鹿野学園4年生⑤メディアWS「〇〇に変身してみよう!」(2022年11月)

•内容
30秒の映像作品の制作。
DJI Pocket2を使い、動物や物の目線を模倣し、4人1グループにて撮影。
その際「変身カード」・「テーマカード」という2種類のカードを配布し、それらを組み合わせて、作品を制作。
撮影後、iPadにてナレーションを入れ作品の完成。
※Pocket2の台数:4人1グループで1台=8グループ
•狙い
小型カメラ(DJI Pocket2)を使った映像制作体験により、子供たちの共同性の成長を促す。

2022年11月29日(火)、30日(水) 5・6校時(13:40〜15:15)
進行:児玉龍太郎さん(映像作家) ファシリテーター:青山学院大学(北澤さん、鈴木さん)、大道さん     
撮影:中川、藤木、村上

1.アイスブレイク   15min.
2.作品作り「〇〇○に変身しよう!!」   25min.
3.データコピー/休憩   10min.
4.ナレーション収穫   10min.
5.発表   15min.
6.リフレクションシート記入   10min.

4年生、はじめてのメディアWS。みんな、新しいカメラの説明の段階から「自撮り?自撮りだー!」と声をあげ、興味津々。カメラを渡されたら早速、グループのみんなでどうやるの?と操作確認。見たことのないカメラの動きに、おおー!と歓声が上がり楽しそう。
アイスブレイクはみんな得意なジェスチャーゲーム。回転が早く、何回もまわせたチームも。男子女子関係なく、和気あいあいとやっている。
カードが配られ、そのお題に沿って映像作品を作る。「人気者のタンポポ」「寝不足の鳥」「転校生のねこ」などなど。
各チーム校庭や空き教室などに散らばり、撮影開始。
地面を這う低いヘビの目線のアングル、高い木の枝からのハチの目線のアングル、机を積み上げて陸にして、そこから海へと潜っていく人間のアングル、など「そのものの目線になってみよう!」というWSの意図をくみ、それぞれに考えて作っていました。
プレイルームに戻ってアフレコ。編集も、ファシリテーターたちにこれどうやるの?と聞きながら、チームで協力してやっていました。思い通りの作品が作れたかな?
そして、発表。寝不足の恐竜のまぶたをカメラの手前で手を上下させて表現していたり、人懐っこいハチが人間の手の平に乗る映像をリアルに撮っていたり、怖がりのヘビがしゅーっと逃げる目線のカメラワーク、など、どの作品も工夫が光っている。そしてくすっと笑えたり、こんな風に撮ったんだ!とびっくりしたり。
二日目は、まず昨日の振り返り。2チームずつでお互いの映像のアドバイスをし合う。ここはこうしたほうがいいんじゃない?と、活発に意見が飛び交う。
その段階を経て、昨日よりさらに、明らかにパワーアップした作品ができました!素晴らしい。
短時間の中で考えて、それをやってみる行動力。その勢いが映像に現れていたと思います。1年生のときから表鷲科を受けてきて、演技をすること、カメラの前に立つことに躊躇がない。アフレコも、少し笑ってしまう時もあるけれど、しっかり演技している。撮った映像をチームで見直し、やっぱりこうしたほうがいい!と撮り直したりすることも自発的にやっているのがすごい。
今回は、4年生と7年生がほぼ同じ内容のWSをやりましたが、7年生は頭脳で考え練っていく、4年生は身体でぶつかっていく、というふうに感じました。
4年生たちの、とにかく撮ってみよう!やってみよう!という気持ちがビシビシ伝わってきました。
メイン講師の児玉さん「失敗が多いのが映像のいいところ。失敗してもやりなおせる。失敗しつついろんなことにトライしてもらえたら。みんな元気に、楽しんでやってくれた。」
担任のT先生「みんな二日目は要領を得たのか、カメラワークなど本当に上手にやっていた。ダンスや演劇にはあまり興味を示さない子が、目が輝いて生き生きとやっていて良かった。」