鹿野学園3年生 2回目レポート(2019年12月)

■2019年12月12(木)13(金)3・4校時 @流沙川学舎プレイルーム
学習目標:グループで話し合う。理由を明確にして伝えたいことを表現する。
活動目標:楽しく表現する。いろいろな組み合わせと発見を楽しんでみる。

★事前準備のカードは、国語「ようすをくわしく表そう」学習と関連して、こどもたちがつくってくれた。


+++++++1日目+++++++
1.ゲーム
「ダルマさんの日常」2グループ 2回くらい 15分
 お題:ごはん食べた、ハミガキした、勉強した、ねた、
    ものすごいたくさんご飯たべた、大笑いした、ものすごくゆっくり走った、など。
 →やる方も、見る方も楽しんでくれた。

「あるくあるくチェンジ 2」みんなで 15分
室内を歩き回る。ものの名前を言い合図し、合図で歩き回っている人はそのものになる。
お題は、2回 ものの名前、その後 形容詞がついたものの名前になる。
今回は終わり2回ほど、何人かでひとつのものになるお題を出す。グループ分けのため。
最後のお題は、5人でひとつの何か、人数調整で大人4人入る。
お題:えんぴつ、木、くま、たこ、やさしいくま、げんきなブタ、ちいさいゾウなど。
       二人で木、3人でリンゴ、5人でわになるなど。
 →複数でやる活動の方が、やりやすい、おもしろがる子もいる。

休憩

2.ワーク
「博士の大発明」 ゲームでわけたグループ 5人4グループ
ことばを書いたカードを用意する。ことばは、ものの名前や様子が書かれている。
カードのことばを組み合わせて、見たことのない新しいものを考え出す。
はじめに、カードで遊んでみる。例を出す。むちゃくちゃな組み合わせでもいいということを伝える。

袋か箱を用意して、くじ引きのようにカードを選べるようにする。
2枚選んで、おかしなことばの組み合わせを楽しむ。10分

次に、ことばの組み合わせをグループで2つ考える。どんなものかも考えてみる。 15分

アイデアをまとめて発表する。A3の紙にひとつずつまとめる。絵もあっていい。 15分

3.リフレクションシート 10分

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K先生との打ち合わせ~メイキングの様子とRS言葉の豊かさ~
「このクラスはまとまりがいい一方、言い合いを控えたり、変わったアイデアは流されたりすることがある。変なこともおもしろがることを通して、3年生のうちに、一人一人が思いを出せる体験をさせてあげたい。」と事前に伺っていたので、動画やレポートもそこを焦点に共有する。
↓RSいろいろ↓
「〈うんがいい ヒヨコ〉がえらばれてよかった」
「くじびきでKさんが 〈足が速い タピオカ〉をひいたのがおもしろかった」
「1回1回ひいていくと くみあわせるこごばがおもしろくて たくさんアイデアがうかんだ!!」
「ほかのはんがかんがえた〈おもしろそうな マイネームペン〉がとてもおもしろかった」
「すごいはつ明ができた」
「とてもおもしろい言葉ができた。ふつうの言葉を足しただけでおもしろい。」
「はんのどれもがよくて なかなかきまらない」
「いつもは発表はそんなしないけど 今日はさい後 大きな声で発表をがんばった。」
「きこえなかったとか じがちいさいといわれたのがとてもいやだった(男子)」
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+++++++2日目+++++++
1.K先生による省察
 笑顔ラッシュ→心に残ってる場面に名前マグネット→くわしく教えて?→グループメイキング(鳥劇レポート)→子どもたちから、よかったところや思ったこと、発表。
 ・タロ班:仲のいい男子チーム、いいアイデアがたくさん出る。Yリーダー「下品なのはダメ!」、途中から離れがちなYu、しかしYuのツボがあるらしく、反応をうかがうみんな。
 ・ごっちゃん班:女子チーム、どんどんしゃべっていてすごい。ごっちゃん追い付けず、いつのまにか決まってた!
 ・れなぞう班:ふつうなものはイヤ!おもしろさへのこだわりがすごい。
 ・サブ班:どれもよくて、選べず。←★この班を中心に掘り下げていく。

 「話し合いがうまくいかなかった」
  →話し合いをスムーズに進めるためにはどうすればいいだろう? みんなで考えてみよう。
 「ゆずりあう」「いいと思うものをキープ」「聞こえるように言うと伝わる」「ほかの人の意見も聞く」「多数決」「多数決でいいと、みんなが決めたならいい」「意見を言えない人がいるかも」「自分がいいと思うものが選ばれない」などなど。

 どれかを正解とするのではなく、この時間でみんなが出していたキーワード「聞く」に印をつける先生。
 次の活動に向けて、手がかりをみつけてエンジンがかかった様子の3年生!

2.「博士の大発明」で考えたものを劇で発表する。
ものを見つけた場面を考えて劇にし発表する。鳥劇例も。
発明の瞬間や、発明したものが動いたり生きているところの感動をみんなに伝える。

 前日決まらなかったチームは、エンジンかかりまくりで2作品発表!ホワイトボードを使うチームや、セリフを工夫するチーム、鳥劇大人入れずに自分たちだけでやってみるチーム、がんばりどころが様々ですばらしかった。