鹿野学園3年生①「むかしばなしメンバーチェンジ」(2021年6月)

活動目標:いろんなアイデアを面白がってみよう
ねらい:意見をきいて共有し話し合う、 イメージの共有


2021年6月14日(月),15日(火) 3,4校時(10:35~12:10)
進行:がっきー GF:ごっちゃん、ホーリー、ゆかぽん、もっちー 撮影:よまる、みわわー
1日目(6/14)
1.鳥の劇場あいさつなど〈みんなで〉 5min
2.ゲーム1 〈みんなで〉 15min
[あるくあるくチェンジ]スペースを歩き回って指示されたものになってみる
3.ワークの説明  5min
桃太郎があらたな冒険の旅に出発。連れていくお供の3匹の生き物を考えよう!
4.ワーク1 〈個人〉 5min
[アイデアを考える]各自で、3匹のお供の生き物を考えて紙に書く
5.ワーク2 〈グループ〉 15min
[組み合わせを考える]個人で考えた生き物のアイデアをもちより、グループでいろんな‘3匹の組み合わせ’を考える
休憩 5min
6.ワークの説明  2min
7.ワーク3 〈グループ〉 10min
[組み合わせを選ぶ]いろんな組み合わせのポーズをとってみる。いい組み合わせをひとつ選ぶ
8.発表の見本  2min
9.発表 〈みんなで〉 16min
選んだ組み合わせのポーズを、グループごとに発表する
10.リフレクションシート記入 15min

11.(翌日)省察 45min

12.ウォームアップ
 [ポーズチェンジ] 8min
13.ワークの説明 2min
14.ワーク2
  [桃太郎・お供の生き物に性格をつける。年齢でも良い] 10min
15.発表 〈みんなで〉 20min
   選んだ組み合わせに性格をつけたポーズを、グループごとに発表する
16.感想の発表 5min

21年度最初の3年生WSです。
今回は発表で生き物のポーズをやってみるので、ゲームはあるくあるくチェンジ。
この学級は、自由度が高めな印象。
お題に対するポースのバリエーションも豊富で、恥ずかしがらずにやってくれる人が多いです。
大きくやる人もいれば自分の世界でやる人もいたり、表現が多様だったので、
ゆっくりお互いの表現を見ることができても面白かったかなと思います。

桃太郎のお供の3匹を新たに選んでみよう!のワークなので、まずはなんで桃太郎が新たにお供を探さなければならなくなったのか!?の短い劇をみてもらいました。
みなさん温かい目でちゃんとみてくれて、すんなりワークに突入。
まずは一人一人3匹ずつ書いてもらったのですが、この段階で結構グループで、ああだからこうだからと話が弾んでいました。
海・空・陸とジャンルを分けて生き物をあげる人、人のアイデアにいいねと乗っかり書いてみる人、恐竜博士モードの人など‥

組み合わせを考えるグループワークになってからは、グループごとで決め方が様々なのが面白かったです。
ポジションごとに(例えば乗せてくれる生き物とか)じっくり話し合ってみんなで決めていくグループ、絵でイメージを共有して楽しむグループ、個人の紙をグループで回してみるグループ、一人一人組み合わせを書いていってたくさん組み合わせをつくるグループなど。
グループワークを見ていると、推し進める人、みんなをとりもったり、フォローする人、面白がる人‥、どれも大事だなあと思わされます。そして上手だなと思います。
自分の意見を通したい人ももちろんいますが、最終的には他の人のアイデアに目を向けられるようになっていました。
決めていく過程で、そんなに揉めないのもこの学級の特徴かもしれません。
共有する力とか、お互いのアイデアを認める力があるのでしょうか?

後半少し長かったので、集中が続きにくいこともあったかもしれませんが、グループでのポーズの発表も何班かが積極的にやってくれて良かったです。

1日目の先生との振り返りでは、最初のゲームがそんなにはっちゃけることもなくみんなできていて良かった。見本の劇をみせられたのが良かった。最初に個人で3匹考えるのが、理由をつけてちゃんと考えられていた。グループ活動はもう少しトラブルが起きるかと思ったが、折り合いをつけつつ話し合いができていた。と感想をいただきました。

2日目の先生の省察では、振り返り動画を見て、グループで昨日の話し合いがうまくいったのはなんでだろうを話し合い、グループを見ていた鳥劇の感想を伝えました。

2日目は選んだ生き物に性格、状態、年齢などをつけてグループで発表。
キャラクター決めの時間が10分しかなかったのですが、それはそれで集中につながっていたように思います。
ほとんどの班が新しい組み合わせになり、面白い特徴などをつけており、学級の自由さがよく出たバラエティーに富んだ発表になりました。
昨日の発表でイメージが付いているのか、1日目に恥ずかしがっていた人が思い切ってやれていたり、見方も集中していてリアクションが多かったので良かったです。

いい意味で人は人、個人の意見を否定しない雰囲気がこの学級の自由さにつながっているのかなと思いました。