鹿野学園6年生② 「やぎ博士と踊MAKULU」(2022年12月)

2022年12月12日(月)13日(火)2・3校時(9:45〜11:35) @ランチルーム
進行:齊藤 GF:高橋、安田、村上、下地 撮影:中川
★活動目標:自分たちが好きな食べ物を体とオノマトペで表現してみよう。
☆学習目標:自由な発想を施す。言葉に頼らない表現をする。他者の表現を受け入れる。

12月12日(月)
1.アイスブレイク「ジェスチャーゲーム」30min
2.メインワーク 説明5min + 作業30min
  ヤギ博士登場。言葉の通じない相手(ヤギ)に、人間が食べている美味しいものを伝えることを考えよう。
  お題から連想される動きや感覚を元にして、音付きのポーズや振りを考える。【 例:あつあつたこ焼き 】
3.グループ発表 15min
4.リフレクションシート記入 10min
12月13日(火)
5.省察活動 30min
6.前日のワークの応用編 説明10min + 作業25min
  前日に作った【あつあつたこ焼き】を、振付師(?)踊MAKULU監修のもとダンス作品へと発展させる。
7.グループ発表 15min

【1日目】
まずは、体も心も温めるためのジェスチャーゲーム。それぞれのグループで楽しんでいた様子。
なかなか10個に到達できないチームをクラス全員が手伝ってくれることに!!観客が増えると、より体を大きく使う子もいました。
そして・・・<ヤギ博士>と名乗る不思議な男性が登場!!!その外見にみんな食いつき気味(笑)
『ヤギにも伝わるようにこのビートに合わせて “あつあつたこ焼き” の作り方を表現してほしい』というヤギ博士からの課題にグループで取り組みます。
女子①グループは、グループ全体のノリが合ったのかスピーディーに完成。終始楽しそうに笑いながら作っていました。
女子②グループは、グループ内でダンスフォーメイションチームとストーリー重視チームの2手に分かれて作っていました。そもそもヤギにたこ焼きは食べさせちゃいけないんじゃないか?などの声が出るくらい真摯に向き合ってくれていました。
男子①グループ、引っ張るリーダーがいるわけではなく、それぞれがバランスよく関わって自然発生的な感じで創作。できたものを何度も繰り返し練習して、精度をあげていました。
男子②グループ、0から1にするのが難しかったようで、こんなのもできるよね〜と大人が1つ提案すると、自分達でやるように。動作は大きくはないけど、それぞれが自分なりの表現をしてくれていました。
全てのグループが時間内に作品を作ることができ、恥ずかしがりながらも、みんなの前で発表してくれました。

【2日目】
前日の授業の振り返り動画は女子が恥ずかしがってあまり見れない様子に対し、男子は楽しそうに見ていて、男女の受け取り方の違いを感じた。そういう年頃なのかな☆
先生のコメントでは、「楽しくやっている様子が良かった。それはなぜそうなったのか?」をみんなに聞いていってそれぞれの考えを全体で共有していました。
休憩後、2日目のメインワーク【前日作った あつあつたこ焼き をダンス作品にしよう!】では、急遽来鳥した<踊MAKULU>から助言をうけて、作品作りに励みます。
前日作ったものを、組み合わせたり、崩して作り直したりと、グループごとで色んな方向に変化していました。ワークの雰囲気に少し慣れてきたのか各グループ楽しそうに創作していました。
最後にグループ発表!完成したグループもあれば、完成してないけれど出来たところまでを見せてくれたグループもあって、各々が真摯に向き合ってくれていた印象を受けました。
それぞれの作品も、前日より細かくグレードアップされていて、見ていてとても面白かったです。

●鳥劇メモ
鹿野学園での6年生は制服を着初めたり校舎が変わったりと、さまざまな変化がある学年。
普段緊張気味なので、I先生が「グループワークしやすいように」と、あえて今回は男女別。楽しんで活動してくれてよかった。
このクラスの特徴として、男子と女子の感性の違いがあった。(創作する時、リズム重視なのか、物語重視なのか、など)また、お互いを謙遜せず静かに認め合っていて、ヒエラルキーがないようにも感じた。
このメニューは例年逸脱しすぎる傾向があったが、今回進行を少し変えてみたらスムーズにいけた。ダンス作品になったのが収穫!ねらいに向かうための刻み方、大事。
反省点として、2日目は少し難易度も上がった為か、時間が足らず客観的に見れていなかった面もあった。もう少し互いに余裕を持って誘導・進行できると良かった。