鹿野学園2年生①②「インタビューリレー」(2021年6月)

活動目標:集中して楽しく活動しよう
ねらい:表現を受けとめてもらう

2021年6月16日(水),17日(木)3校時(10:35~11:20)
進行:がっきー GF:ごっちゃん、ホーリー、ゆかぽん、もっちー 撮影:おくさん、みわわー
1日目(6/16)
1.ウォームアップ〈みんなで〉 10min
[自己紹介]
[あいさつがえし]言われたあいさつをよく聞いて同じあいさつを返す。次に言われた言葉をよく聞いて同じ言葉を返す
2.ゲーム1 〈みんなで〉 15min
[あるくあるくチェンジ]スペースを歩き回って指示されたものになってみる
3.ゲーム2 〈グループ〉 5min
[みえないボールまわし]円になってみえないボールを次々と渡すフリをする
4.ゲーム3 〈グループ〉 10min
[インタビューリレー]紙で簡単なマイクを作る。テーマの質問をとなりの人に聞いてリレーのように次々答えていく
5.リフレクションシート記入 10min

(翌日)「もっとやってみる活動」
6.ふりかえり 10min
昨日の映像を見る/鳥劇からの感想
7.ゲーム4 〈みんなで〉 5min
[ポーズチェンジ]指示されたものになってみる
8.ゲーム5 〈みんなで〉 15min
[リズムみえないボールまわし]円になる。リズムに合わせてみえないボールを次々と渡すフリをする
9.ゲーム6 〈グループ〉 15min
[インタビューリレー2]テーマの質問を隣の人に聞いて、リレーのように次々答えていく。質問は自分で考える。思いつかない場合は質問例から質問する。(質問例:面白かった夢、嬉しかったこと、嫌いな食べもの、私が嬉しくなること言って、変な顔して、元気ですか?)

今年の1月から約5ヶ月ぶりの表現ワークショップ。少し雰囲気が変わってパワーアップしているような。勢いがある感じがしました。子供の5ヶ月は大きいですね。

2年生1回目のワークショップは1年生からの発展というところや、まわりに表現を受けとめてもらうという狙いから、インタビューリレーをしています。
昨年度1年生の時にやったことがある、あるくあるくチェンジやボール回しも、思い出してもらい、より集中して、より表現できればと思っています。

あるくあるくチェンジは、楽器の音が1回なら止まる、2回ならしゃがむ、3回は変なポーズ。というなかなか集中が必要なゲームでしたが、みんな元気いっぱいやってくれました。やりたくなくて離れたりする人がいなかったのが良かったです。

見えないボール回しは、元気いっぱいゆえの脱線が多く、ボールをぶつけたり割ったりする方向になる人もいたので、受ける、渡すの意図を、丁寧に見本で見せる方が良かったかもしれません。でも、友達が割ってしまったボールを復活させて回してくれる人や、ファシリテーターが鳴らすリズムに上手に乗って回している人も見られました。

インタビューリレーは昨年やってみて良かったので、マイク工作から。
簡単な工作なのですが、何を作るか伝えずに説明しながら作っていくので、何ができるのかなのワクワクもあったり。
少し時間が押してしまったため、作ったマイクでグループについている大人に何か一つ質問をする、時間がまだあれば大人が子供に質問をするに変更。
子供同士の質問のやりとりが少なくなってしまったので、時間配分は反省点です。

その日は担任の先生がずっと動画を撮っておられ、その後の1時間は振り返りにされたそうです。表現が苦手な人も体を動かせてよかった。面白かったし、楽しかったと先生から感想をいただきました。子供たちも嬉しいので、明日は先生も是非ご一緒にとお誘いすると、快く引き受けてくださりありがたく思いました。

2日目
振り返り動画を見て、鳥劇の大人たちが短い感想を伝えました。
今日は昨日の反省を踏まえて、ゲームごとに見本を見てもらいました。
ポーズチェンジのお題は、花、優しいクマ、こわいクマ、木がだんだん大きくなるなど。
花で枯れている人がいたり、優しいクマがみなさん優しそうに表現できているのに感心しました。

見えないボール回しをみんなで大きな円になってやったのですが、1日目より集中してやってくれているように感じました。ボールを他の形に変える人も多かったのですが、棒に伸ばしていく所作が上手だったり、2人飛ばして飛んできたボールを、順番の人に渡しなおしたりファインプレーも。落ち着いてのびのびできたので、リズムをつけなくても良さそうでした。

インタビューリレーは隣の人に質問を考えてインタビューです。
何を聞かれるか分かっていないのは、大人でもちょっとドキドキします。
なので、質問される人もする人も、昨日より恥ずかしがる場面はありました。
でも、答えるのは苦手だけど、よく質問してくれたり、グループについている大人が質問していくのを楽しそうに聞いていたり、逆にこれ質問して!とリクエストしてみたり。変顔をまわしてみたり。アイスの味を聞くと、学校味!と答えていたり。
思い思いの質問、リクエスト、答えで遊んでくれているのが良かったです。
(終わりがけ、生徒のみなさんからホーリーダンスしてー!とリクエストがあり、ホーリーコールの中ホーリーがダンス!終わったら数名の子が手作りマイクでインタビューに走り寄っていました。楽しんでくれて何よりです。)

全体的に2日目に落ち着いて取り組んでくれたのが印象的でした。
先生もゲームから参加してくださり、生徒のみなさんも嬉しかったのではないかなと思います。先生に全体を看取っていただくことが多い表現ワークショップですが、学級の雰囲気によっては、先生も参加していただく形もいいなあという感触でした。