鹿野学園3年生 1回目レポート(2019年5月)

鹿野学園3年生(21人)1回目
5/23(木)3・4校時【WS】=欠席1名。
5/24(金)3・4校時【省察&発表】=欠席1名。

★活動目標:楽しく表現する。キャラクターや組み合わせを考えたり、見つけたりする。
★学習目標:グループで話し合う。理由を明確にして伝えたいことを表現する。

進行=中垣・後藤・高橋・赤羽・越後
初日記録=奥田・筧 2日目記録=中川

■1日目———
5/23(木)3・4校時
〇あいさつと鳥劇紹介(5分)
〇「モモおに」(発散、周りを見る)(10分)
[オギャアオギャア]は恥ずかしくて嫌そう。アレンジ[エーンエーン]桃[パカッ!]は云ってくれてた。
1、2年と違って→「走らない」よりも「捕まりたくない」意識が高い[コーンの外に出る子もいた]
後藤[助けるの忘れて逃げる子も]サブ[鬼が解らないからだよ]
→鬼ごっこ系ではビブスを借りよう。

〇「あるくあるくチェンジ」(周りを見る、表現、関係性)(10分)
お題が出され、合図でそれになってみる。慣れてきたら、お題を二つにして、どちらかになってもらう。
「花とチョウチョ」動きもできたら、関係してみる。
よくやってくれた。こんなに表現豊かになるのか~と感心。

〇「合体チェンジ」(周りを見る、表現、協力)(10分)
歩き回る。合図があったら、指示された人数で一つのものをつくる。最後はみんなで一つのものになってみてもいい。
合体チェンジの方更に表現豊かにやってくれた。
「川に流されてゆく桃」を延々演じてた2人組。
4人で桃になる中、2人が桃の葉っぱに。なるほど!。
自分で[象]に踏まれさうな蟹の恐怖を一人芝居で演じた子!
「車椅子のお婆さん」「寝たきりのお婆さん」よく思いつくな~。
2人・三人一組の鮫(口を開けた鮫、鮫の群れの中泳ぐ人、なども。

※休憩※

〇ワークの説明と小芝居。(5分)
『桃太郎』をもとに、お供の3人を新しく考える。
〇ワーク「昔話メンバーチェンジ」(話し合い、協力、アイデア)(15分)
4チーム(5~6人ずつ)に分かれる。
選んだメンバーとその理由をグループで考える。
5人に対して3つの答えを決めていくので、戸惑う子もある中、「どうする?」「みんなで決めよう」「〇〇くんはどれがいい?」など、まずは話し合おうとする姿勢がすばらしい。一方、思った事を直ぐいいたい年頃。思いつくアイデアを大人に「聞いて聞いて!」状態になることも。

〇発表の準備。(5分)
〇発表(15分)
あくまで動物でスッキリまとめるグループ、鳥劇例を取り入れるグループ、動物にこだわらず「幽霊」なども思いつくグループ、新動物を発明するグループ、さまざま。理由も上手に考えられていてすばらしい。一方、「発表」ということに苦手意識が高そう。発表の役割分担がまとまらないまま順番が来てしまったグループは、なかなか始められなかったため、「早く早く」コールを受けてしまう。
発表した新動物に対し、「そんなんずるい!」の声も。お互いの情報を見ていて、探りあっている。他のグループよりいいものを出したい!という情熱とこだわりがすごい。

〇リフレクションシート記入。(5分)

■2日目———
5/24(金)【3校時】先生による省察@3年生教室。

笑顔ラッシュや楽しかったことのふりかえり、鳥劇レポートなどの後、最後に「そんなんずるい!」の検証。
本当にずるいのか?最初から卑怯な併せ業を狙ったのではなく→みんなの意見を大事にし、双方をたてた中での妥協案だった。双方大事にすることは悪いことなのか?と、先生から提起。子どもたち聞き入っていた。
どういうときに楽しかったか、今日もっと楽しくなるためにどうしたらいいか、子どもたちが発言し、先生が板書していく。
豊かな省察の時間に立ち会えて、感動。

5/24(金)【4校時】発表@プレイルーム
〇「合体チェンジ」(5分)
〇ワーク「なりきり発表」(20分)
前日のワークの発表を、キャラクターになりきって発表する。
発表見本(子どもたちが動物になりきり、鳥劇が鬼役でセリフで解説する形)を見た後、練習開始。
4チームともやる気がすごい。「こんな攻撃をしよう」「じゃあこんな動きはどう?」とアイデアを付け加えたり、2人組で動物になりきってみたり。

〇発表。(15分)
2人組で動物を演じるグループ、杖で攻撃するお爺さん、動物を何役もやるグループ、稽古の時加わりたがらなかったのに本番では目の覚めるような鯱の演技で場内を魅了する子、音声係(擬音)やらもいた。他にも様々な工夫随所に満載。
あえてセリフなしの発表にしてみたが、やりやすかったのでは。三年生の一回めなので先ずはこういう形で、段階を刻もう。
先ず最初拍手が無いと(ギャラリー、観る準備出来ないと)始まらないのも、見る側の意識づけに良かった。

兎に角,昨日のリベンジどころか踏み台にしてステップアップしたたかに前向きな良い発表に結び付けた先生の手腕、見事に応えた子ども達、すばらしかった。次回が楽しみに!