鹿野学園6年生① 「ちょっとだけお芝居の台本を書いてみよう」(2022年6月)

2022年6月27日(月)3、4校時@体育館 、28日(火) 2、3校時@王舎城学舎ランチルーム
進行:より 補助:タロ、ガッキー、みやじい、きょん
撮影:ふじさん、おくさん

★活動目標:セリフに出てくる“状況”を想像してみよう。“状況”を想像しながら、セリフを考え、実際に演じてみよう
☆学習目標:「状況想像力」・「関わり力」
与えられた条件から、「登場人物」・「それぞれの登場人物がその前に何をしていたのか」・「登場人物同士の関係」といった状況を細かく想像して、その登場人物が“喋りそうな”セリフを考える。
後半は少ない人数での活動になるので、より主体的な関わり、より深い他者との対話が必要とされる。

+++1日目+++
1.アイスブレイク:椅子取り鬼(20分)
チームを作る。チームの人数+1の椅子を置く。先生が鬼をやる。鬼は歩き回りながら、空いている椅子に座ろうとする。子供達は椅子から椅子へと移動し、鬼を座らせないようにする。より長い時間、鬼を座らせないことを目指す。

今回は初めてクラスを持った担任の先生と生徒の距離も縮めるべく、鬼は先生にやってもらっていました。楽しげな雰囲気で行うことができ、話し合いも活発に、たくさんの“インチキ”を考えてくれました。“インチキ”すぎてゲームにならないような案も出ました(汗)が、最後にはみんなで円になって同じ方向にみんなが回り座り続けるという画期的な案が出され、「惜しいっ!」ところで時間が来てしまいました。

2.決まったセリフのいろんな言い方を考える(20分)[説明5分+作業時間10分+発表5分]
簡単な間投詞、感嘆詞をお題として提示。それぞれのグループでお題になっている間投詞、感嘆詞の色々な言い方(シュチュエーション)を考える。
お題は「うん。」その言い方(シュチュエーション)を考える。
発表はただ読み上げるだけでも可。演技がついたならなお良し。

踏ん張っている時に思わず出てしまう「うん。」だったり、めんどくさい時の「うん。」、反抗期でお母さんに「おはよう」と言われた時の「うん。」など、自分自身の体験に基づいた案がたくさん出ました。その案に共感する生徒や「そういう時にそういうのが出るんだ」と新しい視点を取り入れた班もあり、たった一つの言葉だけで多様な表現が生まれました。
~休憩10分~

3.「穴あき台本」を完成させ、発表する(45分)[説明5分+作業時間20分+発表20分]
「宿題やってきたの?」の後の「うん。」の言い方の例を考える。子供達も交えながらいくつか例を出してみる。まず「うん。」が出てくる状況、次にその後の一言を考え、最後にタイトルをつける。

たった数言ですがどうとでも捉えることができる台本上で人物関係やバックグラウンドなどを話し合って決めました。この学年の話し合いを見ていると特徴としてあまり自分の意見を主張するのが得意でない生徒が多いのかなと感じます。そんな中で話合いが停滞するかなと思いきや、なんとか意見をまとめてくれて最終的に全てのグループが、発表前に一度動画を撮って確認するという段階までできていたので、「とりあえずやってみる」という精神とスピード感があってとても良いなと思いました。
発表時は体育館で声が分散してしまう上に豪雨でなかなか声が聞き取りづらいというのもありましたが、事前に撮った動画を確認したところ、練習時の方がイキイキと大きな声を出して演じていたので発表でも、もっと大きな声でできたら最高だなと感じました。

4.リフレクションシートを書く。(10分)

+++2日目+++
5.先生による省察活動(50分)
前日の振り返り動画を見て、何をやったか、感想、なぜそう思ったのかを細かく先生が生徒に聞いていく

先生が生徒を巻き込み、感想と「なぜそう思ったのか」をたくさん引き出してくれました。大半の生徒が前日のワークを楽しんでくれていて、「みんなと協力できたのがいいワークにつながったのではないか」という意見がでました。
~休憩10分~

6.椅子取り鬼2(20分)
前回のうまくいきそうだった案を生かし、みんなが円になたり、電車の座席のように向かい合わせで座ったりなどの案も出て、前日よりもタイムが延びました。しかし、やっていく中で席の間隔が近いと鬼も有利だとの助言があり、最終的には席をバラバラに置いてみんなの瞬発力を武器にやりきり、1分も持たせることができました。素晴らしいです!
生徒達は走り回って息を切らしていましたが、みんなの笑顔が見れたのと、少し堅かった雰囲気が一気に柔らかくなった実感がありました。

7.「穴あき台本」を完成させ、発表する2(25分)
前回完成させた台本に前後のセリフをつけ、状況や人物関係をさらに深めて考える。

1グループ停滞してしまった班がありましたが、全員のグループが前後に状況を付け足したり、セリフを付け加えて一つの作品に仕上げていきました。
この作品の終わり方も肝で、後に何が起こったかを想像させる、「余白」を残して終わらせたグループもあり、無意識かもしれませんがその見せ方はとても秀逸だなと思いました。
そして何より前日よりもどのグループも発表の声が出ていて、堂々と演じてくれたのでとても素晴らしかったです。

考察
この学年は自分の意見を突き通すよりも、周りの意見に合わせる方が強い生徒がたくさんいるなという印象を受けました。特に、グループワークになると「なんでもいいよ」という声をたくさん聞き、さらに女子と男子の距離感も少し遠いように思いました。女子が引っ張っていって、男子は遠慮していたり、受け身がちになっている生徒が多かったです。
意見を持っているけどうまく伝えることのできない生徒に対して、その案を面白がるかじを切れるまで私達がサポートしてあげれば活性化できたのではないかなと反省。また、次回は思い切って女子と男子でワークを分けて雰囲気を柔らかくしするのもありなのでは。
今回私たちがサポート側で感じたことをうまく次回に繋げていければいいなと思います。