鹿野学園1年生 2018年6月レポート

鹿野学園1年生  6/4(月)・6/5(火) 3・4限 10:45〜12:00
★活動目標:「ゲームをみんなで楽しんでやる、いろいろやってみる」
★学習目標:「みんなでやると楽しいことに気づく」

【WS】 6/4
◉ファシリテーター(進行役):中垣(ぴょん吉)、藤岡
○アシスタント:中川、村上、後藤、國石
○撮影:赤羽、生田、浜田

子供に馴染みやすいキャラクターとして中垣扮する「白兎のぴょん吉」を投入。
だが、ねらいが外れて怖がってしまう生徒もいた。

①集まってポン 【10分】
お題:1回目好きな果物・2回目好きな色
【ルール】
・お題に対する答えを自分だけで決め、答えが同じ人同士で集まって座る。
・座る時に「ポン!」という。(お題:1回目好きな果物・2回目好きな色)
・ 他に同じ答えの人がいない場合 、一人だけでも正解。

【ふりかえり】
・生徒は元気いっぱいに声を出して自分が何が好きかを言い合う。
・声は大きいが互いにしっかり聞き合っている。
・一人で自分の考えを貫く「シングル」がたくさん出た。
・一方、2回目は談合(「同じ答えを言って集まろう」)を行っている場面もあった。

②足ジャンケンKING 【10分】
【ルール】
・いろんな人と足ジャンケンをする(2回連続同じ人とは×)
・トータル3回勝ったら、勝ち抜け
・最後の1組の勝負がついたら終了
・ジャンケンキング、最後に残った人、讃える

【ふりかえり】
・さすがに1年生、元気いっぱいに足ジャンケンをする。
・相手を見つけられない生徒も多く、大人がいっしょに相手を探す場面も…。
・最後まで残ってじゃんけんをしていた生徒が落ち込んでいたが、
 終わりに「ジャンケンキング」として皆に褒められたことが嬉しかった様子。
・「ジャンケンキング」をほめるとき、生徒たちは大きな拍手でほめる事ができた。

【5分休憩】

③だるまさんがころんだ 【25分】
生徒を2チームに分け、片方のチームはもう一つのチームがやっているところを見る。やるチームはその場でお題の動きをする。
① 1チーム…いつものだるまさん
② 2チーム…日常の動作 例:だるまさんが歯磨きした
③ 1チーム…日常の動作
④ 全員…動物になる 例:だるまさんがぞうになった

【ふりかえり】
・やっているチームは大きく動作をし、見ている人にわかりやすくおこなった。
・みているチームは動作を見て笑ったり、動作のマネをしたり、と集中してみていた。

何より早くやりたくてうずうずしていた様子。
・1人だけ、だるまさんをやるよりもみているほうが楽しい生徒(Aさん)がいた。
・「だるまさんがころんだ」はだれもが知っていると考えて選んだが、中には知らない生徒もいた。

④猛獣狩り 【20分】
進行役が言ったことを、生徒達にも復唱してもらう。
「もうじゅうがりにいこうよ!」
「もうじゅうなんてこわくない!」
「だって鉄砲持ってるもん!」「槍だって持ってるもん!」
「あ!」「あ!」 「◯○(動物の名前)!」
進行役が言った、動物の名前の文字数で集まる。

集まったら座る(例:ライオン→4文字なので4人) 人数で集まれなかったら、その場で走ってにげる。
・最初は集まるだけ
・集まって1人ずつ動物になる(カバ)

【ふりかえり】
・生徒たちは残っている者がいないか、周りを見て探していた。
・一人でいると「おいで!」と声をかけるチームも。
・ぴょん吉による「逃げる見本」が面白かったらしく、
 積極的に集まらずに逃げる生徒もいた。
・カバになるとき恥ずかしそうにしている子もいた。
・Aさんも先生といっしょにカバになることができた。

【省察】 6/5
ファシリテーター:中垣・藤岡
映像・記録撮影:生田

この日は、他学年のWSが重なっており、アシスタント無しのWSとなった。
代わりに、この日いない人たちからの手紙を作成し生徒たちに向けて読む。
生徒たちも納得していた様子。
また、前日休んでいた生徒の一人(B君)がこの日は出席しており、初参加。
休んでいたB君にもわかるような「ふり返り」をする事が、この日の目標のひとつになった。

○笑顔ラッシュ
・友だちや自分の写真が出ると笑いだし、テンションがあがる。
・全体的に喜んでいた印象。

○どんなゲームがあったか生徒に聞く
・写真を交えながら、生徒にどんなゲームがあったか、
どこが面白かったかを聞いた。
・生徒たちは自分の面白かったところが言え、
さらにどんなゲームがあったか伝えることもできた。

○省察後、この日やりたいゲームを決める(前日のゲームの中から決める)
・ふり返りが丁寧に行われた事で、B君もやりたいゲームを選ぶ事ができた。
・多数決で「だるまさんがころんだ」に決定。(B君もこのゲームを選んでいた。)

○もう一度「だるまさんがころんだ」をやってみよう
・いきなり日常の動作から入り、昨日よりも元気いっぱいできた。
・この日は生徒たちも鬼をやる事に!(お題が浮かばず、待つ事も…)
・だるまさんを見るだけだったAさんが「鬼をやりたい」。
他の友達と一緒に鬼ができた。

【全体ふり返り】
にぎやかで元気のいいクラス。
だが、楽しくなりすぎると指示が聞こえない事もしばしば。
先生方が日常的にやっている、「話を聞くときのルール」を取り入れていきたい。
何事も楽しんで取り組める生徒が多い。自分のペースで参加する生徒もいた。
省察後のゲームでは、鬼のお題を待つ時間が多かった。
待ちきれない生徒もいたが、しっかり待つ生徒もいた。
説明が難しいところもあったため、簡単に伝えられる説明を考えていきたい。