鹿野学園6年生③ 「見立てて、演じてみよう」(2023年1月)

★活動目標 日用品(スリッパ)を他のものに見立て、即興で芝居を創造する。
☆学習目標 (変なことでも)思い切りやる。自由に連想・発想する力を育てる。他者理解を促し、協力・協働する力を身につける。(即興で演じることで、)事態に応じて素早く考え、行動する力を身につける。
2023年1月12(木)13(金B)2・3校時(9:45〜11:35) @ランチルーム
進行:齊藤 補助と記録:安田、中川

1.ジェスチャー伝言ゲーム (4グループ・みんなで・20分)
2.日常にあるものを、他のものに“見立て”てみよう(みんなで・25分)
3.スリッパを何かに“見立て”て、日常生活を演じてみよう(25分+発表:20分)
4.RS記入(10分)
5.(2日目)先生と省察活動
6.「ランドセル」も加えてやってみる
やってみる
7.発表

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見本例に先生が入ってくれるとうれしそう。生徒数人も見本やってくれた。前期の緊張感がかなりほぐれ、リラックスした様子でスタートできた。ジェスチャー伝言、わからなかったらそのまま動作をつなげる素直さがほほえましい。
見立ててものボケは、輪になって一人ずつ、一つの道具を何かに見立ててワンアクション。
1回目ペットボトルで、すでに全員やれてすごい。「花瓶」など動作を加えることもやっていた。
2回目タオル、くるくる巻いて「極太うどん」うまい!
個々のアイデアがちゃんとバラバラでよかった。まわりは「いいねっ」という条件だっただが、あまり声出ず残念。
何も思いつかない時のために「バットに見立てて、巨人の星のテーマに合わせて、スローモーションでフルスイング」も用意されていたが、全員やれてしまうと出番なし。2回目終わりごろ、「巨人の星」を求めてあちこちから「バット」のささやきが・・・。それを受け、男子3人が連続バット!!いいね~
齊藤さんから「なぜスリッパにしたのか?開校して使われなくなる古い方のスリッパに花をもたせたかったんだよ…」というしみじみ話を聞いてスタート。場面をつくってみる。「って、スリッパやないかーい!」とつっこんで終わるようにする。
話し合いと練習はとても楽しそうだった。いざ発表となると小さくなってもったいない。明日への課題。

2日目。
省察ビデオを顔を上げてよく見てくれていた。「自分、こういうところだめだな」「楽しそうだけど、こっから発表にいけん」とかつぶやきも聞こえ、客観している様子。
ジェスチャー伝言、2日目なのでお題も難易度アップ、さらに先生を一人加える。少し緊張しつつうれしそう。T先生のジェスチャー、生活感あふれてさすが!カップラーメン?そば?伝わらなかったら動作を加える工夫、まねしやすいいい見本。
「ランドセル」練習は和気あいあいと楽しそう。「いいね」という言葉もよく聞こえた。男子は「全員で1チームでいいよ」という齊藤さんのアドバイスに安心したよう。
発表となると、いつも尻込みするチームが出るが、この日は全チームともすぐスタートできた!立派。

●男子【東京タワー】:形をつくることに盛り上がり、セリフ練習できなかったため途中止まったが、やり切った。ランドセルをひたすら重ねる姿は〈現代アート集団?!〉にも見え、「タワー見に行こうぜ」と登場して最後破壊する様は〈Youtube撮影している大学生チーム〉のようにも見えた。「・・・てか小さくね?」を入れたら、さらにわかりやすいはず。
●女子【推し活チーム】:ずっと自分たちでやれていた。セリフを細かく決めていて、すごい。しっかり聞こえる。2場面構成にしていた。ランドセル2個使いも、まさにウーバー宅配員にしか見えず秀逸。TV盛り上がる場面が入るとさらによかったか。
●女子【大晦日チーム】:机もイスも使って、まるで舞台セット!!ランドセルについているタスキも首輪に見立てている。ソバを作り続ける演技の持続、構成もうまい。劇づくりがわかっていて、ままごとに集中する感じ。観客意識しカンがいい。

鳥劇メモ:
・感染症対策、ワークシート1枚だと群がる。
・鳥劇への壁がうすくなっていてよかった。齊藤さんの脱中心声がけ&自己開示、いろいろ工夫している。
・諸事情で人員を減らしての実施になったが、「自分たちでやる」スイッチが入りいい部分も。
・全体進行だけでなく、専門的アドバイスをもっとしてあげたかった。GF不在の場合の立ち回り方。
・記録撮影、ファシが撮影するとつい動画ばかりになりがち。写真もほしい。