鹿野学園4年生 1回目レポート(2019年6月)

2019年度・鹿野学園「表鷲科・表現ワークショップ 」4年生(35人)
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■初回:6/13(木)14(金)
★活動目標:雰囲気が出る演技をみんなでやってみよう。
★学習目標:伝える。演じる。助け合う。(個々がイメージをもつ、他者とその共有、他者との協力の中でイメージを見る人におもしろく伝える)

進行:中島・中川・中垣・大川・高橋・赤羽 記録撮影:生田・(筧・越後は初日のみ) レポート:武中
研究記録:青学LCD

■1日目———6/13(木)3・4校時【WS】10:45~11:30・11:35~12:20 欠席=1名。4校時から参加=2名。
1.自己紹介と説明   5分
表現WSで何をやっていくのか、授業の目的と目標の提示。
昨年度5年生からの「あらわし科のみりょく」についてのビデオレターを見る場面では、静かめに、真剣な様子。

2.アイスブレイク「足じゃんけん」「拍手回し」  30分
子どもたちから「体全身を使ってやる」じゃんけんを聞いたので、足だけでなく「体じゃんけん」(グーで丸くしゃがみ込む等ダイナミックな独自ルール)で、2回行う。1回目は様子を見ていた子も、2回目は入ってこれた。

グループに分かれて拍手回し。生活班1~4、5~7、8~10班。
「タケも入って!」とレポート役の鳥劇の大人のことも誘い入れてくれた。
30回をどれだけ早く回すかに挑戦。真剣ぶりがすごい。たたき方の工夫、数え方の工夫、人の配置の工夫、それぞれ作戦を立てて臨んだところ、1秒差の僅差に。
(タケ記。12秒55の好記録に気を佳くする→[1数える間に2も3も!]→そのうち他の班に11秒、さらに10秒代の好記録次々、盛り上がり→此からは10秒の壁を破ろう!)中島[此はバトンゲームだから来る前には叩かないで]→子ども達厳守→更に速くなるような様々なアィディア、工夫出る内に前述の好記録続出。中島[ここには芝居に通じる大事な事が幾つかあります]→幾つかの好解答の後更に[次に手順が解り易いように!]という答え。)

3.本題に向けての意味づけタイム  5分
大事なこと。「まちがい」はない。自分の意見を言う、人の意見を聞く。

4.本題の説明と見本   5分
次の課題を示す。「雰囲気が出る演技に挑戦~穴あき台本~」
3つのポイント。=一人ひとりがイメージをもつ、他の人と合わせる、見る人におもしろく伝える。
鳥劇例を見せる。[暗い、暗い部屋の中、薬を作っている魔女達](子ども達真剣に見入っていた。途中からの2人も合流。)
5つのお題を10班に配布。鳥劇1人で一つのお題(2班)を看取る。
暑い暑い砂漠で…/寒い寒い南極で…/暗い暗い地面の奥深くで…/高い高い空の上で…/深い深い海の底で…

※休憩・・・! どの班も休憩も早々に切り上げて、穴あきを書き始めていた。

5.練習と撮影 30分
練習中に、1回は撮影する。
1班3~4人だったので自主的に考えききあう関係になっていた。アイデアが折り合わず紛糾する班や、さっとアィディアまとめて動き始める班など様々。穴あきの埋め方が、シュールな発想やSFもあって、どれもおもしろい!
「海底」に、動きや水圧、暗さ等が全く見られないのは?→(高橋)ワンピース等漫画の影響では?
男女の溝のある班、全くなくてジャレアウ仲良しも居て様々。セリフを割り振って台本にしたり、セットを使ったり。
砂漠班は、2班が見合って、撮影するまでできた。他は見合うまでは時間が足りず。
[発表の為に小道具作って来ていいでしょうか?]という質問もあり、やりたい思いがすごい。

6.リフレクションシートの記入 15分

■2日目———6/14(金)3・4校時【省察&発表】
F先生による省察。

7.先生と子どもたちでやりとり(20分)
「自分たちのどんな力を見つけた?」グループで話し合い
出てきたいろんな力を、先生が分類。

8.鳥劇レポート(10分)
「鳥劇の人たちが見つけた力を聞いてみよう」
思いつき力/チャレンジ力/ぐいぐい力/ささっと力/でも、やる力/のめり込
み力/失敗こわがらない力/乗っかる力/おもしろがる力/こだわり力/マイワー
ルド力/真剣力/友達まきこみ力/みんなで盛り上がり力/じっくり練る練る力
/全身力/認める力

9.先生(5分)
「どうだった?」「こんな力をいろいろ使って、この後もっとやってみよう」

 ※前倒しで休憩(5分)

10.中島コメント(5分)
もっとよくなる「演劇のプロ」からのヒント
モノや動物になる/関係をつくる/理由を考える

11.練習(15分)
2班合わせてその場所を表現してみる。
1班+2班=〈砂漠〉/3班+4班=〈南極〉/5班+6班=〈地面奥深く〉/7班+8班=
〈海の底〉/9班+10班=〈空〉
すでに小道具を自分たちで用意していて、ビックリ!2チーム合体もすでに話し合って決めていた班がほとんど。

12.発表(25分)
〈場面〉チームで発表×5チーム。
見るときは10班に分かれて。相互評価シートをつけながら見る。
※相互評価シート(5枚×10班)↓
1班より〈海の底〉チームへ。2班より〈海の底〉チームへ。のように。
みんなの前での発表はきっと緊張もあったかと想像するが、恥ずかしさも、客席の存在も忘れ(笑)?、とにかく自分たちが面白がってやってくれて、発散できた様子に一安心。次のターンをどうするか、とにかく子どもたちが楽しめるよう、かつ、演劇的お題についても楽しみながらアプローチできるように考えていきたい。

13.シート交換(7分)
※1班と2班で〈砂漠〉を見る、のように。

14.ふりかえりシートについて説明(3分)
F先生が書き方を説明して解散。記入は後で。