品では、廊下を歩いている生徒の目線にちらっと映る、トイレの前にたたずむおばけ。そして鏡の前で生徒が髪をとかしているとその鏡におばけがすーっと映り込む…なかなか怖い。短いけれど、ちゃんとホラーになっている。「下校中の生徒を襲うカメムシ」、カメムシが廊下を飛んでいく目線とそれをやっつける生徒の目線、普段の学校生活から着想した、リアルな題材。「いじめっこを救う力士」なぜか力士が登場する奇抜さと、いじめっこが殴る音を水道の流し台をみんなでいっせいに叩き録音するという力技。7年生、チームごとにバラエティに富み、リアルな日常や、奇抜な発想も、初めて手にする新しいカメラで撮影することに、楽しく挑んでいたと思います。
担任のK先生「普段我々が当たり前のように見ているテレビなどの映像も、こうやっていろいろな過程を経て作られているということが生徒たちにもわかったのではないか。」
ファシリテーターの児玉さん「失敗しても何度でもやり直せるのが映像のいいところ。生徒たちの鋭い視点がたくさんあった。」