鹿野学園5年生 1回目レポート(2019年5月)

鹿野学園5年生(22人)1回目
5/30(木)3・4校時【WS】、5/31(金)3・4校時【省察&発表】

★活動目標:雰囲気が出る演技をみんなでやってみよう。
★学習目標:伝える。演じる。助け合う。(個々がイメージをもつ、他者とその共有、他者との協力の中でイメージを見る人におもしろく伝える)

進行=中島・中垣・大川・高橋・中川・赤羽
初日記録=生田・奥田・越後 2日目記録=中垣

■1日目———
5/30(木)3・4校時【WS】於プレイルーム

○表現WSって何するの?(10分)
生徒から[脱皮→カラを破る]という言葉が出た!
→去年の五年生からのウ゛ィデオレターを見た
新5年生へのエール!に励まされテンションそして集中力上げる子どもたち

○アイスブレーク(15分)
①足ジャンケン
②拍手回し(2グループ)
→余りに速くやろうととばしてしまったり
→待って居る人がトントントンと沢山拍手するのは、どれで渡ったのか解り難いのでやめたりスピードアップ!数字をいい乍ら廻してゆく。記録をとる→2グループめ、約4秒縮める。
③ワタシ・アナタ
[たわし]はダメですか?→子どもたち、たわしが可笑しくてたまらない
中島「これがなんで演劇のトレーニングだと思う?」の質問に対して、
→[アドリブ]がうまれる
→[かけ声]段々かわっていく→オリジナルの言葉にしてゆく面白みも。等

○活動に進むにあたって
・大事な事=[間違い]はない。②人の意見をよく聞く ③聞き過ぎて消極的になって意見が出ないのではく→ちゃんと意見をいう
・今日の活動の提示と、鳥劇例を見てみる。
 [深い深い海の底で餌を探してゐる蛸]→場所の特徴を加える時「さんご」と答えてくれた子の要素を生かして。
 中島「どんなふうに見えた?」
 →大川珊瑚、(はじめ珊瑚、途中から小魚などの餌をだして来る。ブクブクと泡が見えるやう)、中川ワカメ、タロー蛸。
 すごい!伝わってる、よく見てくれてる!と感動。
・お題をチームに配布。

(休憩)が、だれも離れず、どんどん話し合っていく。

○やってみる&撮影(30分)
子ども達→話し合って練習→ウ゛ィデオ撮りまで。各班で試行。
1班(中垣)アィディアふんだんに出て何も心配がない。美術も考えはじめ。
[喧嘩]水の奪い合いというシテュエィシュン。唯の喧嘩にならない。整理し勝ち負け偏らないように配分、最後はジャンケンで決まる。
はじめ撮影係だった子も、撮ったのをみんなで見てるウチに彼もやりたくなり、仲間入り。
砂漠っぽく無い、駱駝っぽく無い、という撮影係からの意見をきっかけに改善を重ねた。
2班(大川)氷の上滑るとか、既にイメージのある男子を女子うまくプロデュースして発展。(氷の割れる音)、をこれから考えてゆきたい。
3班(タロ)2人の子が主導し、後のひとたちついてゆく。場所臭い?から始めて化石やモグラ、ミミズなど地下の世界を想像。一回撮ったのを見て→モグラ二匹に、会話を加え、中島さんのアドバイスももらって、化石も動くように。アンモナイトの所が土の美味しい所。化石に驚く。考古学者のようなモグラ、ミミズを襲う、とか?次々にアィディア豊富。効果音は?とか色々
4班(中川)バンジージャンプという事で階段を使い縦長の構図に。
紐が延びる?延びてない?下に、ではなく上に延びていた。やれる男子をうまく使っていた女子。など

○リフレクションシート記入(10分)
書き方を要領よく説明するH先生、さすが。ありがとうございます。

以下、タケ感想。
夢中でシーンを考える子ども達、大変自発的。▲○○君が△▽すれば?といふ演出プラン続出
▲それを更に補足しアィディア加えてゆくフォロアー
▲それは駱駝ぢゃなく鹿にしか見えない!→何故鹿に見える(見えてしまふ)?と工夫する
▲グループワーク、身体を使ったそれの組み合わせで全体を考える班、あくまで個人にこだわり、個々の動きや関係に焦点を絞り作ってゆく班に別れる
▲休み時間、全くトイレに行かないどころか?全く休憩とらない子ども達。夢中で[遊ぶ]やうに取り組んでる▲今日はだう見てもうまく運んだ。
私は特に→明日以下の事に注目!
3年、7年生みたひ、前日の問題点が明確なの(苅宿先生曰わく[美味しひ]の)をうけ、冷静な省察を経て2日めに成功した、ある意味大変解り易ひ事例と違ってこれ程、集中して一見傷の無い(ある程度纏まって完成してゐるやうな)初日を受け→そこから2日め更にあげて行けるのか?どのやうに?どれくらい迄?個人的に大変興味津々である。

■2日目———
5/31(金)3・4校時【省察&発表】於プレイルーム
H先生による省察後、もっとやってみる。

〇全作品の動画を見て「どうだった?」(15分)
先ず昨日の動画見てみよう。一同[えぇ!?]
一班 暑い暑い砂漠
二班寒い寒い南極
三班 深い深い地面
四班 高い高い空からバンジー
どぅだった?[想像力が凄い]

〇鳥劇レポート(10分)
大川[一緒に楽しむ力が凄い][☆ノリがいい☆発言し易い雰囲気☆具体的イメージをみんなに言い☆それを良く聞き☆お互いのアィディアを取り入れより良くする[摺り合わせ]によって話展開されアドリブ次々生まれる]
タロー[乗り越え力が凄い]→そもそも地面は、想像しにくいが、視覚では無く嗅覚から入ってゆく、とか。役だけ決め兎に角やって行こうとか。
中垣[細かい工夫は、ひたすら考え、思いついた由]細かい工夫→効果音や書き割り等
中川[もっともっと力が凄い]いつの間にか配役決まっている。はじめは固く不安げだったのに夢中にやっている様。
※鳥劇レポートは、いいところを伝えたい気持ちがあふれて、話が長くなりがち。要素が多すぎると結局、残らない。気をつけよう。※

〇「どうしてうまくいったのかな?」(15分)
トイレ休憩、誰もとらなかったのは?→そもそもよく聞こえてなかった、のと他の人とらないのなら?自分もいいやと。
H先生[なんでうまくいったの?]
△子ども[やる気持ってけ]と言われたので持って来た。
※H先生が事前に「必要なのは、筆記用具とやる気です」と伝えていたとのこと。名言!
△楽しかった、面白かったから夢中でやってた
△やらされたのでなく自分たちで色々考えてやったから。アドリブ入れる余地も
△自分だけの台詞決めそこから
△足ジャンケンが楽しかったからそこからテンションが上がった
△アドリブも楽しかったけどそこが生まれる元々の台詞が良かった

〇中島レポートからの今日の活動の提示。(5分+5分)
みんなと自由に作ったのははじめてだったのに、うまくいった。
[鳥劇]の舞台写真を見せる。中川、大川、中垣、高橋等、今日ここに居る役者達が舞台では違って見える。
みんなも、普段とちょっとちがう自分を出せたのでは?
[一緒に楽しむ力][乗り越え力][細かい工夫力][もっともっと力]
今日もっとやってみよう。
鳥劇による例 [勉強しているタコ]☆動物の動き☆動かない筈のものの動きをイメージする
→三人で一匹の蛸のつもり。中垣コンパスになってその動きイメージ。

○練習(15分)
昨日は練習の延長で撮影できたので、のびのびやれていたり、撮り直しもできた。今日は一発本番で実際にみんなに見てもらう。
それに向けて、各チーム練習。前日のものをかなり変更したり、客席(見切れ)を意識したり、舞台セットを用意したりするチームもあった。

○発表(15分)
H先生による相互評価シート配布。
中島[お芝居観る時はギュッと固まって観よう!]
中川4班:[バンジージャンプ]縦長の階段ステージ。設定をかなり変更、1人二役も演じ切り、細かく劇的になっていた
タローもぐら3班:此方も縦長の階段ステージ 此方も設定をかえ台詞増やし最後はローカの方まで広がっていったがアドリブらしい
ペンギン大川班 2班:○昨日の続きが付け足されている ○氷も喋る ○ミスがあっても楽しかった
砂漠中垣班1班:此方は昨日とはガラリかえて来た。キャッチボールのシーンからカクレンボのシーン、舞台や小道具を使って→ラストシーンの団欒。人間なの?蟹でした。舞台セットの[サボテン]、工夫されてる。

○相互評価シート(10分)
お互いに他チームからの紙を、興味津々に読んでいた。

幾つかの班で終わり方がずれたり若干もめたりうまくいかなかったのは次回に向けて大変良かった。
☆昨日と較べ若干テンション低めだったのは?1~2時間めが体育で遠足?単に疲れていたからも原因だったかも?云々