鹿野学園4年生①「穴あき台本」(2020年5月)

「穴あき台本~暑い暑いさばくで~」
★活動目標:雰囲気が出る演技に挑戦。
★学習目標:伝える。演じる。助け合う。(個々がイメージをもつ、他者とその共有、他者との協力の中でイメージを見る人におもしろく伝える)

進行:なかしま
GF:タロ、がっきー、との、ゆかぽん、ホーリー、サブロー 記録:大川、後藤、中川

■1日目———【WS】5/26(火)3・4校時10:35~11:20・11:25~12:10
1.自己紹介と説明   10分
  4年生の表現WSでどんな人たちと出会って、どんなことをするか、授業の目的と目標の提示。

2.アイスブレイク「拍手まわし」 〈3グループ〉 15分
  全員でやり方確認→グループでやってみる→逆回しあり

3.本題に向けての意味づけ・本題の説明  15分
  大事なこと。「まちがい」はない。自分の意見を言う、人の意見を聞く。
  今日のお題=「雰囲気が出る演技に挑戦」
  鳥劇見本を見て、やることのイメージをつかむ。
  3つのポイント。=一人ひとりがイメージをもつ、他の人と合わせる、見る人におもしろく伝える。

4.どれにするか選ぶ 〈3人×7グループ〉 5分
  どのお題に挑戦するか、3人で話し合って決める。休憩。

5.話し合いから練習 〈3人×7グループ〉30分
  進まない班には、絵にしてみることを提案。どんな場所か、どんな登場人物か

6.リフレクションシートの記入 15分

■2日目———【省察・発表】5/27(水)5・6校時14:00~15:35・授業研究会15:45~16:40
7.先生による省察@4年生教室
  「いちばん心に残った活動はどれですか?」先生が場面の写真を提示、子どもたち名前マグネット。理由を発表。
  「とりげきレポート」グループワークのダイジェストやいいところを鳥劇が紹介。
  「どうすればもっと良くなるかな?」RSを先生が紹介。話し合って、発表。

8.もっとやってみる活動@プレイルーム
  劇をつくるコツを紹介。「メイキング」の様子を鳥劇がやってみる。(10分)
  7グループに分かれて練習(15分)
  ステージで発表してみる。みんなで見てみる。(20分)

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3年生までは、体を動かすこと、発散することに主眼を置いたワークショップであった。4年生になって新しく加える要素を分節化すると、(1)与えられた大きな枠に添いながら、自分たちでアイデアを考えふくらませ、(2)そのアイデアを自分たちで演技として具体化し、(3)それを観ている人に伝える、というものである。
与えた設定は単純なものであったが、なにしろ初めての創造的グループワークで、やり方がわからない児童も少なくなかったように思う。「普段受け身」という児童ばかりの班もあり、創造的に解決しなければならない課題に対して戸惑い、沈黙が長く続く光景も見られた。
今回、担任の先生により設定されたコミュニケーション的課題は、まずは自分の意見を言うこと、そしてそれがぶつかり合った場合に相互に調整を図っていくことであった。
1、2時間目のグループワークは、活発に進む班もあったが、上記の通り低調な班もあった。が、担任の先生による省察の時間の中で、自分が楽しかったことを言語化し、相互の良き影響の与え合いが映像や周囲の大人の看取りにより言語化、可視化される中で、子どもたちの中に「もっとやれる、やりたい」という気持ちがみなぎる感じがあった。
それを受けての4時間目の始めに、短いお芝居の作り方を、鳥の劇場の俳優たちが改めて具体的に紹介することで、子どもたちに取り組みやすい環境を提供してみた。最後の発表は、予想以上にうまくいった班、そうでもなかった班、いろいろであったが、初めての試みなので、みんながうまくいくわけではないのは当然である。大事なのは今回の挑戦で生まれた子どもたちの小さな発見や気づきに、周囲がどのように栄養を与えていくかだ。4年生の次回実施につないでいきたい。(中島)

先生からは「どんどんやる班もあれば、沈黙が続く班もあり、見学も多くプレッシャーも感じたと思う。そんな中で、今回は、鳥劇の人が入らず、自分たちだけでやってみる!というむずかしいことに挑戦していた。よく逃げなかった。自分の思いを出す、ということが苦手な子たちも、少しずつできるようになっていくことを期待しています」という感想をいただいた。
授業研究会では、ブロックごとに先生方とグループ討議に参加できたのも貴重な体験だった。
次に会う4年生たちにとって、おもしろがってつい一歩踏み出してしまうようなWSを考えていきたい。(たろ)